お部屋に“ホテルの心地良さ”をプラス
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今のお部屋に満足していますか?「家具や雑貨で自分好みに仕上げても、なにか物足りない気がする…。」「もっとくつろげる空間にしたいけど、どうすればいいかわからない…。」そんなモヤモヤを解決するヒントは、ホテルの客室にあるかもしれません。
ホテルの客室には、心地良さのエッセンスが詰まっています。テイストはそのままに、ホテルのエッセンスを取り入れることで、自分のお部屋をもっと心地良くて“好きだ”と思える空間にする。そのための考え方やテクニックを、ぜひお部屋づくりの参考にしてみてください。
ホテルの客室には、心地良さのエッセンスが詰まっています。テイストはそのままに、ホテルのエッセンスを取り入れることで、自分のお部屋をもっと心地良くて“好きだ”と思える空間にする。そのための考え方やテクニックを、ぜひお部屋づくりの参考にしてみてください。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
“ホテルの心地良さ"の理由
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ロビーの雰囲気、スタッフの対応、部屋のしつらえ…。ホテルはどうしてあんなに、心地良い気分にさせてくれるのでしょうか?それは、すべてが「ゲストをもてなすため」につくられているからです。ゲストに喜んでもらって気に入ってもらうために、「ゲストをもてなす」のです。
シンプルな理由ですが、そのマインドがいたる所に散りばめられているおかげで、私たちゲストは心地良さを感じることができます。「目には見えない“おもてなしマインド”を見えるかたちにする」。この考えが徹底されているほど、良いホテルといえるでしょう。
シンプルな理由ですが、そのマインドがいたる所に散りばめられているおかげで、私たちゲストは心地良さを感じることができます。「目には見えない“おもてなしマインド”を見えるかたちにする」。この考えが徹底されているほど、良いホテルといえるでしょう。
「自分をもてなす」感覚をもつ
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“ホテルの心地良さの理由”がわかったところで、それをどうやって自分のお部屋に取り入れるのか?まずは、「自分をもてなす」感覚をもってみることです。自分をゲストだと思って、「どう“おもてなし”しようか?」と考えるのです。そういった「おもてなしマインド」をもったうえで、自分のお部屋を見回してみてください。何が足りていて何が足りていないのかが、少しずつわかってくるはずです。
足りていない部分がわかったら、これからご紹介するテクニックやアイテムを参考に、ぜひワンランクアップしたお部屋づくりに挑戦してみてください。
足りていない部分がわかったら、これからご紹介するテクニックやアイテムを参考に、ぜひワンランクアップしたお部屋づくりに挑戦してみてください。
お部屋を“ワンランクアップさせる”5つのテクニック
向きをそろえる
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洗面所やお風呂にならべた複数のボトル類。それらの「ラベルの向き」「ノズルの向き」を、すべて同じ向きにそろえましょう。見やすさ、使いやすさを考えると、正面を向けるのがベストです。同じ空間にレバータイプの蛇口があれば、そのレバーも一緒に正面を向けましょう。統一感がうまれ、空間が一気に整います。
このテクニックは、同じ種類ものが複数ある場合に有効なので、たたんだタオルやハンガーの向き、ソファーの上のクッションなどにも使うことができますよ。
このテクニックは、同じ種類ものが複数ある場合に有効なので、たたんだタオルやハンガーの向き、ソファーの上のクッションなどにも使うことができますよ。
定位置を決める
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ホテルの客室に置いてあるものには、クッションから綿棒にいたるまで、すべて定位置が決められています。その定位置は、ゲストが心地良さを感じることを目的に決められているのです。また、定位置を決めることで、客室清掃のときに簡単にリセットすることもできます。
ものの定位置を決めるだけで、「心地良さを感じる配置」と「片付いた状態」の2つが維持しやすくなるんですね。定位置を決める作業はすこし面倒ですが、心地良いお部屋でくつろぐことを想像しながらやってみると、楽しく取り組めるかもしれませんね。
ものの定位置を決めるだけで、「心地良さを感じる配置」と「片付いた状態」の2つが維持しやすくなるんですね。定位置を決める作業はすこし面倒ですが、心地良いお部屋でくつろぐことを想像しながらやってみると、楽しく取り組めるかもしれませんね。
余白をつくる
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ホテルの客室には、意図的に余白がつくられています。インテリアを洗練させるために取り入れられているという側面もありますが、ゲストのメンタルにあたえる影響も考えられているようです。
余白は、目に入ってくる情報をゼロにしてくれるので、考えごとをストップしたり、緊張をほぐしたりといった、「頭を休憩させること」に一役買ってくれます。「見えるところにものを置き過ぎない」「できるだけまとめて配置する」などの工夫をこらして、一箇所だけでも余白をつくってみませんか?
余白は、目に入ってくる情報をゼロにしてくれるので、考えごとをストップしたり、緊張をほぐしたりといった、「頭を休憩させること」に一役買ってくれます。「見えるところにものを置き過ぎない」「できるだけまとめて配置する」などの工夫をこらして、一箇所だけでも余白をつくってみませんか?
金属のパーツを光らせる
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バスルームの蛇口、トイレの水栓レバーやペーパーホルダー。ホテルでは、金属のパーツがどれもピカッと光っていますよね。それだけで、なんだかリッチな気分になったり、歓迎されている気分になれるもの。
金属のパーツが光っているのは、毎日磨かれているからなんです。それも、特殊な洗剤を使っているわけではなく、乾拭きをしているだけ。ついた水滴・ついた指紋を残さないように「こまめに乾拭きするだけ」で、光った状態をキープすることができますよ。
ご自宅で乾拭きするときは、マイクロファイバーを使うのがおすすめですが、古くなったタオルなどでも充分です。汚れがひどい場合は、初回だけ洗剤で汚れを落としてから、毎日の乾拭きに移りましょう。
金属のパーツが光っているのは、毎日磨かれているからなんです。それも、特殊な洗剤を使っているわけではなく、乾拭きをしているだけ。ついた水滴・ついた指紋を残さないように「こまめに乾拭きするだけ」で、光った状態をキープすることができますよ。
ご自宅で乾拭きするときは、マイクロファイバーを使うのがおすすめですが、古くなったタオルなどでも充分です。汚れがひどい場合は、初回だけ洗剤で汚れを落としてから、毎日の乾拭きに移りましょう。
ベッドメイクをする
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ホテルの客室の主役といえば、ベッドではないでしょうか?ふんわりした枕に、シワひとつないシーツ。美しく整えられたベッドは、見ているだけでも癒されるほど。そんなホテルのベッドをお部屋で再現するためには、ベッドメイクをする必要があります。ベッドメイクといっても、道具も必要なければ、難しいテクニックも必要ありません。ちょっとしたコツさえつかめば、無理なく続けることができますよ。
シーツの整え方
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シーツの整え方の基本は、とにかく引っ張ってシワを伸ばすこと。起きた直後やシーツを交換するときに、意識してやってみてください。コツは、すこし強めに引っ張ることです。ピーンと張ったシワのないシーツの上に寝るのは、気持ちが良いものですよね。
枕の整え方
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ホテルに多い羽毛タイプの枕。ふんわりさせるコツは、枕の中央部分を手のひらで「パン!」と一回たたくことです。それによって、偏っていた羽毛が均等に広がり、きれいな形に戻すことができます。枕カバーをつけるときは、四隅まで枕がしっかり入るように、枕の角に注意して入れましょう。また、枕をヘッドボードに立て掛けることで、より美しく見せることができますよ。
掛け布団の整え方
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枕とおなじく、ホテルでは羽毛タイプの掛け布団もよく見かけます。羽毛布団を美しく見せるためには、次の方法がおすすめです。
1,羽毛布団のどこか一辺を両手でつかんで軽く上下に振り、なかの羽毛の偏りを戻す
2,羽毛布団をつかんだまま上に持ち上げ、フワッと浮かせる
3,羽毛布団をサッと引っ張って落とし、そのまま裾を下に向かってピッと引っ張る。四隅すべてを引っ張るのがベター。
羽毛布団とシーツのあいだに空気を入れたうえで、すそを引っ張って空気を閉じこめるイメージです。そうすることでメリハリが出てふんわり感がアップしますよ。ただし、力を入れ過ぎて手首や肘を痛めないように気をつけてくださいね。
1,羽毛布団のどこか一辺を両手でつかんで軽く上下に振り、なかの羽毛の偏りを戻す
2,羽毛布団をつかんだまま上に持ち上げ、フワッと浮かせる
3,羽毛布団をサッと引っ張って落とし、そのまま裾を下に向かってピッと引っ張る。四隅すべてを引っ張るのがベター。
羽毛布団とシーツのあいだに空気を入れたうえで、すそを引っ張って空気を閉じこめるイメージです。そうすることでメリハリが出てふんわり感がアップしますよ。ただし、力を入れ過ぎて手首や肘を痛めないように気をつけてくださいね。
“さらにランクアップさせてくれる”4つのアイテム
スリッパ
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ホテルではおなじみのスリッパですが、お部屋で履いているという方は意外と少ないようです。反対に、「自分では履かないけど来客用のスリッパは用意している」という方は、めずらしくないのではないでしょうか?来客用のスリッパを用意する目的は、そのゲストを「もてなす」こと。ということは、自分でスリッパを履けば、自分をもてなすこともできるわけです。
スリッパのやわらかい履き心地は、疲れた足を癒してくれるでしょう。また寒い季節には、床の冷たさから足を守る役割も。自分好みのスリッパを選べば、お部屋のテイストをくずしません。また、季節に合わせてスリッパを変えてみると、より快適に過ごせるのではないでしょうか?
スリッパのやわらかい履き心地は、疲れた足を癒してくれるでしょう。また寒い季節には、床の冷たさから足を守る役割も。自分好みのスリッパを選べば、お部屋のテイストをくずしません。また、季節に合わせてスリッパを変えてみると、より快適に過ごせるのではないでしょうか?
上質なタオル
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普段、どんなタオルを使っていますか?引き出しの中に一番良いタオルを眠らせていませんか?タオルは直接肌に当てて使うため、品質がわかりやすいアイテムです。だからこそ、ホテルではタオルの品質にもこだわっているのです。フワフワのタオルは、拭くたびに幸せな気持ちにしてくれます。拭いて気持ちいいと思えるタオルを、ぜひ普段使いしてみてください。毎日使うものだからこそ、ダイレクトに違いを感じられるはずです。
パジャマ
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パジャマは快適に眠ることを目的に作られた服です。だからといって、みんながみんなパジャマを着て眠っているわけではないですよね。起きているときの服装には気をつかうけど、寝るときはどんな格好でもかまわない。パジャマを着る習慣のないほとんどの方は、こういった考えを持っているのかもしれません。
人生の三分の一ともいわれている大切な睡眠時間。部屋着で寝ることもできるけど、“もっと快適に眠るために”あえてパジャマを着る。そういった自分への心配りが、自分をもてなすということではないでしょうか?
人生の三分の一ともいわれている大切な睡眠時間。部屋着で寝ることもできるけど、“もっと快適に眠るために”あえてパジャマを着る。そういった自分への心配りが、自分をもてなすということではないでしょうか?
ナイトテーブル
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ナイトテーブルは、ベッドの横に置く小さなテーブルのこと。眼鏡やスマートフォン、読みかけの本など、ちょっとしたものを一時的に置くにはピッタリのアイテムです。そういったものはもちろん枕の横に置くこともできますが、その分寝るスペースが狭くなってしまいます。ベッドの上にのっていいのは自分だけです。ナイトテーブルで寝るスペースを最大限に確保して、一日がんばった自分をしっかり休ませてあげましょう。
自分を大切にしたくなる空間に
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ホテルはゲストであるあなたを大切に扱ってくれます。同じように、ワンランクアップさせたお部屋もあなたのことを大切に扱ってくれるのです。
自分を大切にしてくれる空間にいると、「自分はもてなされていい存在なんだ」「大切にすべき存在なんだ」ということに気づき、自然と自分のことを大切にしたくなるものです。またそんなお部屋に対して、もっと大切にしたいという気持ちをもつのも自然なこと。
自分とお部屋のあいだに“大切にし合う関係性”が築けたらもう大丈夫。あなたはその状態を、無理なく維持することができるようになるはずです。そして今よりももっと心地良い気持ちで、充実した毎日が過ごせるのではないでしょうか?
自分を大切にしてくれる空間にいると、「自分はもてなされていい存在なんだ」「大切にすべき存在なんだ」ということに気づき、自然と自分のことを大切にしたくなるものです。またそんなお部屋に対して、もっと大切にしたいという気持ちをもつのも自然なこと。
自分とお部屋のあいだに“大切にし合う関係性”が築けたらもう大丈夫。あなたはその状態を、無理なく維持することができるようになるはずです。そして今よりももっと心地良い気持ちで、充実した毎日が過ごせるのではないでしょうか?