”いいもの”を、暮らしに取り入れてみたいけれど…
日本の”いいもの”を普段の暮らしに取り入れようとするとき、部屋の雰囲気に合わなかったり、すでにあるインテリアや生活雑貨にマッチしなかったりと、悩んだことはありませんか?特に伝統的な工芸品などは、現代の生活には合わせづらいもの。この記事では、さりげなく普段の衣食住に取り入れられるモダンな”いいもの”をご紹介。初めての方向けに、最後にお手入れの疑問をQ&Aでまとめたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
さりげなく”いいもの”を取り入れる3つのヒント
①”シンプル&素朴感”を重視して
一見工芸品には見えないシンプルなものや、素朴な印象を受けるものは、さまざまなタイプのお部屋に合わせることができるのが魅力。まずはワンポイントで試してみる、という取り入れ方も簡単に挑戦できます。ポップな色や模様のあるものは避け、シンプルさ、素朴さを感じるものを選びましょう。
②作者や素材にはこだわって
見た目やデザインは暮らしになじむものを選ぶからこそ、誰がどうやって作ったかは、あなたの好みを映すポイント。こだわって選んでみれば自分好みの”いいもの”を見つけやすくなり、好きなものに囲まれて暮らしがより楽しいものになりますよ。
③お手入れのことも考えよう
手作りで素材にもこだわって作られることの多い”いいもの”は、お手入れに注意が必要です。とはいえ最近の生活の変化に合わせ、電子レンジや食洗器が使えるもの、洗濯ができるものなども登場してきています。あまり気負わず、さりげなく取り入れたい時には、お手入れの手間がかからないものを選んでみましょう。
モダンになじむ日本の”いいもの”20選
【衣】肌ざわりから感じる”いいもの”
直接自分の肌に触れるものだからこそ、衣類も”いいもの”をそろえたいですよね。さりげなく取り入れる時には、インナーやパジャマなど目に見えないところや、ポーチなどワンポイントで始めてみるのがおすすめです。
着れば着るほどなじむ感覚が楽しい!
寝る時だからこそ体が喜ぶ肌ざわりを
普段のコーデにプラスして
お出かけがちょっと楽しくなる♪
バッグの中にひそませる美しさ
【食】毎日の食卓のひと隅にも”いいもの”を
伝統的な技術を使っていても、最近では和洋問わず使えるデザインのものや、現代の暮らしに合わせてお手入れしやすく作られているものがあります。毎日の食事を楽しくするために、食卓にもそんな”いいもの”を取り入れてみませんか。
食洗機で洗える漆器もあるんです
伝統的な「木瓜皿」をモダンに楽しむ
一皿一皿違った輪郭が楽しいパスタプレート
シンプルな美しさと、確実に液だれしない機能性
木目の表情豊か!和にも洋にも合う調味料入れ
【食】機能・デザイン抜群。キッチンまわりの”いいもの”
毎日のご飯づくりや一休みできるお茶の時間には、機能性にもデザインにも優れ、心がはずむような”いいもの”を。ご飯ができるまで、お茶を淹れ終えるまでのひとときを、待ちきれない楽しいものにしてくれます。
ころんとしたフォルムが魅力
一つあるだけで、テーブルが楽しい雰囲気に
コーヒーをもっと美味しく飲みたい方に
素朴な器が和洋問わずマッチ
キッチンをナチュラルに演出
【住】暮らしの風景に溶け込む”いいもの”
家の中に”いいもの”を取り入れる時に気になるのが、他のインテリアと合うかどうか。伝統的なものは合わないと思われがちですが、現代の暮らしに溶け込むモダンなものもたくさんあります。
自在に変えられるシルエットが美しい
どんな部屋にもマッチする色合いとデザイン
好みの色を、毎日の明かりに
ティッシュを取るたび、木の香りが広がる
竹でできているとは思えないモダンさ
”いいもの”と長く付き合うために。よくある疑問に答えます
Q.漆器はお手入れが大変?
A.いいえ。毎日使うことが一番のお手入れです。
Q.陶磁器は電子レンジに入れてもOK?オーブンや食洗器は?
A.基本的には入れないのが無難。ものによってはOKな場合もあります。
Q.染織物の洗濯はどうしたらいいの?
A.単独で水洗いし、漂白剤の使用や直射日光を避けましょう。
Q.ヒビが入った!ほつれてしまった!そんな時は?
A.捨てないでください。生産者に修理を相談してみましょう。
漆器や陶磁器にヒビが入ったり、染織物がほつれてしまったりすると、思い入れがあるものであればあるほどショックですよね。日本の”いいもの”は人の手で作っているものが多く、生産者に問い合わせれば修理に対応してくれることがあります。慌てずに、まずは問い合わせてみましょう。
基本的には生産者に問い合わせるのが一番ですが、最近ご自宅でできる金継ぎセットなども販売されているので、陶磁器なら自分の手で直すこともできます。時間はかかりますが、自分の手で直せたときの達成感や愛着は何物にも代えられません。
金継ぎキット初心者用 TSUGUKIT(つぐキット)
9,980円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
生活に根付いているからこそ、馴染むものがきっとある
今回ご紹介した工芸品は、現在の私たちの暮らしの中にも馴染んてくれるものばかり。もともと工芸品は人々の生活のために作られるもので、日々新しいものが登場します。もし「高級品」「伝統的なもの」というイメージがくつがえったなら、次に取り入れるアイテムとして、ぜひ検討してみてくださいね。
創業から300年にもわたって、麻織物に携わってきた中川政七商店。こちらのキャミソールは、そんな中川政七商店が手掛けるインナーブランド、「更麻(さらさ)」のものです。吸水速乾性に優れ、水にぬれると強度が高まる麻を使っており、蒸れにくくサラサラした感触が魅力。洗えば洗うほど着る人の肌にフィットし、心地よい肌ざわりがいつまでも続きます。