涼を感じる夏のしつらい・生活雑貨
江戸風鈴 透明：篠原風鈴本舗
今では貴重な江戸風鈴の技術を持つ、創業100年の老舗『篠原風鈴本舗』の一つずつ手仕事で丁寧に仕上げた、古風なガラス風鈴。
日本特有の湿度の高い夏に、ちりんちりんと涼しげな音を奏でて一服の清涼感を与えてくれる風鈴。こちらは型を使わない宙吹きという技法を用いて作られた江戸風鈴です。透き通ったガラス製のシンプルな佇まいは目にも美しく、軒先に吊るしておくだけでも不思議と涼しさを感じさせる逸品です。
Hender Scheme kazaguruma
一枚のレザーから作られているヌメ革の風車は、薄めの革が使用されており滑りが良いため、風を受けて良く回ります。
一枚のレザーに切り込みを入れ、中心にあるギボシで4辺の角をまとめて立体になっています。
ユニークなアイテムですが、まるでひとつのアートピースのような佇まいです。
オブジェとしても美しいですが、毎年これを見て夏を感じるような、風情のある粋なプロダクトだと思います。
後ろから見ると、一枚のレザーを工夫して作られているのがよく分かります。オシャレで大人の遊び心のある夏のインテリアとして和洋、どちらの部屋にもすっきりと似合いそう。
HOLMEGAARD 別注COCOON
デンマーク王室の御用達ブランド「HOLMEGAARD」のクリアなフラワーベース。高さ17cmと使いやすい小さめのサイズは、画像左の夏に特に美しい「アクア」 とシックな「スモーク」の2色。
口が大きく丸みのあるフォルムは愛らしく、安定感もあるので、1輪でもアレンジでもキレイに生けることができ、夏のお部屋を涼しく華やかにしてくれそう。
レザーハンギング
上記で紹介したデンマークの「HOLMEGAARD」のフラワーベース「コクーン」専用のレザーハンギング。夏の窓辺に吊るして飾れば、お部屋の中がよりさわやかで心地よく感じられるかも。
高梨良子 ペーパーウェイト つづみ
日本古来の着物の柄をモチーフに、色彩豊かなガラスで立体的に表現した「縞」のペーパーウェイト。くびれが緩やかで、まるでオブジェのような「つづみ」は卓上に置いてあるだけで、しっとりとした風情を感じます。
ペーパーウェイトとしてだけでなく、くぼみにの部分には、クリップや指輪などの小物を置いたり、お香立てとしても使用できるので、夏の夜にお部屋をしっとりと風情ある和の香りで満たしてはいかがでしょうか。
呼吸する和紙のモビール
手すきで作られた和紙のモビールは、風に揺られ見た目も涼しげ。さらにこちらは湿度調整や消臭機能が備わっており、アロマオイルなどで香り付けして芳香することもできるので、夏のお部屋を心地よいさわやかな香りで満たしてくれる一石二鳥のアイテムです。
和紙の原料である「コウゾ」に水分子、気体分子の吸着機能を保有する「ゼオライト」を付着させ、「呼吸する和紙」を開発しました。
だから、湿度調整や消臭機能を備わっていて、アロマオイルなど、香り付けし芳香することもできて、実は実用的なんです。
風に揺られるモビールは、ゆっくりな時間と心地良さを共に運んでくれるでしょう。
エッセンシャルオイル 青みかん
有機栽培の柑橘果汁を搾った後、不溶物から果皮を切り分けて抽出した、青みかんのエッセンシャルオイル。上記のモビールにつけて使用すれば、夏のお部屋がさわやかな自然の香りにあふれ、心も身体もリラックスできそう。
香遣/かやり：STYLE JAPAN
昔から日本の夏に欠かせないアイテムとして使用されてきた蚊遣り。こちらの純アルミ製の蚊遣りは、一年を通して、蚊取り線香だけでなく、お香やアロマなども楽しめるため「香遣」という名前がつけられたそう。和名ですが、純アルミ製のシンプルでスッキリとしたデザインは洋のお部屋にも似合います。
直径13.4×高さ10cmとスリムで取っ手もついているので持ち運びも簡単で、約150gと軽いので、上から吊るすこともでき、お庭でも活躍してくれそうな頼もしいアイテムです。
涼を体感できる生活雑貨
京扇子 かもめ
平安時代から貴族が使っていたという長い歴史がある扇子。こちらの扇子は、京都で90年以上、京扇子の制作をしている大西常商店の職人さんたちの手により一本一本丁寧に作られています。
そんな伝統工芸品でありながら、シンプルで可愛らしいかもめのデザインは現代の装いにも似合って素敵。
京うちわ／公長齋小菅
1898年創業の老舗の竹製品ブランド「公長齋小菅(こうちょうさいこすが」の京うちわ。細い竹ひごを並べ、両面に紙を貼り、柄を差し込んだ京うちわは、京都の工芸品として親しまれており、その歴史は古く、南北朝時代から続くそう。そんな歴史ある京うちわは、丸亀うちわ、房州うちわと共に「日本三大うちわ」の一つです。
京都で古くから愛用されていた見た目も風情ある京うちわは、柄が長く使い勝手も◎。また片面は美しい和紙で、もう片面は落ち着いた色合いの麻が使用されており、見た目も涼しげな仕上がりとなっており、風を体感するだけでなく目からも涼しさ感じることができそう。
アロマタオル ユーカリ
花や草木などのオーガニックもしくは野生種の植物から採取したピュアなエッセンシャルオイルをふんだんに用いた、清涼で透明なすっきりとした香りのユーカリのアロマオイルが含まれた携帯用のアロマタオル。
天然の虫除けとしても活躍してくれるユーカリの携帯用のアロマタオルは、おうちで使うだけでなく、夏のお出かけの際、バッグやコスメポーチに入れておいて使用すれば、虫除けになったり、汗をかいた後、軽く身体を拭いたりできてとっても便利。
yaetoko（ヤエトコ）バスソルト（甘夏の香り）
暑かった一日の終わりを快適にしてくれる入浴タイムに、心地よくリラックスできる、甘夏の香りのバスソルトはいかがでしょうか。
50g（1包）が5包入っているので、旅先に持って行くのにも便利。有機農業による甘夏の果皮から抽出した精油がたっぷり使われたこちらのバスソルトは、殺菌作用や制汗作用があるといわれているミョウバンも入っており、湯上り感はしっとりとしていながらさっぱりしているので、心地よく眠れそう。
食卓に涼を運ぶ食器
美しい江戸切子のクリスタルショットグラス：木村硝子店 ミタテ
透明感とカットの見せる上品な輝きが優雅な、木村硝子店のMITATE(ミタテ)シリーズの、江戸切子の輝きが美しい涼しげな高級ショットグラス。
クリスタルガラスとは、水晶のように透明度の高いガラスを指します。高純度の精選された原料と、熟達の職人の技術、端正なデザインによって創り出された最高級クリスタルガラスは、美しい輝きとともに澄んだ音色が特徴。木村硝子店のMITATE(ミタテ)は、軽く弾くと「キンッ…」という、風鈴顔負けの澄んだ高い音を響かせます。
MITATEショットグラスにはウイスキーが似合い、江戸切子のカッティングが魅せる澄んだ琥珀色のグラデーションが実に見事。
他にも日本酒の冷酒、ジン、ラム、梅酒など、おちょこやぐい呑みとしても適しているので、夏の週末の家飲みに涼しげな高級ショットグラスでゆったりくつろげば、暑さも疲れも癒されそう。
お酒を注いだ時に見せるさらなる輝きと飲んだ時の口当たりのよさが、お酒をさらに美味しく感じさせてくれることでしょう。
丁寧に施されたおしゃれなカッティングは、美しいだけでなく指に心地よく馴染む実力派。木村硝子店のMITATE(ミタテ)ショットグラスは高級な佇まいでありながら、使えば使う程に愛着のわく逸品。飲む人を心地よく酔わせてくれます。
CONCEPT SALAD ガラスボウル M：JENAER GLAS(イエナグラス)
シンプルな見た目も涼しげなイエナグラスのガラスボウル。は、直径22.6×高さ11.0cm、容量2000mlと、3～4人前の冷製パスタやサラダなど、食卓に出してシェアするのに適しています。また見た目だけでなく、軽量で耐熱性に優れているので電子レンジや食洗機にも対応できて使い勝手も◎。
耐冷温度もマイナス35℃なので、氷を入れてデザートやドリンクなどを冷やすのにも適しています。暑い夏の食卓に冷たいデザートがあるだけで、幸せな気持ちになりそう。
そば猪口（ムギワラ手）：石井桃子
「手仕事の味わい」を大切にし、手作業でひとつひとつ丁寧に作られている石井桃子氏による、麦わら手のそば猪口。麦わら手は、線が太めで間隔も広めのストライプ模様のこと。シンプルでスッキリとしたセンスの良いちょっとレトロ風の柄は、夏の麺類をより美味しく演出してくれそう。
「そば猪口（ムギワラ手）」は、紺と深緑の2色のストライプ模様。
グレーがかった器の色味と、ゆったりと描かれた落ち着きのあるストライプが素敵にマッチして、レトロな雰囲気を醸し出しています。
ナイトカラフェ：Sghr(スガハラ)
お家でも水分補給が欠かせない夏。自然で温かみのある数々のガラス製品を作り出している「Sghr(スガハラ) |菅原工芸」のナイトカラフェは、フタがグラスとなっており、トレイに乗せることなく家の中の好きなところへ気軽に持ち運べて便利。
灼熱の液体であるガラスには、 最高に美しくなる瞬間があり、 スガハラの職人さんはその瞬間を逃さず捉えます。 また、ガラスの"声"を聞き、職人さんによって ガラスの特性を最大限に引き出され 独特の輝きと流れるフォルムのあるガラスが創られます。
ストレートのシンプルなフォルムは冷蔵庫のポケットにもスッキリと納まります。夏の夜、ベットサイドにグラスとセットで置いておくのにも適しています。
涼を感じる装い
ふんわり日除けアームカバー
夏の外出や庭仕事の際、気になる日焼け。得に庭での作業にはアームカバーが◎。日差しをよけるだけでなく、実はアームカバーはつけている方が涼しいという、優れたアイテムなんです。また、外出時に持っていればクーラーの効きすぎる場所で、冷気から守ってくれます。
こちらのオーガニックコットン100％のアームカバーは、日本に数台しかない貴重なバンナー機（靴下の低速織り機）から、ゆっくり時間をかけて作られているので、ふんわりとしたやさしく心地よい付け心地に仕上がっています。
日傘 はくさい：槙田商店
創業1866年。傘生地や服地を製造するメーカー「槙田商店（まきた商店）」。『もっていて楽しくなる傘』 のコンセプト通りに、遊び心を感じさせる野菜をモチーフと下「菜シリーズ」の日傘。
槙田商店の傘のコンセプトは、「織物屋がつくる傘」。
自社の歴史に誇りを持つように、徹底的に生地にこだわります。
「持っていて楽しくなる傘」
「ちょっと素敵に見える傘」
「大切に使いたくなる傘」
そんなこだわりを生地に表現するのは、先染めのジャガード織り。
こちらのグリーンと薄いクリーム色が美しい日傘「はくさい」は、白菜の葉の皺を表したようなこだわりのデザインが、遊び心を感じさせ、しかも淡いグリーンは夏の日傘としてさわやかな印象を与えてくれます。
日傘 にんじん
上記と同じく槙田商店の菜シリーズの、夏に相応しい元気で明るいオレンジ色のストライプに、さわやかな緑色のパターンの組み合わせが素敵な「にんじん」の日傘。
従来の傘生地では使うことの出来なかったストレッチ糸を使用することで、伸縮性のある菜（サイ）シリーズは、波打つ生地柄、ぽこぽことした凹凸感、優しい色目の糸が柔らかな表情を作っています。
太陽の恵みをたくさん受けて育つ野菜のように、太陽と楽しく付き合える日傘です。
開いていても素敵ですが、閉じたときに緑色のパターン生地の部分がひらひらとして、まるで人参の葉のように見えるのもキュートで◎。見ているだけで元気になりそうな明るい日傘です。
おわりに
風鈴や蚊遣りなどの夏のしつらえから、涼を体感できるバスソルトやアロマタオル、食卓を涼しげに演出してくれる器や、お出かけの際に日差しから身を守ってくれるアイテムなど、夏を乗り切るアイテムの数々。どれもデザインも使い勝手も◎の優れものなので、気になるアイテムを見つけたらリンク先を訪れてみてください。いつもよりも夏が楽しく快適に過ごせるかも。
ちょっとした工夫や涼を感じる道具など、五感で涼しさを感じてみませんか？