出典: “手づくりとプロダクトの境界にあるもの”。その想いを大切にしてつくられたイイホシユミコさんの器には、控えめながらもやさしいぬくもりが感じられます。
「ひとつひとつ主張がありすぎるものではなく、ぬくもりはあるけれど主張しすぎないものがいい」というイイホシユミコさん。作り手の思いが作品に現れすぎると、使い手の邪魔をするからだそうです。そのため「手跡を残さない」ということを、器作りのコンセプトのひとつにしているとか。
出典: 優しいカラーと、シンプルなシルエット。生産品=【プロダクト】をあえて選んだイイホシユミコさんの器。
出典: 毎日使う食器。それは、それを使う人の大切な時間に残る、大切なもの。そんな食器だからこそ、イイホシさんはあえてすこし距離感をもつものをつくることにこだわりました。
出典: プロダクトが入っている箱は、アトリエの近くの小さな工場で、70歳のおじいさんが手作りしているものなのだそうですが、そこで仕上がった箱に、イイホシさんがひとつひとつリボンをつけているんです。さりげないことですが、温かみがありますね。
出典: 『プロダクト』という選択をしても温かみが感じられる製品に仕上がっているのは、こういった使う人への優しい想いが込められているから。
出典: 「自分の理想を形にするためには、関わる人全てにその熱い想いを伝える努力をしなければならない」とイイホシさん。プロダクトが生まれた背景を知ると、使う喜びもいっそう増します。
1日をイメージした【unjour(アンジュール)】
出典: イイホシさんは、器を作るときにはまず使っている『情景』を思い浮かべ、そしてそのコンセプトに基づいてプロダクトを作っていきます。
出典: 大人気の「unjour」のシリーズ。こちらは『1日』をコンセプトにしたもの。写真は、左から順に、matin(朝)、aprés midi(午後)、nuit(夜)用のカップです。
出典: お皿も、朝食や夕食、ティータイムと、生活のシーンに合わせて使い分けができます。
出典: 朝にはmatinの器を使い、夜には家族でnuitの器を囲む。そんな日常を重ねていくと、「unjour」がその家族の大切な想い出になっていきます。
出典: 優しい表情をみせてくれる磁器のプレート。ひとつひとつ歪みがあるのも、また素敵。アイボリーは、毎日使う、定番のプレートに。
出典: また、電子レンジや食洗機が使えないmokuという色も。この色は、テストをしている過程でできたもの。釉薬の表情に惹かれ、『普段使いしやすいもの』を大切にしているイイホシさんが、どうしてもという想いで製品になりました。
出典: こちらは、アンジュールシリーズのボウル。サラダやシリアルにもぴったりです。豪華な食卓でなくても、お気に入りの器やカップがあれば、その人の大切な時間になります。
出典: イイホシさんは旅行に行ったとき、その土地のものをお店に入って食べるのではなく、例えばふつうの魚屋さんで食材を買って、宿で食べたいのだそう。
出典: そんなとき、紙皿ではちょっと寂しい。だから、「旅に連れていくお皿があったらな」という思いでこの「bon voyage」はつくられました。
出典: 重ねて、ひもで束ねて持っていけるよう、取っ手がついています。家族の人数分を揃えておきたいですね◎
出典: お家に帰ってからも、そのお皿を使うたびに、旅行の楽しかったことや現地で食べたおいしかったものを思い出すことができますね。
出典: サイズはSS、S、Lの3タイプ。取っ手も便利なこの形。もちろん、おうちでの普段使いもおすすめ。ちょっとしたおつまみを出すときもつかえそう!
出典: 器の裏に入ったロゴも、なんだかほっこりします。大切にしたい1枚になりそうです。
出典: 「黒文字」とは、お茶席で和菓子をいただく楊枝のこと。主に黒文字という落葉樹からつくられていたことからそう呼ばれますが、いまはさまざまな素材が使われます。イイホシユミコさんの黒文字meshibeは、ステンレス製と銅製の2タイプです。
出典: 特徴的なのは、その形。花の「めしべ」をモチーフにデザインされています。シンプルで柔らかな印象ですね。
出典: 銅製は、次第に渋みを増し、経年変化が楽しめるのもポイント。使うほど味が出て、愛着が深まります。専用の銅磨きを使えば、輝きを取り戻すこともできます。
出典: 黒文字meshibeは、和洋どちらでも合いますので、フォーク代わりにケーキに添えたり、またピクルスやオリーブ、チーズなどのオードブルに刺して使うのもおしゃれです。
出典: ロゴ入りのワックスペーパーの包み紙も素敵。ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
出典: スケッチシリーズは、イイホシユミコさんがスケッチブックに描いた、ほしい器を商品化したもの。柔らかな質感と優しいアイボリーの色合いが、食卓になじみます。主張しすぎないイイホシさんらしいシンプルさがいいですね。
出典: プレートは、少し深めでリムが太目なBタイプと、丸みを帯びてリムが細めのAタイプがあり、サイズはそれぞれ2種類。
出典: スケッチブックシリーズには、カップもあります。サイズは大きめで、口の部分が薄くなっているので、口当たりがいいのが特徴。コーヒーやお茶などはもちろん、スープやフルーツ、アイスクリームを入れても決まります。
お店のイメージで作るシリーズ【OXYMORON(オクシモロン)】
出典: 鎌倉にあるカレーのお店「OXYMORON(オクシモロン)」。そのお店のコンセプトやイメージに合わせて作られたのが、こちらのOXYMORONシリーズなんです。
出典: お店の要望は「かわいい」印象がない器。さっぱりとした印象のお店にぴったりの、ちょっぴり男前でシンプルな器が出来上がりました。
出典: お店とイイホシさんが、サイズや形、釉薬をこだわりぬいて考えて出来たこちらの器。カレーだけでなく、毎日の食卓に使いたいオーソドックスな形と色合いです。
鎌倉 / カレー
- 住所
- 鎌倉市雪ノ下1-5-38 2F
- 営業時間
- [月]
11:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[火]
11:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[水]
定休日
[木]
11:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[金]
11:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[土]
11:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[日]
11:00 - 18:00(L.O. 17:30)
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
データ提供: オクシモロンの第2弾【OXYMORON II】も!
出典: お店のコンセプトやイメージに合わせて作られた「OXYMORONシリーズ」の第2弾。イイホシユミコさんとOXYMORONの村上愛子さんが、今度は素敵なカップをつくってくれました。
出典: 「飲み物が美味しく見える器」をテーマに、シンプルながらイイホシさんらしいカップ&ソーサーができました。
出典: 最近あまり使われなくなったという、昔ながらの磁器土を使い、アンティークのような独特の雰囲気を醸し出しています。
美しいつるんとした質感は、お腹がいっぱいの食後でも、ついつい手にとりたくなっちゃいます。
出典: こちらは、くぼみのないソーサー。だから、プレートとしても使うことができるんです◎
出典: アイボリーとグレー、アイボリーの縁にグレーのラインの入ったものとそれぞれ3色展開のOXYMORON II。他のブランドにもありそうなのに、じつは細かなところにこだわったスグレモノ。長く長く使っていきたいプロダクトです。
出典: この4つの器だけあれば、普段の食事がまかなえる。そんなシンプルなコンセプトで作られたのが、こちらの「4つで暮らす」シリーズ。アンジュールなどがみんなで食卓を囲むイメージの器なら、この「with 4」は個人で使う感じだとか。大きいお皿はとんかつやカレー、小さいお皿は取り皿などに。
出典: このシリーズでは、イイホシさんの作品では初めて、真っ白な器も作られました。そして、このグレーは、イイホシさんの手作りの色合いを、量産できるようにと作られたこだわった色。大きい鉢は、煮物や刺身などを入れるのもいいようです。
出典: 高台のない器が多いイイホシさんですが、このシリーズはぜひ和食に合わせて欲しいということで、しっかりとラウンドした高台が作られています。そういったところにも、イイホシさんと職人さんの器への愛情がたっぷりと込められているんです。
和食・洋食、どちらにも合う【ReIRABO(リイラボ)】
出典: 均一でない"もわもわ"した表情が魅力的なシリーズ、ReIRABO。日本の伝統的な釉薬、伊羅保(イラボ)釉を用いながらも、今の暮らしに合うモダンな佇まいに。和食・洋食、どちらにも合う器は、毎日大活躍してくれます。
出典: リイラボシリーズのプレートは、料理の盛り付けに変化を与えてくれる細長いオーバルタイプと、丸くてどんな料理にも合うラウンドタイプがあり、それぞれS・M・Lサイズがあります。
出典: また、リイラボシリーズのカラーは5色。穏やかな沖合いの海を表現した「off shore blue」、冬の夜をイメージしたグリーンがかったグレーは「winter night gray」、シーンと静かな白を表現した「quiet white」などネーミングも素敵。他、温かみのあるブラウンの「warm soil brown」、ミントをイメージした「spring mint green」も。
出典: こんな風に、ワンプレートの朝ごはんやランチもいいですね。硬さがあるので、ナイフやフォークも使えます。
出典: 完璧に円形なお皿も、冷たい印象はなく、なんだかほっとするぬくもりが。それは、もこもこした釉薬のおかげだそうです。
出典: ReIRABOシリーズには、カップもL・M・Sの3サイズ揃っています。毎日のティータイムが楽しくなりますね。大切な人への贈り物にもぴったり。
出典: オーバルのお皿にお菓子を、そしてコーヒーカップのソーサーは、ラウンドライプの小さいサイズのものを使用。色違いも、同じシリーズのもので揃えると統一感が生まれて素敵ですね。
出典: ラウンドプレートは、お菓子はもちろん、Lサイズはおかず用として、Mサイズはちょっとした副菜を盛る用に、Sサイズはお醤油や薬味を入れる用にと、幅広い用途で大活躍。2cm以上の高さがあるから、ソース系の料理にもぴったりなんです。
出典: テーブルにちょこんと置くだけでも可愛い、鳥モチーフのプレート。ぷっくりとした優しい雰囲気に、見ているだけでも癒されそう♪
出典: 白やブルーなどのベーシックな色合いに加えて黒やマスタードなど食卓のアクセントになるようなカラーも。全6色です。
出典: 8cm×8.7cmと小皿サイズですが、使いみちはたくさん。クッキーや和菓子を置いてもいいですし、箸置きとしてもちょうどいい大きさです。他にも、大切なアクセサリーや小物を置いておくアイデアも素敵。
コーディネートの幅が広がる【rectangle (レクタングル)】
出典: その名の通り、「長方形」をモチーフとしたお皿。その中でも、長細いもの(hoso)、角が丸いもの(maru)、四隅が角張ったもの(kaku)と微妙に表情が異なる3タイプがあります。
出典: 仕上がりも、つや感のあるtsuyaとつや感のないmatから選べます。
出典: こんな風に、お料理やオードブルを並べてもいいですし、さんまなどの細長いお魚を盛り付けるのにも使えます。真っ白なプレートなので、和洋中どんな料理にも合うのもうれしいところです。
出典: カトラリー皿にしてみたり、小物を置いてみたり…自由な発想で楽しみたいですね。
出典: 両サイドの持ち手が印象的な「アルミトレー」。アルミニウムで作られているから、軽くて使い勝手もバツグンです。
出典: コーヒーとお菓子をのせて。お茶の時間が待ち遠しくなりそう。
出典: ラウンドタイプのほかに、スクエアがサイズ違いの3タイプ。一番小さなスクエアトレイは、カップソーサーにしたり、おつまみなどをのせるのにちょうどいいサイズです。
出典: こちらのステンレスコースター、イイホシさんがずっとつくりたいと思っていたもの。「ほっこりし過ぎない」コーディネートが好みのイイホシさんならではのプロダクトと言えるかもしれません。3サイズ展開で、トレーとしても使えます◎。
出典: ステンレスのコースターにのせているタンブラーもイイホシさんデザインのもの。ヨーグルトやフルーツなど、色々な使いみちがありそう。気取らない雰囲気で素敵なワイングラスにもなります。
出典: 「お茶が大好き」というイイホシさんの手によって生まれた急須。釉薬を使わない、三重県独自の萬古焼という手法で作られていて、吸水性が低いのが特徴。1回ごとのお茶の匂いが急須に残らないんです。
出典: 長く使い続けたいこの急須。日本茶はもちろん、紅茶やハーブティとその日の気分に合わせて楽しみたいですね。
出典: いかがでしたか?
イイホシさんの器は、全てがイイホシさんのまっすぐな想いによって作られています。そして、出会った素晴らしい職人さんたちと生まれるプロダクトは、「量産品」という言葉では済まされないような思いにさせてくれます。大切な記念日や、自分へのプレゼントに、イイホシさんの器、買ってみませんか?
“手づくりとプロダクトの境界にあるもの”。その想いを大切にしてつくられたイイホシユミコさんの器には、控えめながらもやさしいぬくもりが感じられます。