スムーズな動線、広々空間…ゆったりできる「LDK」にしたい!
出典: 最近の間取りとして多く見られる「LDK」。キッチン・ダイニング・リビングがひとつの空間にあり、解放感があります。
家族みんなの主な生活スペースですが、色々な機能を同じ空間に持たせているため、レイアウトによって居心地や使い勝手が変わってきます。
スペースの使い方や家具の置き方にもバリエーションが増えて、なかなかしっくりこないという方も多いのではないでしょうか。
出典: そこで、今回は住まいの中でも多い間取りである「縦長LDK」と「横長LDK」を広々と使える家具レイアウトのアイデアをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
出典: 「縦長リビング」とは、キッチン・ダイニング・リビングのそれぞれのスペースが、縦に並んでいる間取りのこと。リビングに面してバルコニーがあるのが一般的です。
最近のマンションは、リビングスペースの横にさらに洋室が面している間取りも多いようです。リビングと洋室は、主に引き戸で仕切られており、引き戸を開け放つと広々としたリビングとしても使えます。
出典: 使いやすい縦長リビングを目指すには、ダイニング~リビングスペースとなる長い壁面を有効に活用することが大切。
壁に沿って収納家具や家電・ソファを置き、その反対側の壁をベランダからキッチンまでの動線として確保しましょう。
ソファやシェルフが通路に侵入しているとスムーズに移動できなかったり、家族ですれ違うことができずストレスが溜まりやすくなります。
家事動線を重視…ダイニングテーブルをキッチンに寄せる
出典: ダイニングテーブルをキッチンカウンター寄りに配置すると、料理の配膳や片付けがスムーズになります。
また、テーブルを寄せた分、リビング側にまとまった空間が生まれます。
こちらのお宅は、夫婦ふたり暮らしのリビングダイニング。テーブルは大きすぎないものを選び、ゆとりを生み出しています。また、大きな姿見を置くこともポイント。鏡に映る景色により、広々とした印象になります。
出典: ダイニングテーブルを窓際に設置しているレイアウトです。縦に長く、コンパクトなリビングにお住まいの方はぜひ参考にしてみてください!
このお部屋には掃き出し窓がないため、リビングとダイニングを入れ替え。
ダイニングテーブルから、窓の外の景色が見え、自然光を感じられるため、解放感のある食事スペースに。眠たい日も、気持ち良く朝食がとれそうですね。
出典: マンションに多いのが、リビングの隣に洋室のある間取りです。こちらのお宅では、隣の部屋を仕事部屋として使用しています。仕事中は引き戸を閉めて集中できる空間に。そのほかの時間帯は開け放ち、広いリビングに見せることもできます。
リビングから見えない位置に、収納力のある背の高い本棚が置いてあるので、圧迫感を感じることはありません。扉の開閉の邪魔にもならず、動線もきちんと確保されています。
出典: こちらは、リビング横の引き戸を開放して子ども部屋にしたアイデア。戸をすべて開け放つことで、横長のリビングダイニングのように使っています。
まだ小さなお子さんがいるご家庭では、広々とした遊びの空間を作ってあげたいと思うことも多いはず。ダイニングからもリビングからも、お子さんの姿が見えるので安心感もあります。
このレイアウトだと、小学生に上がってからも、リビング学習に移行しやすそうですね。
出典: マンションや少し狭めのLDKにお住まいの方は、リビングとダイニングを無理に分けずに、空間と家具を兼用にするという選択肢もあります。
出典: ダイニングテーブルとリビングスペースのテーブルを兼用すると、空間に余裕が生まれゆったりとした印象になります。
リビングダイニングに十分なスペースがないときは、ダイニングの機能をリビングに持ち込んで、空間を広く使うのが断然おすすめです!
出典: ダイニングとリビングを兼用して使う場合、ダイニングテーブルのセットを部屋の真ん中に配置すると圧迫感が増してしまいます。
リビングに解放感を出したいのなら、ローテーブルがおすすめです。こちらの部屋で使っているローテーブルは、それまで活躍していたダイニングテーブルの足を外して、ローテーブルにDIYしたものなんだとか。
リビングに広々としたローテーブルを置けば、くつろぐのも食事もこれだけでOK◎
出典: こちらは、ソファにこだわったというリビング。ダイニングテーブルを省いた分、三人がけの大きめのソファを置いても、こんなに広々とした空間になります。ゆったりと座れるので、家族のリラックススペースにぴったりです。
リビングとダイニングが縦に並ぶ縦型リビング。そんな特徴を生かした、広く見えて&使い勝手のよいレイアウトのアイディアをご紹介します。
出典: 一方の壁面いっぱいに収納として活用。壁に収納をまとめて、部屋の真ん中の空間を広く使いましょう。
オープンラックにすることで圧迫感をおさえ、お気に入りのオブジェなどを散りばめることで、ディスプレイスペースとしても楽しめます。
出典: 背の高いカップボードやキャビネットを並べて置くと、窮屈に感じてしまいそう…という方は、ウォールシェルフを組み合わせるのがおすすめです。
必要なところに必要な棚を設置できる利便性はもちろん、適度な抜け感が出せるので、ゆったり感と遊び心を感じる楽しい空間になります。
出典: 窓が多いのはうれしいことですが、家具の配置を考えると悩ましい一面も。
こちらのお部屋では、ディアウォールを巧みに使い、キッチンカウンターとテレビ台を兼ねた収納棚をDIY。窓が多くて家具の配置が難しい場合は、ディアウォールなど、自在に設置できるアイテムを利用すれば、空間に合わせた収納スペースを確保することができます。
出典: キッチンカウンターがダイニング側に出っ張っている場合は、カウンター下を活用するだけでも収納力が格段にアップします。
こちらのご家庭では、オープンラックにして見える収納にしています。ものはあまり詰め込まずにスッキリと、ディスプレイするような感覚で使っていますね。
出典: こちらは、キッチンカウンター下にDIYでピッタリに作った棚を活用した収納アイディア。ところどころ引き出しやかごを利用して、さりげなく目隠ししています。
リビングには家族みんなで使うものが集まりやすいため、ものが増えやすく、ごちゃごちゃしやすい場所でもあります。カウンター下に、細々としたものをたくさん収納したい方は、目隠しできる扉付きのキャビネットなどを設置してみてもいいかもしれませんね。
出典: これまでは、カウンターキッチンのアイディアをご紹介してきましたが、キッチンが壁付けの間取りもありますよね。
リビングからキッチンが丸見えだと、なんだかくつろげないもの。できれば気持ちの切り替えの面からも区切りたいですよね。そんなときにおすすめのが、ラックでゆるやかに間仕切るアイデア。
収納も兼ねられるので、一石二鳥!特に、リビング側に背板があるものを置くとよりスッキリとした印象になります。
カゴを引き出しとして使うと、両面から出し入れできて便利です。
出典: 横長LDは、家具の配置ひとつでリビングとダイニングを仕切ったり、ひとつの空間としてまとまりをもたせたりと、自由度が高いのが魅力です。しかし、自由度が高いために家具配置に迷ったり、窓が広いためにワイドな家具が置けなくて収納に悩んだりすることも多いでしょう。
出典: 「横長LDK」を心地よい空間にするためには、はじめに「一体感のある空間にしたいのか」「リビングとダイニングを分けてメリハリをつけたいのか」を明確にしましょう。そのうえで、家具のレイアウトを考えると理想の部屋をイメージしやすくなります。
「横長LDK」は、キッチンの目の前にダイニングスペースがあり、その隣にリビングスペースがある間取りを指します。壁一面に窓がある造りが多く、部屋全体に光が届きやすくて明るいのが魅力です。
出典: 「横長LDK」を心地よい空間にするためには、はじめに「一体感のある空間にしたいのか」「リビングとダイニングを分けてメリハリをつけたいのか」を明確にしましょう。そのうえで、家具のレイアウトを考えると理想の部屋をイメージしやすくなります。
出典: 食事スペースと、くつろぎのスペースをしっかり分けて生活したいという方におすすめなのが、リビングとダイニングを家具をうまく使って区切る方法です。2つの空間がわかりやすく分けられていることで、オンオフが切り替えやすくなります。
出典: ソファの背もたれをダイニングに向けて置くと、視覚的に空間を分けることができます。
ソファに腰掛けた状態からはキッチンやダイニングが見えないので、リビングがよりリラックスできる空間になるでしょう。
間仕切りのためのパーテーションや家具を増やさずに済むので、思い立ったらすぐに試せるレイアウトです。また、家具を増やさない=床面積を保ったまま部屋を仕切ることができるので、窮屈感が少ないというメリットもあります。
出典: 「横長LDK」は、キッチンから部屋を横に見渡せます。そのため、背の高い家具で仕切っても、家具と真正面に向き合うことがなく、圧迫感を感じにくいといえます。
収納を増やしつつ、部屋を仕切りたい方は収納家具を利用して区切るのもいいでしょう。ディアウォールで壁面収納を兼ねた間仕切りをDIYしても素敵です。
出典: ダイニングとリビングを収納家具で仕切る場合、空間が狭くなってしまうときは、ダイニングテーブルを壁面にくっつけてリビングから一番遠い場所に設置。
リビングとダイニングの間に空間が生まれるので、広く使うことができます。
出典: リビングとダイニングを大きなひとつの部屋として、レイアウトを考える方法もあります。部屋をできるだけ広く使いたい方や、お子さんがまだ小さくて、いつでも目の届くところで遊ばせたい方におすすめ。
そのほかにも「テレビを見ながら食事をとりたい」「食事の時間が異なる家族とも一緒に団らんしたい」など、ダイニングでも家族を感じながらリラックスして過ごしたい家庭にぴったりのレイアウトです。
出典: リビングにいる人とダイニングにいる人の距離が縮まるレイアウトがご希望なら、ソファをダイニングに向けて配置してみてはいかがでしょう。家族が多いご家庭の団らんスタイルにもおすすめですね。
ソファを壁に沿わせているので、中央に大きな空間ができて、みんなで広々と使えます。
出典: ソファをダイニングに向けて配置すると、テレビを置く場所に困りますよね。窓側にテレビを置いてもいいのですが、逆光で画面が見えにくいことも。
せっかくソファからダイニングが見えるレイアウトにしているのですから、こんな思い切った配置もアリ!
ソファからテレビまでが遠くなってしまうので、テレビの位置をやや高めにするなど、見やすい位置を探してみて。
出典: 「横長LDK」のメリットは、一面に大きな窓があり、部屋全体が明るいこと。ソファを窓に向けると、開放感が増して気持ちよく過ごせます。
お庭があるお宅や、見晴らしの良い場所にお住まいの方にもピッタリの家具配置ですね。外の景色を楽しみながら、ゆっくりとした時間の流れを楽しんで。
出典: 「横長LDK」のお部屋では、広々とした印象の空間にして、一面の窓の解放感を活かしたいですよね。
それなら、ダイニング側の壁面に収納家具を置くのはいかがでしょうか。
こちらのお宅は、作り付けの収納スペースですが、こんなふうに背の高い家具を配置しても圧迫感を感じません。家族みんなが欲しいものをすぐに取り出せるように、扉はいつも開けて使っているそう。
出典: リビング側の壁全面に大型の収納を増やす方法も。
窓を避けるようにして家具をおけば、作り付けのクローゼットのようにも使えますね。
大型の家具を買うのは勇気がいりますが、オープンラック+布で目隠しするアイデアは、気軽にお試しできそうですね。
こちらのお部屋では、アクセントクロスにも見える白黒のストライプの布をかけています。
出典: 部屋を広く見せたいと思えば思うほど、背の低い家具を揃えたくなりがち。しかし、「横長LDK」だと窓が大きい分、幅のある家具を置きにくいですよね。
ロータイプの家具ばかりでは収納力が落ちてしまいます。そこで、ぜひ取り入れたいのが、テレビ上のデッドスペースを使うアイデア。部屋の収納力が格段にアップします。インテリアの好きな方なら趣味の飾り棚としても使っても楽しそうですよね。
出典: 今回は、くつろぎ空間としてのリビングのあり方に注目し、誰もがリラックスしやすい広々とした空間作りにおすすめの家具レイアウトのアイディアをご紹介しました。
生活にメリハリをつけたい方、いつでも家族の存在を感じていたい方など、理想の住まいの形はそれぞれ異なります。ご家庭のライフスタイルやライフステージに合わせた、居心地のよいリビングを目指してみてくださいね。
使いやすい縦長リビングを目指すには、ダイニング~リビングスペースとなる長い壁面を有効に活用することが大切。
壁に沿って収納家具や家電・ソファを置き、その反対側の壁をベランダからキッチンまでの動線として確保しましょう。
ソファやシェルフが通路に侵入しているとスムーズに移動できなかったり、家族ですれ違うことができずストレスが溜まりやすくなります。