また、両手がふさがっているなどドアの開閉が難しいときにも開けやすく、開けたままでキープできることもメリットです。

スライドドアを間仕切りとして使うアイデアも人気。その日の気分やシーンによって大空間にすることも、個室をつくることもできます。

LDKなど大空間の一部にスライドドアを取り入れ、用途に合わせて仕切れば、気軽にキッズスペースや趣味部屋などをつくることもできます。

リビングと寝室が隣接している場合、来客時にはベッドを隠しておきたいという方も多いのではないでしょうか。

スライドドアを設置すれば、ドアを閉めるだけで見せたくないものをさっと隠すことができます。慌てて片付ける必要がなく便利ですね。

奥行きのある間取りの場合、引き戸で仕切ってしまうと窓からの光が届かない部屋が出てきてしまうことも…

そんなときには、ガラス戸にすれば圧迫感を軽減でき開放感のある空間づくりが叶います。

天井までの高さがある大きなキッチン収納。こちらのお宅では、スライドドアを取り付けたストレージが、食器や食材のストックを収納するパントリー代わりになっているのだとか。

白い空間に、ウッド調のスライドドアが空間のアクセントになっています。床に近い色や素材感を選べば、すっきりとまとまりのある洗練されたインテリアに仕上がりますよ。

クローゼットの扉にも、スライドドアを。前後に場所を取らないので、寝室など限られた空間にも取り入れやすいのではないでしょうか。

スライドドアのレールにほこりが溜まりやすい…などの心配があるなら、「吊り戸」にするアイデアも。通常のスライドドアよりもコストはかかりますが、床に窪みができないため見た目もすっきりと美しく仕上がります。

マンションなどでは、間取りによって窓のない部屋ができることもありますね。奥の部屋をできるだけ暗くしたくない、という場合は、こちらのお宅のようにシースルーのスライドドアを取り入れるのがおすすめです。

暮らしやすさを考えるとき、建具の「開閉」部分は意外に盲点になるもの。また、住まいはライフスタイルに変化によって使い方も変わるため、「フレキシブルに仕切れる」ことにも注目したいですね。

スライドドアは、間仕切りや目隠しなど、用途に合わせてお部屋を変えられるのがメリットです。あなたもぜひ、住まいづくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。