コツさえつかめば住み心地◎
SNSで見かけるおしゃれな団地のインテリア。そんな投稿写真にあこがれて、「いつかは古い物件に住んでみたい!」と思っている方もいることでしょう。夢はふくらむばかりですよね。しかし、築浅の物件にくらべ、古い物件は住み方にコツが必要。そのコツをおさえたうえで、はじめて快適に暮らすことができるんです。そういった暮らし方が自分に合っているかを見極めるために、まずは賃貸に住んでみるのもいいかもしれません。
買ってしまえばリノベーションで解決できる問題も、賃貸では自分の工夫で乗り切るしかないのです。それが楽しめるかどうかは、重要な判断材料になるでしょう。こればかりは、住んでみないとわかりません。今回は、入居前に知っておいてほしい、古い賃貸に住むためのコツをお伝えしていきます。古い物件に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
買ってしまえばリノベーションで解決できる問題も、賃貸では自分の工夫で乗り切るしかないのです。それが楽しめるかどうかは、重要な判断材料になるでしょう。こればかりは、住んでみないとわかりません。今回は、入居前に知っておいてほしい、古い賃貸に住むためのコツをお伝えしていきます。古い物件に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
「古い賃貸」で起きがちなトラブル
湿気がたまりやすい
団地をふくむ集合住宅は、一軒家にくらべて気密性が高いもの。そのため、湿気がたまりやすい傾向にあります。さらに古い物件となれば、過去に住んでいた方たちの暮らし方によって、カビが生えやすい状態になっているケースも。古い物件に住むためには、湿気対策とカビ対策は欠かせないポイントです。
天井や壁など、築浅の物件では生えないようなところにカビが生えることも。隅々をよく観察しながら住むことで、一早くカビに気づくことができます。カビを見つけたらすぐに除去して、今後生えないようにするための対策が必要になります。
天井や壁など、築浅の物件では生えないようなところにカビが生えることも。隅々をよく観察しながら住むことで、一早くカビに気づくことができます。カビを見つけたらすぐに除去して、今後生えないようにするための対策が必要になります。
においやすい
古い物件では、排水管も古い状態であることが多いでしょう。そのため、排水管が詰まりやすかったり、排水口から不快なにおいがしたりといったトラブルが起きやすくなっています。どちらも放っておくと生活に支障をきたしてしまうため、早めに対策をとるようにしましょう。
狭い
出典:unsplash.com
築浅の物件にくらべ、古い賃貸ではトイレが狭いことがよくあります。最新のトイレの3分の2~半分の広さと考えていいでしょう。この狭さを落ち着くと感じるか、圧迫されていると感じるかは、人によって違うようです。しかしトイレの狭さは、工夫次第である程度は解決することができますよ。
低い
出典:unsplash.com
「天井の高さ」「キッチンの高さ」が、思ったより低いと感じるかもしれません。昔の平均身長に合わせてつくられているためでしょう。天井が低くてくつろげなかったり、キッチンが低くて腰を痛めてしまったりといったトラブルは“致命的”です。そうならないために、低いと感じた時点で“できる対策”はないかと検討する姿勢が大切。内見のときにも、しっかりと確認しておきたいポイントです。
「古い賃貸」の住み方のコツ
カビ予防は“こまめな掃除”と“家具選び”で
古い賃貸でとくに気をつけたいのが“カビ”。カビを予防するためには、こまめな掃除が欠かせません。カビは、湿気とホコリが大好物。こまめな掃除で湿気とホコリをためないよう心がけましょう。ホコリは“目立たないところにも”たまりますし、そういったところには湿気もたまりがちです。見えるところだけでなく、目立たないところもしっかり掃除しましょう。
また、カビを予防するためには、家具の選び方も重要です。カビは、湿気のたまっているところに生えやすいもの。そこで、家具には通気性のよさが必要です。棚類なら背板のないもの、ソファやテレビ台なら脚つきのものを選ぶのがおすすめです。さらに、家具の置き方にもひと工夫。壁際に置くときは、壁にピッタリくっつけないこと。空気の通り道をつくるイメージで、すこし離して置きましょう。フロアワイパーの幅に合わせてスペースを空ければ、掃除もしやすくなりますよ。
また、カビを予防するためには、家具の選び方も重要です。カビは、湿気のたまっているところに生えやすいもの。そこで、家具には通気性のよさが必要です。棚類なら背板のないもの、ソファやテレビ台なら脚つきのものを選ぶのがおすすめです。さらに、家具の置き方にもひと工夫。壁際に置くときは、壁にピッタリくっつけないこと。空気の通り道をつくるイメージで、すこし離して置きましょう。フロアワイパーの幅に合わせてスペースを空ければ、掃除もしやすくなりますよ。
心地よい香りは“アロマグッズ”と“排水口ケア”で
古い賃貸には、独特のにおいがするケースもあります。部屋自体のにおいや、排水管からあがってくるにおいなど、“心地よい”とは思えないこともあるでしょう。そんなときは、2つのアイテムを使って対策をとりましょう。
1つはアロマグッズ。なかでも、香りを拡散させることのできる“ディフューザー”がおすすめ。電気をつかって蒸気を出すタイプや、電気を使わずにオイルをスティックに染み込ませるタイプなどがあります。部屋中にしっかりと行きわたらせ、部屋のにおいを自分好みに変えてしまいましょう。
もう1つは、排水口のケアアイテムです。多かれ少なかれ、古い排水口は“におう”傾向にあります。キッチン、お風呂、洗面所と3箇所もありますので、においがひどくなると大変です。定期的にケアすることで、においのもとを断ちましょう。
1つはアロマグッズ。なかでも、香りを拡散させることのできる“ディフューザー”がおすすめ。電気をつかって蒸気を出すタイプや、電気を使わずにオイルをスティックに染み込ませるタイプなどがあります。部屋中にしっかりと行きわたらせ、部屋のにおいを自分好みに変えてしまいましょう。
もう1つは、排水口のケアアイテムです。多かれ少なかれ、古い排水口は“におう”傾向にあります。キッチン、お風呂、洗面所と3箇所もありますので、においがひどくなると大変です。定期的にケアすることで、においのもとを断ちましょう。
狭いトイレには“浮かせる収納”と“最低限のストック”を
狭いトイレには、床にものを置かないことが重要です。できるだけ床を広く使えるようにし、使用時に不便さを感じないようにしたいところ。そこでおすすめなのが、浮かせる収納です。つっぱり棒などをつかった収納アイテムで、必要なものを収納しましょう。
また、トイレには、あまりものを持ち込まないことも大切。限られた収納スペースには、必要最低限のものだけを置くようにします。ストックも同様で、トイレットペーパーのストックは1個あれば充分です。残りはトイレ以外の場所に保管して、トイレ内のストックがなくなったら補充するようにしましょう。
また、トイレには、あまりものを持ち込まないことも大切。限られた収納スペースには、必要最低限のものだけを置くようにします。ストックも同様で、トイレットペーパーのストックは1個あれば充分です。残りはトイレ以外の場所に保管して、トイレ内のストックがなくなったら補充するようにしましょう。
低さ問題には“低い家具”と“厚いまな板”を
天井が低い場合には、家具を低いものでそろえ、低い生活スタイルを取り入れるのがおすすめ。ソファーもテーブルもなるべく低いものを選びましょう。“座ったときの腰から天井まで”をできるだけ高くすることで、天井の低さが気にならなくなるはずです。低い家具は部屋を広く見せる効果もありますので、ゆったりとした空間づくりにもつながりますよ。
キッチンの高さが低い場合には、まな板をできるだけ厚いものにしましょう。そのぶんだけ作業台の高さを上げることができます。まな板じゃ足りないという場合は、まな板を2枚重ねるなどの工夫も可能。まな板が2枚あれば、食材別で使い分けることもできるため、なにかと便利ですよ。
キッチンの高さが低い場合には、まな板をできるだけ厚いものにしましょう。そのぶんだけ作業台の高さを上げることができます。まな板じゃ足りないという場合は、まな板を2枚重ねるなどの工夫も可能。まな板が2枚あれば、食材別で使い分けることもできるため、なにかと便利ですよ。
押し入れには“除湿”と“引き出し収納”を
古い賃貸ならではの“押し入れ”。部屋のわりには押し入れが広いというケースもあり、お得感があります。せっかくの収納スペースだからと、はりきってものを詰め込みそうになりますが、そこはちょっと待ってください。押し入れは、湿気がとくにたまりやすい場所です。そんなところに無防備にものを詰め込んでしまえば、あっという間にカビの餌食になってしまうかも。
押し入れ収納の基本は、ものを空気にさらさないことです。「衣類なら引き出し収納」「そのほかはボックス収納」がおすすめです。フタがついた容器に入れることで、ものをホコリから守ることができます。合わせて湿気対策もマスト。「押し入れの隅に除湿剤を置く」「押し入れのフスマは左右とも少し開けておく」などが有効です。ホコリと湿気対策によって、カビが生えるリスクもグッと下がります。また収納グッズを置くときは、家具と同様に壁から少し離して空気の通り道をつくっておきましょう。
押し入れ収納の基本は、ものを空気にさらさないことです。「衣類なら引き出し収納」「そのほかはボックス収納」がおすすめです。フタがついた容器に入れることで、ものをホコリから守ることができます。合わせて湿気対策もマスト。「押し入れの隅に除湿剤を置く」「押し入れのフスマは左右とも少し開けておく」などが有効です。ホコリと湿気対策によって、カビが生えるリスクもグッと下がります。また収納グッズを置くときは、家具と同様に壁から少し離して空気の通り道をつくっておきましょう。
「古い賃貸」4つの長所
レトロな雰囲気が味わえる
レトロな雰囲気は、古い賃貸の大きな魅力です。レトロな家具や雑貨がバッチリ似合いますし、オリジナリティも出しやすいでしょう。また、シンプルなものとの相性もいいため、幅広い好みに対応することができます。築浅の物件では出せない“味のある空間”に仕上げるのも素敵ですね。
工夫するのが楽しくなる
築浅の物件にくらべ、収納や生活動線といった設備面に多少不便さを感じることも。しかし、それを工夫で解決するプロセスは、やればやるほど楽しくなっていくものです。さらに工夫がうまくいけば、“暮らしやすさ”も“工夫するスキル”もアップすることができますよ。
気持ちに余裕ができる
出典:unsplash.com
家賃の割に広いのが、古い賃貸の長所の1つ。無理のない家賃と広い空間は、住む人の気持ちに余裕をもたらしてくれるでしょう。コツをつかんで古さとうまく付き合っていけば、「ずっと住み続けたい」と思える最高のお部屋にできるかもしれませんね。
掃除上手になる
古い賃貸で気持ちよく暮らすには、掃除が欠かせません。築浅の物件に住んでいる人よりも、掃除の回数が多くなることも。掃除を頻繁にしていると、掃除のスキルは自然に上がっていくものです。「ここが汚れやすい」「ここは外せない」など、目の付け所も養われていくことでしょう。古い賃貸に住むと、いつのまにか掃除上手になれてしまいますよ。
“部屋を育てる”を楽しむ暮らし
出典:unsplash.com
古い賃貸は、はっきり言って手がかかります。しかし、手がかかるからこそ、理想の空間ができたときの喜びは大きなものに。そして、その気持ちよさをキープしようと、掃除や片付けを欠かささずやるようにも。この好循環がうまれる頃には、引越したくなくなるほど素敵なお部屋になっていることでしょう。
反対に、面倒がって手をかけないでいると、見るも無残な状態になってしまうことも…。住み方によって、快適さが大きく変わるのが古い賃貸。同じ住むなら心地よいお部屋になるよう、”育てるような気持ち”をもって暮らしていけたら素敵ですね。
反対に、面倒がって手をかけないでいると、見るも無残な状態になってしまうことも…。住み方によって、快適さが大きく変わるのが古い賃貸。同じ住むなら心地よいお部屋になるよう、”育てるような気持ち”をもって暮らしていけたら素敵ですね。
素敵な画像のご協力、ありがとうございました。
厚いまな板で作業台を2cm程度は高くしたいところ。見た目もよければ、なおいいですね。