食事の相棒「ご飯茶碗」「汁椀」にこだわってみませんか?
毎日使うといってもいい「ご飯茶碗」と「汁椀」。食事の相棒ともいえる食器だからこそ、自分好みのデザイン・使い心地のものを見つけてみませんか?
ご飯茶碗・汁椀などの和食器は、デザインの違い以外にも、保温性があるもの、汚れが落ちやすいもの、軽いものなど素材によって使い心地もさまざまです。今回は、おすすめの「ご飯茶碗」・「汁椀」と共に、それぞれの素材が持つ特徴をご紹介します。
陶器は、原料である「土」の温かみを感じる風合いが特徴。経年変化も楽しめる素材です。保温性もあるので、ご飯の美味しさが長続きします。
出典: 器に施された松葉の模様は、和の空気を感じさせながらも、どこか洋も感じる佇まい。
カラーは、深みのあるブラウンと、素朴なナチュラル。1つ1つ少しずつ表情が異なるのも、手作りならではの魅力です。
出典: 裏に返した姿も素敵。
副菜を入れる小鉢や、デザート用のお皿としても使えそうなデザインです。
出典: 手作業で生まれた器が放つ、おだやかな存在感。程よいサイズ感・重さなので男女問わずどんな年代の方にもおすすめです。色合いによって艶や質感が異なり、中でも黒は、上品な艶感とざらっとした風合いが魅力です。
出典: 陶器ならではのしっかりとした厚みと、土を感じさせる触り心地が特徴の高台。器の風合いの良さが伝わってきますね。
出典: 和食器らしさを味わいながら、可愛らしいデザインのものが好きな方におすすめの飯碗です。
艶のある釉薬の中に、土らしい手触りや色合いがところどころチャームポイントのように見え隠れ。ほっとした気持ちにさせてくれる、やわらかな雰囲気に惹かれます。
出典: 素朴な風合いが楽しめる斑点模様と、ストライプ模様が印象的な信楽焼の茶碗です。さらさらとした触り心地は、土のもつ優しさを感じることができます。マットな質感で控えめな印象なので、どんな食卓にもさらりと馴染んでくれそうです。同じ土を使った他のデザインの食器とお揃いで使っても素敵。
磁器は、「石」を原料としてつくられた器です。軽くて丈夫な上、汚れも落ちやすいので普段使いにぴったりです。つやつやとした触り心地も特徴です。
出典: こちらの平茶碗を手掛けたのは、長崎県波佐見町に本社をかまえる1779年創業の白山陶器。直径が大きめにつくられた茶碗は、ご飯をおいしそうに見せてくれます。電子レンジや食洗機にも使えるので、日々の生活で気兼ねなく使うことができますね。
出典: 柄は全部で9種類。
どれも個性的でありながらも、素朴でおしゃれなデザインです。
出典: まるで北欧食器のような磁器の飯碗。
どちらかというと、はっきりとした色合いが多い磁器ですが、こちらは優しくて柔らかな印象です。表面に施された「笹」の模様は、文様が彫られたスタンプを使う「印判手」という技法で施されています。手作業ならではの色の濃淡や、微妙なかすれが魅力となっています。
出典: 長崎県波佐見町で江戸時代に庶民のための器として親しまれていた「くらわんか碗」は、どこかほっとさせてくれる佇まい。
灰色がかった白磁に、ダイナミックに描かれた呉須の文様に元気をもらえそうです。「丸文」「菊文」「麻の葉文」など3種類の柄は、どれも手描きならではの魅力にあふれています。
出典: モダンな雰囲気で、使い勝手の良いご飯茶碗を探している方におすすめのアイテムです。
スタイリッシュでやや小ぶりな形は、どんなインテリアの中にいても様になりそう。高台の内側は、半球状に仕上げられており、水切れが良いので洗いやすさもばっちり。
出典: 柄や色は全部で6種類あります。左側上部から「青磁釉」「黄地釉」「織部釉」、右側上部から「ストライプグレー」「ストライプブルー」「ストライプレッド」。
木の優しい手触りと、木目の表情がほっこりとした気分にさせてくれます。丈夫で軽いのが特徴。また、水や汚れに強くなるように加工されたものは、特別なお手入れもほとんど必要ありません。
出典: 木の香りが楽しめそうな、卯之松堂の素朴なお椀です。縁が薄く仕上げられ、汁ものが飲みやすくなっています。汁物のあたたかさをほのかに感じることのできる丁度良い厚み。強度を出すとともに、歪みや収縮をできる限りなくすために、木の育つ方向に添って形を取る「縦木取り」と呼ばれる技法が用いられています。
出典: 職人さんが数カ月という時間をかけて作り上げる「めいぼく椀シリーズ」は、1996年にグッドデザイン賞を受賞した薗部産業さんのロングセラー商品。
さくら・けやき・ぶな・くるみ・ならの木などの木を素材にしてつくられています。木によって、それぞれの魅力が味わえるので、あれこれ迷ってしまいそう。
出典: 古くから日本人に親しまれてきたクリの木を使った汁椀は、クリの実を思わせるクリームがかった茶色。
適度な重さと堅さがあり水にも強い素材なので、建物の柱や線路の枕木にも用いられています。
出典: 1874年創業の大館曲げわっぱを代表する老舗・栗久さん。
天然の秋田杉が使われている曲げわっぱのお椀は、杉の木が持つ香りも楽しめます。木と木のつなぎ目は、みとれてしまうほど美しいデザイン。大・中・小とサイズがあり、大きいサイズは丼としても使えます。
出典: 山中漆器さんの工房では、1つ1つ時間をかけて木地を加工しています。「触感」にこだわったという汁椀は、食事の時間を大切にしたいという思いからつくられたそう。
優しい色合いの栓の木は、穏やかな気持ちにしてくれる佇まい。
出典: 小さな子どもでも扱いやすいように、あえて少し厚みをもたせてつくられています。高台が低く、安定感もありそうですね。
子どもが成長しても、小鉢やサラダボウル、デザートカップ等として使い続けられます。
木の器に「漆」という樹液を塗った汁椀は、保温性があり手に汁物の温度を伝えにくいという特徴があります。漆独特の上品な色合いは、長い間使うことによって段々と深みのある色に変化していきます。
出典: 何気ない日常を引き立ててくれるHIBIの食器たち。漆椀は、持ちやすく使い勝手のよい形につくられています。桜の木を加工した後に、漆を塗る→拭き取るという手順を何度も繰り返す「拭き漆」という技法が使われています。
拭き漆の魅力である、マットでナチュラルな質感とうっすらと浮かび上がる木目が美しい1品。
出典: 古くから漆器が作られていた岩手県八幡平市に工房を構える安比塗漆器工房は、国内流通量の2%しかない貴重な国産漆を使用した漆器をつくっています。4寸サイズは、汁物をたっぷりと頂きたいというときにぴったりなサイズ感です。
シンプルなデザインと高品質な汁椀は、世代を超えて愛される存在です。
出典: 3.8寸はやや小振りなサイズ。女性や子どもにもおすすめです。5寸サイズは、丼や麺類にも使うことが可能です。
出典: 手に触れる外側の部分は、木の風合いを感じられる「拭き漆」、内側は強度を持たせ料理が映えるよう「真塗り」に仕上げられた珍しい汁椀です。
鮮やかな色合いと木目が美しい「拭き漆」と、漆器の醍醐味ともいえる「真塗り」の魅力を堪能できます。
出典: 漆器では定番の黒や赤だけでなく、黄色・緑・紺・灰といったバリエーション豊かな色合いのものも。内側と外側の色の組み合わせも楽しめます。
出典: 職人さんの手仕事の証でもある刷毛の跡をそのまま残した、お椀や うちだの「刷毛目椀」。昔から親しまれてきた刷毛目が施されたお椀は、傷も目立ちにくいので日常使いにおすすめです。
刷毛の跡の美しさと共に、心地よい凹凸の感触が楽しめそうですね。
とびきりのお気に入りで、もっと充実した食事の時間を◎
いかがでしたか?
ぜひご自分のお気に入りの「ご飯茶碗」・「汁椀」を探す際の参考にしてくださいね。既に自分好みのものを持っている!という方でも、おもてなし用やギフト用として選んでみてもいいかもしれませんね。
器に施された松葉の模様は、和の空気を感じさせながらも、どこか洋も感じる佇まい。
カラーは、深みのあるブラウンと、素朴なナチュラル。1つ1つ少しずつ表情が異なるのも、手作りならではの魅力です。