白いご飯、炊き込みご飯…ほっかほかのご飯をお茶碗に盛り付ける光景は、日々の暮らしの中で繰り返される幸せな時間。自分用に選ぶお気に入りのお茶碗、パートナーと色違いで揃えたお茶碗、家族一人ひとりが使うお茶碗。毎日使うものだからこそ、お気に入りのひとつを見つけてみませんか!2016年06月05日作成
日々の暮らしの中で、当たり前の様にお世話になっている”お茶碗”。真っ白なほかほかご飯、旬の味覚がたっぷり入った炊き込みご飯…お茶碗に美味しそうに盛られたご飯を見るだけでなんだか”ほっこり”幸せな気分になります。
一人で食べる食卓、二人で囲む食卓、家族で囲む食卓。どんな食卓シーンにもお茶碗は、欠かせない存在です。毎日使うものだから、やっぱりお気に入りのひとつを選びたい…。今回は、毎日のご飯の時間が楽しくなる、素敵なお茶碗を模様別にご紹介したいと思います♪
九谷焼の伝統的な絵具と土を使い製品をつくりあげる陶芸家、徳永遊心さんのお茶碗「色絵みかん」。お茶碗の片側は高台から天に向かって伸びるみかんの枝を、もう片面はお茶碗の縁からたわわに実るみかんの枝が下がった様子を描いています。
お茶碗の口は広めに、高台部分は口の広さに対して小さく作られています。これによって生まれる程よいシャープなラインがとても美しく感じられます。高さがあり日本の”ご飯”が良く似合うお茶碗は、シンプルに梅干をのせたり、お茶漬けや小丼にして使っても良さそうです。
九谷青窯の若手の陶芸家、高 祥吾さんの作品は、初々しい葉っぱと、瑞々しい実がなった様子が描かれたお茶碗。高台から伸びる枝の中に、一枝だけお碗の淵を乗り越え、内側にも葉っぱが顔を覗かせています。ちょっと楽しい、遊び心が隠れたお茶碗です。
手に取ってみると、薄手で軽い仕上がりを実感することができます。高台からお茶碗の縁へと広がる柔らかなフォルムからは、絵付け同様、丁寧な手仕事の様子が伝わって来ます。控え目でありながら伸びやかさも感じる、毎日使っても飽きない、魅力的なお茶碗です。
長崎県の波佐見町に本社をかまえる、「波佐見焼」の陶磁器ブランド白山陶器。白地に深い青緑色の小さな花が連なるこのお茶碗の名前は「かのん」。音を立てながら次々にお花が咲いていく、そんな様子を連想させる可愛らしいネーミングのお茶碗です。サイズは大、小とあるので、セットで揃えれば夫婦茶碗としても使えます。
お茶碗の内側にもパッと咲いたお花が!ご飯が減って行くのに合わせてひとつひとつ、可愛らしいお花が顔を出します。
控え目だけど、楽しげで凛とした雰囲気も合わせ持つお茶碗は、食卓に明るい笑顔を運んで来てくれそう。小さい方のサイズのお茶碗は、かなり小さく感じられるかもしれないので、夫婦で大きい方を使い、小さい方はお子様用、という手もありますね!
シンプルなかたちとデザインでありながら、釉薬の変化によって味わい深い表情を見せるお茶碗は、日本の素材で日本の職人と一緒にものづくりを続けているブランド”東屋”のもの。ご飯は勿論、盛り付ける食材や、お手持ちの食器との取り合わせによっても、新たな表情を見せてくれます。
手に取ると、まさに土を感じる質感で、高さも、厚みもしっかりある高台からは、土の素朴な風合いを感じる事が出来ます。温かみがあり、安定感のあるお茶碗は、家族みんなで色違いにしてみるのもいいですね。程よいサイズ感は、お茶漬けをサラサラ頂くのにも良し、時にはお抹茶を注いで頂くというのもアリかもしれません。
創業350年の有田焼の窯元が、生活用品デザイナーの大治将典さんを迎え、2012年に新たに立ち上げたブランドが「JICON・磁今」のシンプルなお茶碗は、どことなく愛嬌のあるかたちが魅力的。「渕鋼」と「白」の二種類のお茶碗は、よく見ると釉薬の流れた跡や、小さな気泡、材料に含まれているという小さな鉄分の斑点なども見られ、職人の手仕事によって、いくつもの行程をこなしている、その様子が目に浮かぶ様です。
少しマットな質感をしたJICONの磁器は、薄すぎず、厚すぎず、広めの口は、ごはんを盛りやすいので、毎日の食卓で大活躍!洗いやすいのも魅力のひとつです。ちょっとした丼ものや、お茶漬けにもぴったり。日々、使って行く程に愛着が湧いて来るお茶碗です。
岐阜県の神社庁御用達窯に指定される蔵珍窯(ぞうほうがま)のお茶碗は、器の特徴である赤色を貫入(ヒビ状)の技法により器に施しています。器を華やかに彩る赤色は、千日もの月日をかけ、ゆっくりと丁寧に擦り続け3年で完成する絵の具だそうです。釜で焼いた後は、滑らかで深い赤へと表情を変えます。時間をかけて擦れば擦るほど美しい赤色になると言われています。
こだわり抜いた朱の色、自然が創りだす模様と質感、まさに一点もののようなお茶碗です。
1917年創業、京焼・清水焼を中心とした陶器、磁器などを国内外に販売している西川貞三郎商店。淡いブルーに独特な模様が施されたお茶碗は、日本の文化の象徴とも言える清水焼のお茶碗。
そぎ三島は、無色釉に青顔料を少し加え、まるで空のような淡くて優しい青色を表現しています。古来より茶人に愛され続けている三島模様に、削ぎの手法もプラスしたお茶碗は、伏せて置くと独特な模様が更に際立ちます。
大分県日田市の山あい、皿山を中心とする小鹿田地区で焼かれる陶器、”小鹿田焼”は、国の重要無形文化財にも指定され、300年もの歴史があります。小鹿田焼きの代表的な技法のひとつ「飛び鉋(かんな)」を施したこのお茶碗は、象ったお茶碗に化粧土をかけ、ロクロを回しながら鉄の鉋の先をあて、化粧土を削って鉋の跡をつけていきます。素朴で温かみのある雰囲気のお茶碗は、モダンな印象にも見えます。
少し浅めのお茶碗なので、ご飯を盛るのは勿論、例えば副菜の小鉢や、和・洋・中のおかずを盛り付けるのにもおすすめです。小鹿田焼のお茶碗がテーブルにあるだけで、どこかあたたかい雰囲気の食卓に!
鎬(しのぎ)の凹凸模様が刻まれた素朴な雰囲気のお茶碗は、鹿児島市 姶良(あいら)市にて、竹之内琢さんとお父様の彬祐さんのお二人で作陶されている窯元で作られたもの。土の質感が伝わるお茶碗は、少し大振りなので、ご飯の他にも、スープや、ちょっとお腹が空いた時に食べるミニうどん、朝食のカフェオレボウルとして使っても丁度良いサイズ。
電子レンジ、オーブンにも対応しているので、普段使いの器としてぴったりです。5色のカラーは個性的でありながらどても優しげ。家族でそれぞれ色を決め、毎日の食卓を彩ってみてはいかがでしょうか…。
贈り物にも最適なお茶碗。毎日使う物だから、お気に入りのデザインで使い心地の良いものを選びたいですよね…。作り手さんの手仕事が伝わる素敵なお茶碗と一緒なら、日々の食事の時間がもっともっと居心地の良い時間に感じるハズ。みなさんも、是非、お気に入りのお茶碗を見つけてみて下さいね♪
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日々の暮らしの中で、当たり前の様にお世話になっている”お茶碗”。真っ白なほかほかご飯、旬の味覚がたっぷり入った炊き込みご飯…お茶碗に美味しそうに盛られたご飯を見るだけでなんだか”ほっこり”幸せな気分になります。