うつわに親しむ vol.2~名称編~|椀やお皿を《正しい名前》で見てみよう

うつわに親しむ vol.2~名称編~|椀やお皿を《正しい名前》で見てみよう

例えばあなたがうつわを手に取ったとき、その手に触れている「部分」の名前、言えますか?今回の「うつわに親しむ vol.2」では、うつわの各部分にフォーカスして、役割や名称についてを学んでいきます。食器のお店や陶芸家さんの個展などで、うつわの解説が理解しやすくなるうえ、質問もしやすくなりますよ。毎日食卓でご飯をいただく喜びが、より一層奥深く感じられそうです。2020年04月13日作成

カテゴリ:
生活雑貨
キーワード
食器和食器茶碗陶器平茶碗
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食器の正しい名前を知って、もう一歩、うつわツウに近づいて

うつわに親しむ vol.2~名称編~|椀やお皿を《正しい名前》で見てみよう
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うつわ屋さんに入って、すきな一点を選ぶのは、至福のひととき。釉薬やレリーフ、絵付けなどはもちろん、使い勝手を左右するフォルム(形)も、選ぶときに大切な要素ですよね。

vol.2では、和食器の椀や、洋食器の皿の名前に注目

うつわに親しむ vol.2~名称編~|椀やお皿を《正しい名前》で見てみよう
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うつわの世界をもっと身近に、より深く楽しむための「うつわに親しむ」シリーズ。

前回vol.1の「釉薬編」に続き、vol.2となる今回は、きっとうつわのお店で、店員さんとお話するが楽しくなる情報をお届け。うつわのフォルム(形)や、各部分の名称についてご紹介します。

店員さんにうつわについて質問する際も、名称が分かっていると正しく伝えられるようになりますよね。
うつわの部位の名前を正しく知ることで、うつわの解説書などもより深く理解することができますし、うつわを鑑賞するときのポイントも分かるようになりますよ*

和食器にはさまざまなかたちのもの、用途のものがあります。うつわに合わせて、部位の名称もさまざま。まずはベーシックなお茶碗、お皿の名称を学んでいきましょう。
▼うつわに親しむ vol.1「釉薬編」は、こちらから。
うつわに親しむ vol.1~釉薬編~|風合いをはぐくむ、美しい色の世界へ
うつわに親しむ vol.1~釉薬編~|風合いをはぐくむ、美しい色の世界へ

毎日のお食事に欠かせない「うつわ」。奥深いうつわの美しさに魅せられて、うつわをコレクションしているという人も多いのではないでしょうか。そこで、みなさんのうつわ選びがもっと楽しくなるように、今回から3回にわたって、うつわの基礎知識をお届けします。 第一回目の今回は、うつわの色みを決める「釉薬(ゆうやく)」がテーマ。釉薬の魅力や種類を知ると、うつわを眺めるだけでも、きっと心がときめくようになりますよ。

① 椀の各部分の名前を知ろう

和食でかかせないのが、ご飯や汁物などを盛るための食器「椀」です。「お茶碗」を例に、各部分の名称を見てみましょう。
うつわに親しむ vol.2~名称編~|椀やお皿を《正しい名前》で見てみよう
だいたい、このあたりの名称を覚えておくと、うつわのお店で、店員さんや作家さんと話すときにスムーズになりますよ。なかでも注目したいのは、上が胴で、その下が腰(こし)になっているところ。そう、人の体とおんなじですね。

見込み

「見込み」はうつわの内側の部分で、食べ物や飲みものを直接盛りつけるところです。内側に施された色絵や釉薬が垂れている様子を楽しんだりします。
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「見込み」はうつわの内側の部分で、食べ物や飲みものを直接盛りつけるところです。内側に施された色絵や釉薬が垂れている様子を楽しんだりします。

口縁(こうえん)

うつわの縁(フチ)の部分は、口縁(こうえん)、また、口造り(くちづくり)とも呼ばれます。
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うつわの縁(フチ)の部分は、口縁(こうえん)、また、口造り(くちづくり)とも呼ばれます。

お碗では口が触れる部分でもあり、ここの厚みによって、口当たりの良さや上品さを感じ取ることができます。
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お碗では口が触れる部分でもあり、ここの厚みによって、口当たりの良さや上品さを感じ取ることができます。

こちらは、フチにふっくらと厚みを持たせた「玉縁」。存在感のあるうつわを演出したいときに選ぶといいですね。
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こちらは、フチにふっくらと厚みを持たせた「玉縁」。存在感のあるうつわを演出したいときに選ぶといいですね。

高台(こうだい)

「高台」は、椀や湯呑の底にある、円い輪でお馴染み。それを卓上に置いたときに安定することを目的につけられている、うつわの足となる部分です。

安定だけでなく、手で持ちやすくする役割も。手で持ち上げるうつわの場合は、高台があることで、たとえ熱い料理を盛ったうつわであっても熱さをガードしてくれて、持てるようになりますよね。

熱いものをいれていても、直接熱が卓上に伝わらないので、テーブルの素材も痛めません。
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「高台」は、椀や湯呑の底にある、円い輪でお馴染み。それを卓上に置いたときに安定することを目的につけられている、うつわの足となる部分です。

安定だけでなく、手で持ちやすくする役割も。手で持ち上げるうつわの場合は、高台があることで、たとえ熱い料理を盛ったうつわであっても熱さをガードしてくれて、持てるようになりますよね。

熱いものをいれていても、直接熱が卓上に伝わらないので、テーブルの素材も痛めません。

熱い液体を入れることが少ない器でも、たいていは上記のような理由で安定感を持たせるため、付けている場合が多いです。
ぜひお家にある器をひっくり返して、高台をご覧になってみてくださいね。
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熱い液体を入れることが少ない器でも、たいていは上記のような理由で安定感を持たせるため、付けている場合が多いです。
ぜひお家にある器をひっくり返して、高台をご覧になってみてくださいね。

胴(どう)

「胴」は口縁から腰までの部分で、お茶碗では色絵などの装飾を施すことが多い部分です。平らなお皿にはありません。
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「胴」は口縁から腰までの部分で、お茶碗では色絵などの装飾を施すことが多い部分です。平らなお皿にはありません。

腰(こし)

お茶碗の胴と高台の間の部分を「腰」と呼びます。深めのお茶碗のうち、下の部分が張り出したようなかたちのものだけにあります。
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お茶碗の胴と高台の間の部分を「腰」と呼びます。深めのお茶碗のうち、下の部分が張り出したようなかたちのものだけにあります。

〈ちなみに〉椀にかぎらず、皿・鉢でも共通の呼び方です

たとえば平皿でも、見込みや口縁など、上でご紹介した椀と同じ部分があれば、同じ呼び方です。洋食器でも・・・例えばカップ&ソーサ―でもフチは口縁と呼びますし、ソーサ―の内側の凹み部分は、見込みと呼びますよ。

ちなみに底の反対側は、高台裏と呼ばれます。よく作り手の方のサインが入る部分ですね。

たとえば平皿でも、見込みや口縁など、上でご紹介した椀と同じ部分があれば、同じ呼び方です。洋食器でも・・・例えばカップ&ソーサ―でもフチは口縁と呼びますし、ソーサ―の内側の凹み部分は、見込みと呼びますよ。

ちなみに底の反対側は、高台裏と呼ばれます。よく作り手の方のサインが入る部分ですね。

【併せて知りたい】和食器の種類について

平形(ひらなり・ひらがた)

平形(ひらなり・ひらがた)というのは、口縁が大きくて、見込みの浅い形状のうつわを指し示します。

お皿の場合は、平皿。茶碗の場合は、よく平茶碗と言われています。
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平形(ひらなり・ひらがた)というのは、口縁が大きくて、見込みの浅い形状のうつわを指し示します。

お皿の場合は、平皿。茶碗の場合は、よく平茶碗と言われています。

平茶碗ならば、盛ったご飯が少ない量であっても、美しく見せてくれますよ。
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平茶碗ならば、盛ったご飯が少ない量であっても、美しく見せてくれますよ。

椀形(わんなり・わんがた)

椀形(わんなり・わんがた)はもっともベーシックなかたちのお椀で、丸みを帯びたフォルムが特徴です。
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椀形(わんなり・わんがた)はもっともベーシックなかたちのお椀で、丸みを帯びたフォルムが特徴です。

優しい印象のゆるやかなカーブが、手のひらに馴染みやすく、持ちやすいですよ。もちろん盛り付けもしやすく、扱いやすいですね。

ちなみに、椀と碗という漢字の「偏」の違いは・・・木偏のものは、木製のものを指し、石偏のものは陶磁器製のものを示します。
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優しい印象のゆるやかなカーブが、手のひらに馴染みやすく、持ちやすいですよ。もちろん盛り付けもしやすく、扱いやすいですね。

ちなみに、椀と碗という漢字の「偏」の違いは・・・木偏のものは、木製のものを指し、石偏のものは陶磁器製のものを示します。

杉形(すぎなり)

典型的なお椀を、もうちょっと縦に伸ばしたようなかたち。口縁から胴までが比較的まっすぐに、すっと広がっているように見えます。
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典型的なお椀を、もうちょっと縦に伸ばしたようなかたち。口縁から胴までが比較的まっすぐに、すっと広がっているように見えます。

切立(きったて)

切立(きったて)は底から口縁までまっすぐに立ち上がるかたちのうつわです。こちらは、切立湯呑。
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切立(きったて)は底から口縁までまっすぐに立ち上がるかたちのうつわです。こちらは、切立湯呑。

こちらは切立鉢ですが、そのほかに切立丼など・・。身近な食器でもよく見受けられますよ。
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こちらは切立鉢ですが、そのほかに切立丼など・・。身近な食器でもよく見受けられますよ。

井戸形(いどなり)

高麗茶碗と呼ばれる茶碗の一つである、井戸茶碗(いどちゃわん)。その碗と同じようなかたちを、井戸形(いどなり)と言います。口が広がっていることが特徴的。

もともとは15-16世紀頃に朝鮮半島から渡来した茶碗のかたちなのだそうで、戦国時代など、古くから茶人に愛され続けている、侘び茶の道具として知られています。
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高麗茶碗と呼ばれる茶碗の一つである、井戸茶碗(いどちゃわん)。その碗と同じようなかたちを、井戸形(いどなり)と言います。口が広がっていることが特徴的。

もともとは15-16世紀頃に朝鮮半島から渡来した茶碗のかたちなのだそうで、戦国時代など、古くから茶人に愛され続けている、侘び茶の道具として知られています。

② 皿の各部分の名前を知ろう

うつわのお店で洋食器のお皿の名前は、よく、リム皿、オーバル皿、スープ皿、そして「〇〇プレート」・・・といったカタカナの名前で目にすることが多いですよね。洋食器にかぎらず、和食器でも、そのようなカタカナ名を見かけます。
ここでは、代表的なものを確認してみましょう。
うつわに親しむ vol.2~名称編~|椀やお皿を《正しい名前》で見てみよう
洋皿は主に、リム皿、クープ皿の二種で捉えることができるでしょう。

リム

プレートのフチの部分を、リムと言います。デザインによっては幅広いリム、レリーフ模様が施されたリム、オクトゴナル(八角形のお皿)のように、カッティングが見事なリムなど・・・趣向を凝らした様々なリムが出回っていますよ。

クープ

スープやみずっぽい料理を入れるのに適している、ゆったりと深みのあるタイプを指します。クープ皿=スープ皿と捉えてもよいでしょう。

【併せて知りたい】洋皿の種類について

洋皿は一般的に、ディナープレート、デザートプレート、ケーキプレート、スーププレート、パンプレート、シリアルボール・・・というように、名前から察しやすいものが多いです。ここでは、ちょっと聞きなれない洋食器の名前をご紹介します。

ショープレート

その名のとおり、見せるためのお皿。食事に招いたゲストをおもてなしするときに、テーブルにははじめ、目を楽しませてくれる、華やかなデザインのお皿―― このショープレートを置いてセッティングします。たいてい大皿で、陶磁器に限らず、ガラス、レザー素材のものもありますよ。
出典:unsplash.com

その名のとおり、見せるためのお皿。食事に招いたゲストをおもてなしするときに、テーブルにははじめ、目を楽しませてくれる、華やかなデザインのお皿―― このショープレートを置いてセッティングします。たいてい大皿で、陶磁器に限らず、ガラス、レザー素材のものもありますよ。

プラター

聞きなれないかもしれませんが、実はこちらの「プラター」、よく聞くオーバル(楕円)プレートと同じ意味です。大きいサイズのものは、「オーバルプラター」とも呼ばれますよ。

パスタやカレー、大きいものはサンドイッチやオードブルなど・・・使い勝手のよいかたちですよね。
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聞きなれないかもしれませんが、実はこちらの「プラター」、よく聞くオーバル(楕円)プレートと同じ意味です。大きいサイズのものは、「オーバルプラター」とも呼ばれますよ。

パスタやカレー、大きいものはサンドイッチやオードブルなど・・・使い勝手のよいかたちですよね。

うつわの形の美しさも、堪能して*

うつわの部位の名称を知ると、それぞれのうつわの形の違いもきちんと表現できるようになります。ぜひおうちにあるうつわを手に取って、部位を確認しながら言葉にして表してみましょう。
出典:

うつわの部位の名称を知ると、それぞれのうつわの形の違いもきちんと表現できるようになります。ぜひおうちにあるうつわを手に取って、部位を確認しながら言葉にして表してみましょう。

うつわの奥深い世界をいっそう堪能できるようになって、その愛着も深くなるはず* いつものお食事がより美味しく感じられるのではないでしょうか。
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うつわの奥深い世界をいっそう堪能できるようになって、その愛着も深くなるはず* いつものお食事がより美味しく感じられるのではないでしょうか。

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