トキノハの器は、あなたの生活にそっと寄り添います
清水大介さんと奥様の友恵さんを中心に、柴田夏来さんと須賀梨花さんを含めた高い技術を持つ4名のつくり手によって、京都の伝統工芸品である清水焼を制作し販売しています。
「トキノハ」という名前の由来
「トキノハ」の魅力とは?
一つ一つ、じっくりと手作業でつくる
トキノハの器は、“手でつくる”ことに徹底的にこだわっています。すべての工程を手作業で行い、土と向き合いたっぷりと時間をかけて仕上げます。大きさ・風合い・表情など、一つ一つの器が個性を持っていて、一点物の魅力を目や肌で感じることが出来ます。
料理が盛られて完成するように、あえてシンプルに
「店頭に並んで終わりではなく、器が実際に使われるまでを“つくる”だと思っている」――それが、トキノハが掲げるこだわりの一つ。
だからトキノハの器は、とってもシンプル。それは、器の本来の目的である料理が盛られることを想像し、あえて控えめにしているのです。料理が盛られた時のことまでを考えてつくられたトキノハの器は、洗練された佇まいながらもすっと食卓に馴染み、料理を引き立ててくれます。
選ぶのが楽しくなる、多彩なシリーズ展開
トキノハの器の豊富なシリーズ展開は圧巻。どのシリーズも魅力的で、和の印象が強い陶芸の概念を覆すような、アッと驚かされるおしゃれでユニークな作品をたくさん制作されています。そしてどれも伝統的な雰囲気を残しつつ、新しい発見があります。色合いや質感、テーマ性などもそれぞれ深い意味が込められているので、ぜひじっくり見比べてみてはいかがでしょうか。
生活スタイルやシーンに合わせて選べる12シリーズ
どんな食卓にも馴染む白と黒【shiro-kuroシリーズ】
【shiro-kuroシリーズ】は、少し黄色を帯びた柔らかな雰囲気の白・シックで大人の印象漂う黒の2色がテーマカラーのシリーズ。どんなお料理も映えるシンプルな形と落ち着いたトーンは、持っておくと様々なシーンで活躍してくれること間違いなしです。
トキノハの器を初めて取り入れる方、どんな器を選べばいいかお悩みの方など、トキノハの器を知る一枚としてぜひ取り入れてほしいシリーズです。
「穏やか」と「静寂」を映す【calmシリーズ】
“穏やか”・“静寂”という言葉をコンセプトとして生み出された【calmシリーズ】。「慌ただしい生活の中で、せめて食卓の上ではリラックスできるように」という、つくり手の温かな想いが込められています。その言葉通り、凛とした青は心を落ち着かせ、触れて感じる手づくりの柔らかな質感に癒されます。
深いネイビーは大人の雰囲気を演出し、涼し気なライトブルーは食卓を明るく包み込んでくれますよ。
粉引と色絵が織りなす【iroeシリーズ】
土のざらりとした独特の質感を肌で感じられる粉引の器に、赤・黒・銀といった色絵を施した【iroeシリーズ】。どこかエスニックな雰囲気もあり、飾っておいておきたくなるような華やかで個性のあるシリーズです。トキノハの粉引は白化粧の下に釉薬で下処理をして汚れにくくしており、粉引ならではのシミ付きの対策もばっちりです。赤色が使われていることもあり、お祝いごとの贈り物にもぜひおすすめです。
白と黒+1色で構成される【three-toneシリーズ】
【three-toneシリーズ】の大きな特徴は色の組み合わせ。白と黒+1色の絶妙な色構成が、シンプルな器にとっておきの個性を添えています。こちらのシリーズはマグカップが代表作で、アメリカミッドセンチュリーのビンテージマグカップを再現しています。現在は3つのパターンから選べます。十数種類の試作品を作った中から選ばれた、こだわりのデザインが光りますね。現在+1色は青色のみですが、これからどんな色に出会えるのか楽しみです。
日本古来の技術を使った【ashシリーズ】
天然の木の灰によって釉薬を発色させて作られる【ashシリーズ】。この技術は日本古来のもので、使えば使うほど味わい深く変化するのが魅力の器です。土にこだわり、釉薬と相性の良い3種類もの土がブレンドされているそう。器の表面に所々表れる黒い斑点は、土に含まれている鉄分が表面に表出したもので、素朴で優しい風合いが和ませてくれます。和洋問わず様々なお料理に合うので、ぜひたくさん使って味わいを楽しんでみてください。
カフェの器から生まれた【tetraシリーズ】
【tetraシリーズ】は、元々カフェのオーナーさんが実際に自分のお店で使うための器として考えたものをシリーズ化したものだそう。淡いトーンや丸みを帯びた形など、カフェにぴったりな愛らしいデザインですよね。トキノハの器は主に電動ろくろで制作されていますが、tetraシリーズは板状の粘土から成形する“タタラ成形”でつくられるものが多いそうです。タタラ成形ならではの波打つようないびつさが、柔らかさを感じさせます。
コーヒータイムに大人の高級感を*【crystalシリーズ】
高級感漂う【crystalシリーズ】は、結晶釉と呼ばれる釉薬が施されたシリーズ。結晶釉はキラキラとした繊細な輝きを持った釉薬で、ラグジュアリーで優雅な気分を楽しめます。色味もシックなキャメルやブラウンを取り入れており、コーヒーの似合う落ち着いた大人の雰囲気が魅力的です。和食器には珍しいこの色味を出すために、とても研究されたそうです。また、珍しいトライアングル型も、一つあるだけでアクセントになりますね。
偶然から生まれた独特の色【copperシリーズ】
吸い込まれそうな澄んだブルーと、優しく素朴な印象のパープルの2色の器は【copperシリーズ】。なんとこの美しい色、オーダーメイドの依頼の際、別の発色を狙って焼いた時に焼成方法を失敗して生まれたという、偶然が生んだ奇跡の色なのです。そのままでも華やかな印象もありますが、料理との相性も良くプロも愛用しているほど。独特な色合いはどこか神秘的な印象も漂わせる、不思議な魅力を持ったシリーズです。
配色のバランスにこだわった【black&tetraシリーズ】
【black&tetraシリーズ】は、先ほどご紹介したshiro-kuroシリーズの黒いマンガン釉とtetraシリーズを組み合わせたもの。対する色を取り入れることで、どちらの魅力も引き立っていますね。質感は少しザラザラとした粗めの手触りで、素朴な土の風合いを楽しむことが出来ます。また、こちらのこだわりは配色のバランス。色の感覚などで印象も変わるため、試行錯誤を重ねた末、絶妙なバランスにたどり着いたそうです。鮮やかな色使いが楽しい、大人レトロなシリーズです。
陶器と木工のコラボレーション【KAKELシリーズ】
【KAKELシリーズ】は、トキノハの清水大介さんと、喜木家具工房の南山喜揮さんによる合作です。陶器と木工が織りなす異素材のコントラストが美しく、高級感が漂います。きっかけはとてもシンプルで、「取っ手がなくても熱くないコーヒーカップは作れないだろうか?」という疑問からで、もちろんしっかりと叶えています。全てを手作業で行い、陶器と木をぴったりと合わせる加工は高い技術と時間が求められます。腕を磨いた2人だからこそ出来た逸品です。
トキノハの直営店オリジナル【HOTOKIシリーズ】
テーブルの上で鮮やかに愛らしく咲く、まるで花のような陶器。【HOTOKIシリーズ】は、トキノハの直営店であるHOTOKIのオリジナルブランドとして作られているシリーズ。HOTOKIで制作する陶芸家の清水久さんが得意とするタタラ成形や押し型成形を生かしたものだそう。触れてみると、マットでしっとりとした質感を楽しめます。選ぶのも楽しい4色のカラー展開で、4色取り入れてテーブルをカラフルに彩るのも良いですね。
お部屋のワンポイントに【TUKUシリーズ】
白い壁にかわいらしく花咲く、小さな壁付けの花瓶。【TUKUシリーズ】は、「うつわの魅力をより多くの方に知って欲しい」という想いから生まれたシリーズ。小ぶりでちょっとした隙間に取り付けられますし、ピン・花器・ドライフラワーがセットになっているのも嬉しいですよね。丸と筒の2種類で、5色も展開しています。手軽に壁面をかわいく出来るだけでなく、素敵な陶器を日常的に眺められます。
直接見て、触って。お気に入りを見つけよう
京都に構える店舗は、大きな窓から自然光が差し込む爽やかな空間。こちらで、たくさんのシリーズの器を一気に見ることが出来ますよ。
つくり手の方々が接客してくださるので、直接器の魅力を聞いたり、一緒に選べるのも嬉しいポイント。直接見て、触って、その想いにも触れることができるので、より一層楽しく特別な一点を探せます。
店内は、植物や木に囲まれた温もりたっぷりの雰囲気。広々とした空間に美しく器が並べられ、美術館のようにじっくりと楽しむことが出来ます。
オーダーメイドのご相談も
シリーズ展開している商品以外でも、お客様のご要望に沿ってオーダーメイドで制作もされているそう。色・柄・形など丁寧にヒアリングし、試行錯誤を繰り返しながらとっておきの器を届けてくださいます。
お店の雰囲気や、ダイニングの雰囲気に合わせた、自分だけの器を作りたい方などは、一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
電話/FAX 075-632-8722
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
「トキノハ」という名前の原点は、陶房の最初の設立地である京都・北山大宮の紫竹西桃ノ本町にあります。住所に含まれた“紫”と“桃”という色をヒントに、紫がかった桃色を表すトキ色の別名・トキノハに辿り着いたそうです。
トキ色は、鳥のトキの羽の内側の色。綺麗な鳥や色を想像するだけでなんだか癒されますよね。そんな、愛らしくて美しい意味が込められています。