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趣のある和のインテリアグリーンとして、日本だけでなく海外でも人気の高い苔玉。盆栽のような風情がありながら気軽に取り入れやすく、自由なアレンジが可能なのも人気の理由です。
出典: 苔玉は、植物の根を土で丸く包み、周りに苔を貼り付けて固定したもの。ホームセンターや園芸店でも販売されていますが、ワークショップが開催されていたり、初心者でも簡単に作れることから注目を集めています。手入れも簡単で、現代の暮らしに合ったインテリアといえそうです。
和風・洋風・ハンギングなどいろいろなスタイルで楽しめる
出典: 苔玉は、和の美として愉しむこともできますし、また洋の植物を植えてモダンでおしゃれに楽しむことも。組み合わせる器によっても雰囲気ががらりと変わります。また、場所を取らないハンギングタイプの苔玉も人気。無限の広がりを持つ小宇宙に遊んでみましょう。
①苔玉にする苗木(ミニ観葉植物や桜・松・もみじなど)
苔玉にする苗木は、テーブルヤシやガジュマルなどのミニ観葉植物でもいいですし、桜・もみじ・松などの盆栽用の苗木でもOKです。できあがりをイメージしながら好みのものを選びましょう。なお、すべての材料はホームセンターなどで購入できますが、ネット通販を利用すると手軽です。
こちらは、3合ポットに入ったミニ観葉植物のテーブルヤシの苗木です。シンプルで南国ムードもあり、いろいろなお部屋に合いそうですね。
(観葉植物)ヤシ テーブルヤシ 3号(1ポット)
863円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
②苔・用土(ケト土・赤玉土など)・糸・ハサミ・手袋など
出典: 苔玉の苔は管理がしやすいハイゴケおすすめ。用土は、ケト土・赤玉土などを用意します。糸は、目立たない黒の木綿糸や麻ひもを。自然素材の糸は、やがて溶けてナチュラルな仕上がりに。そのほか、ボウル・手袋・ハサミなどを準備しましょう。
こちらは、通販で手軽に買える「ハイゴケ」。苔の中では最もポピュラーで育てやすいです。特に苔玉作り初心者の方におすすめ。
【ハイゴケ 22×14パック入り】苔玉 テラリウムなどに
420円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
出典: このほか、こだわって選びたいのが、器(皿)。苔玉は、形や質感、色合いで季節感を表現できるのも素敵です。植物とのバランスはもちろん、アジアンテイストや和モダンなどお部屋のテイストに合わせて選んでみましょう。
こちらは、丸みのあるぽってりとした三つ足付きの受け皿。苔玉を包み込むようなフォルムが味わい深く、美しく引き立ててくれそうです。
苔玉を自分流に飾る【苔玉器(三つ足灰器)】
1,100円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
苔を水に浸けて水分を吸わせておきます。霧吹きでたっぷりとしめらせてもOKです。
まず、ケト土と赤玉土を水を加えてよく練ります。ケト土は粘土質なので、赤玉土などを混ぜることで空気や水が入り、根腐れしにくくなります。赤玉土がつぶれて耳たぶくらいの柔らかさになったらOKです。
苔玉にする苗木の根を、土を落としてきれいにします。その根をSTEP1で用意した苔玉の土で包み、丸く整えます。このときに緩効性の元肥を入れるのもいいようです。
苔玉の土の周りに苔を貼り付けます。土が見えなくなるように全体的に苔で覆うようにしましょう。その後、苔がはがれないように糸で固定。糸は、縦横いろいろな方向に10~15回ほどきつめに巻いていきます。
苔玉ができたら、2~3分水に浸けて吸わせ、あとは器にのせたらできあがり。苔玉の周りに石を置くと安定するようです。
こちらには、基本的な苔玉の作り方が動画で分かりやすく紹介されています。ぜひ参考にしてみてください。
こちらの作り方は、丸い容器に前もって苔と土を敷いてから苗木の根をくるむことできれいな丸型に仕上げています。器の丸みを生かした、初心者にもおすすめの方法です。
こちらは、吊るすタイプの苔玉。乾燥した水苔を水で戻し、土は使わず直接苗木の根に巻いていきます(水苔は保水性が高く、植え込み材料としてよく使われます)。そして、麻ひもで苔が見えないほどぐるぐると巻いて、最後にひもをよって吊るす部分を作ります。
初めての方は、材料や説明書がセットになったキットを活用するのもいいですね。一式そろっていますので、ひとつ買い忘れたなんてこともありません。価格もお手頃ですので、ぜひいかがですか?
こちらは、白長寿梅(ポット苗)、苔(ハイゴケ)、用土(ケト土など)、糸(テグス)、手袋などがセットになった苔玉キット。届いたらすぐに苔玉作りが始められます。
苔玉キット 苗つき 白長寿梅
1,980円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
出典: 基本的には、霧吹きで水をかけるだけの簡単なお世話で大丈夫。乾燥しすぎると水を与えてもはじいてしまうので、苔が乾いてきたら霧吹きで水分をあげましょう。季節でいうと、春・秋は週2~3回、盛夏は毎日、晩秋・冬は週1回程度の水やりでいいようです。なお、室内は乾燥しやすいので水やりの回数を少し増やすなど調整しましょう。
出典: ただ、それだけでは苔玉の中まで水が届いていない場合があります。芯まで水を浸透させる方法は、苔玉を持って軽いと感じたら、バケツなどに苔玉を沈めて数分間そのままに。苔玉の中からぷくぷくと泡が出てきますので、それがおさまったら引き上げます。
出典: 苔玉は室内の蒸れに弱いので、本来は室外の明るい日陰や半日陰に置くのが理想的。基本的には室外に置き、ときどき室内にも飾るという感覚で育てるのがいいようです。室内に移したら、日当たりや風通しのよい場所に置きます。直射日光は避け、部屋を換気をすることも大切ですね。
出典: 苔に肥料は必要ありませんが、中の植物を育てるには必要になる場合も。与えすぎると根腐れを起こしますので、かなり薄めの液体肥料などを1~2週間に1回ほど与える程度に。また、肥料を必要としない植物を植えるのもおすすめです。
出典: 植物が育って、根を張る場所がなくなると根づまりを起こして枯れる原因になります。そこで、2~3年に1回は苔玉の植え替えをしましょう。植え替えの時期は、植物の生育がさかんな春がおすすめです。
出典: 室内の風通しのよくない場所などに置くと、カビが生えやすいようです。また、水のやりすぎや水はけの悪さにもご用心。カビは、予防が一番。風通しのよいところに置き、直射日光が当たらない程度に日に当てたり、またときには乾燥気味にするのもいいようです。
出典: もし、白いカビを発見したら、木酢液をかなり薄めてティッシュなどにふくませ、カビを取り除きます。苔に木酢液がつかないように注意しましょう。
出典: コバエなどが発生する場合は、根腐れを起こしている可能性があります。その場合は、一度苔玉をばらして根腐れしている部分を切り取り、新しい土に植えましょう。
出典: 苔玉が茶色くなるのは、まずは生育環境が悪さが考えられます。水を与えすぎないように気をつけ、風通しのいい場所に置いたり、2~3日に1回日光に当てるようにします。なお、休眠期に入って茶色くなる場合もありますので、その際は適度に水やりをすれば、春にまた復活します。
出典: 苔玉の寿命は2~3年ほどだとか。その後は、苔玉を作り替えたり、盆栽などにして楽しむこともできるそうです。
インテリアにすぐに取り入れたい方のために、通販で人気の苔玉を色々とご紹介します。苔玉作りのイメージとしても参考になりそうです。
桜(旭山桜)の苔玉・黒備前小器・敷石セット|みどり屋 和草(にこぐさ)
日本らしい情緒にあふれた桜の苔玉を、和食器や敷石とセットで!
桜の苔玉は、とても人気ですね。こちらの旭山桜は八重咲きで、3月に薄いピンク色の花がたくさん咲きます。簡単なお手入れで毎年花をつけやすい桜です。
☑サイズ目安:本体/約幅8×高さ16×奥行き8cm(苔玉の玉は約8cm)、器/幅12.5×高さ2.5×奥行き12.5㎝
☑その他:苔玉のほか、黒備前小器・敷石付き
【桜(旭山桜)の苔玉・黒備前小器・敷石セット】 (敷石の色(白石))
4,290円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
通販で人気!丈夫で長持ちのコウモリランを吊るして、カフェのようなおしゃれ空間に♪
コウモリランは、観葉植物の中でも丈夫で、植物を育てるのが苦手な方にもおすすめ。鉢ではなく苔玉なのでとても軽くて吊るしやすく、空間を自由にデザインできます。
☑サイズ目安:全体高さ/40cm前後(吊り具の部分を含む)、苔玉の直径/8~9cm程
☑重量:300~400g前後(水の量によって増減)
あじさい七変化は、紫・薄紫・青・濃紫・ピンク紫・淡青・紺などさまざまな花色が楽しめる希少なあじさい。樹齢3年。花が咲くのは4~5月頃。化粧砂やくらま皿など細部にまでこだわった格調のあるたたずまいの苔玉です。皿は、萬古焼も選べます。
☑サイズ目安:全長20㎝前後、横幅20㎝前後
☑その他:くらま皿か萬古焼の受け皿・化粧砂付き
洋風のおしゃれな観葉植物を、かさばらない苔玉で楽しむ!
丈夫で耐陰性もあり、初心者にも育てやすいパキラを苔玉に。観葉植物がほしいけれどスペースがないという方も、苔玉ならOKですね。洋風の苔玉ならではのおしゃれさは、現代の暮らしにもよく合います。
☑サイズ目安:約縦25×横15㎝
☑その他:受け皿付き
枝ぶりが見事な松の苔玉は、盆栽の魅力も兼ね備えていて見応えがありますね。落ち着いた印象の器や陶板などに置くと、和の渋さと格調が生まれます。
☑サイズ目安:樹高16×幅16cm
☑その他:受け皿は付属していません。
紅長寿梅の苔玉 くらま岩器・敷石セット|みどり屋 和草
年に数回花が楽しめる!プレゼントにもおすすめの縁起のいい梅
四季咲きで年に数回花が楽しめます。年数を重ねると、繊細ながらも立派な枝ぶりの木に成長し、切った枝は挿し木をして増やすこともできます。紅長寿梅という縁起のいい名前で、敬老の日などのプレゼントにもおすすめ。
☑サイズ目安:本体/約幅17×高さ28×奥行き16cm(苔玉の玉は10×10cm)、くらま岩器/幅20×高さ4×奥行き12cm
☑重量:約900g
☑その他:くらま岩器・敷石付き
【紅長寿梅(べにちょうじゅばい)の苔玉・くらま岩器・敷石セット】 (敷石の色(白石))
3,960円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
冬でも赤い葉が楽しめる!風水などでも縁起がいい南天
“難を転ずる”縁起のいい植物といわれる南天。常緑性なので、冬に葉が赤くなっても、春まで落葉しません。春には、緑色も新芽が出て、夏になるまで赤と緑のコントラストが楽しめます。寒さや暑さにも強く、育てやすい植物です。
☑サイズ目安:本体/約幅13×高さ21×奥行き18cm(苔玉の玉は8×8㎝)
☑重量:約1000g
☑その他:焼締角器、敷石(白石、黒石どちらか)付き
ガジュマルの苔玉 黒備前小器・敷石セット |みどり屋 和草
独特のフォルムで人気のガジュマルの苔玉。個性的で存在感抜群ですね。沖縄では、キジムナーという妖精が棲んでいるという伝説があり、幸せを呼ぶ樹ともいわれます。生命力あふれる南国の自然をお部屋に。
サイズ目安:幅12×高さ27×奥行き14cm(苔玉の玉は10×10cm)、黒備前小器/幅12×高さ2.5×奥行き12㎝
重量:約700g
その他:黒備前小器・敷石付き
独特の樹形が人気【ガジュマルの苔玉・黒備前小器・敷石セット】 (敷石の色(白石))
3,080円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
寄せ植え苔玉美濃焼皿付3種セット |吉見農園ミニ観葉
観葉植物の苔玉3種セット。美濃焼きの皿がセットなので、届いたらすぐに飾れます。3つ並べたり、それぞれ別の部屋に飾るのもOK。種類はアソートなので、どんな苔玉かはお楽しみに♪
☑サイズ目安:苔玉の径約8cm(品種はアソートのため植物の高さ含まず)
☑その他:美濃焼きの皿付き
3寸3種寄せ植え苔玉美濃焼皿付3種セット
2,900円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
多肉植物のハンギングボール サキュレント&グリーンネックレス|mint cafe
窓辺に吊るすとおしゃれ♪お手入れ不要のフェイクグリーン苔玉
こちらは、フェイクグリーンのハンギングモスボール。ぷっくり多肉植物の造花がかわいく、窓辺に吊るすと長いグリーンネックレスが風に揺れて素敵。お部屋に苔玉を飾りたけれどお世話や枯らすのが心配…という方にもおすすめです。
☑サイズ目安:苔玉/Φ8、グリーンネックレス/22cm、ひも100cm
☑材料:ポリエステル・ポリエチレン・ビニール樹脂コート
☑その他:CT触媒加工
ハンギングモスボール サキュレント&グリーンネックレス 造花インテリア
出典: 青もみじのプリザーブド苔玉は、水やり不要で植物のリアル感を楽しめる手軽さが魅力。溶岩プレートに置いて和モダン雰囲気を演出しています。
出典: 天井の高い空間などに吊るすと素敵ですね。吊り苔玉は、麻ひもなどを苔のまわりに巻いたり、麻袋に入れて吊るしたりするようです。大小さまざまな苔玉をランダムに吊るすのも面白そう♪
出典: くるくるとリング状に巻いたワイヤーで吊るしたポップな苔玉の飾り方。遊び心があってとても可愛らしい♪お庭の板塀にディスプレイする斬新なアイデアです。
出典: こちらは、信楽焼の器に、ワイヤープランツの苔玉を置いて。ごつごつとした陶器の質感と小さな葉っぱが寄せ集まった植物の姿、和洋折衷の組み合わせが新鮮です。
出典: 窓辺にころんと可愛い苔玉を並べてみるのも素敵。柔らかな陽射しが当たり風通しもいい窓辺は、苔玉にとって居心地がよさそうですね。
出典: 下垂タイプの植物を苔玉にすれば、アートのような飾り方ができます。こちらはアイビーの苔玉。背景がシンプルだと苔玉の美しいフォルムが引き立ちます。
出典: 苔玉と風鈴の組み合わせも風情がありますね。生き生きとしたグリーンと心地よい音色に癒されそうです♪
出典: 苔玉もテラリウムに使えます。瓶の中は、湿度が保たれて苔にとっては快適な環境なのだとか。ガラスの中に、もふもふの可愛い世界を作ってみましょう。
【100均】ダイソーなどの材料で作るかわいい苔玉テラリウム
竹炭や吸水スポンジなど100均の材料でできるおしゃれな苔玉テラリウム。透明な容器に竹炭などを入れ、シダなどの植物を植えます。苔玉は、吸水スポンジを丸くカットして吸水させ、苔の緑色の先端部分のみをピンセットで植えていきます。容器は通気用の隙間を作りましょう。
苔玉を水槽に入れてアクアリウムにしてみるのも素敵。メダカや魚などを放つのも涼しげです。おうちの中に癒しのスポットがあるのはいいものですね。
苔玉を使って、自然の生態系を感じられるビオトープを作ってみませんか?初心者でも短時間で作れるとか。自分だけの小宇宙をデザインしてみましょう。
まーるく可愛い苔玉。作るのも育てるのも簡単なので、植物初心者にもおすすめなんです。植物の選び方や器の選び方で、がらりと印象の変わる苔玉。和の洗練された雰囲気にも、ナチュラルな雰囲気にも、モダンな雰囲気にもアレンジ自在で、自分のお部屋にぴったりの苔玉を選ぶことが出来ますよ。自分好みにアレンジして、苔玉をおしゃれにお部屋に飾ってみませんか。
ナチュラル、アートなど、自分好みに苔玉をアレンジしてみましょう!丸だけじゃない、デザインにもこだわったアイデアをご紹介しています。
東京・大阪・名古屋など、全国には苔玉作り教室などもたくさんあるようです。興味のある方はお近くの教室・ワークショップなどを探してみてはいかがでしょう。一度、体験してみるとコツなどが分かりやすいですね。
出典: 中目黒駅から徒歩2分のところにある「グリーンスケープ」では、不定期で苔玉づくりの教室を開いており、所要時間は90分程度。一度の最大5名ほどなので、サイトをチェックして早めに申し込みましょう。
出典: 部屋になじむグリーンインテリアの苔玉は、可愛らしいルームメイトのような存在。癒されたり、元気をもらったり、暮らしの素敵なエッセンスとしていつもそばに寄り添ってくれます。
こちらは、3合ポットに入ったミニ観葉植物のテーブルヤシの苗木です。シンプルで南国ムードもあり、いろいろなお部屋に合いそうですね。