【お気に入りのお箸】と暮らそう
私たちの食生活に欠くことができない【お箸】。
ふだんの食事に使うものにはじまり、菜箸、取り箸、盛り付け用まで、役割もさまざまですが、
今回は【My Best お箸】として、ふだん使いのお箸をピックアップ。
素材・色・カタチ、コダワリまで、お箸の個性ごとにご紹介しましょう。
ふだんの食事に使うものにはじまり、菜箸、取り箸、盛り付け用まで、役割もさまざまですが、
今回は【My Best お箸】として、ふだん使いのお箸をピックアップ。
素材・色・カタチ、コダワリまで、お箸の個性ごとにご紹介しましょう。
使いやすいお箸の目安は・・・
利き手の親指と人差し指で直角にした時、人差指と親指を結んだ対角線の長さを
一咫と言います。そして、この長さの1.5倍である一咫半が最も持ちやすい長さと
されています。
使いやすいお箸のサイズは人それぞれ。必ずしも「一咫半」とは限らない・・・
ある程度使いこなせる方はお好みで一咫半よりも長かったり、
短いお箸をご利用になられている方もいらっしゃいます。
軽いお箸を好む人、重たいのがいい人。素材による“軽さ”“重さ”は。
軽いお箸は手や指に負担を掛けず扱いやすく、長時間使用していても疲れにくいという特徴がございます。代表的な木地として竹・ヒバ・ひのきなどがあり、お箸にもよく使用されます。軽いのでお箸の重さを感じたくない方にオススメです。
重いお箸は固く、丈夫であるという特徴があります。 黒檀や紫檀、特に重量感があるのは青黒檀・蛇紋木という木地で、これらは建築材や家具や仏具、楽器等にも使用され、非常に耐久性に優れた素材です。重いお箸はしっかりと手に持った感触を楽しみたい方に向いています。
1.ぬくもりも風格も。【木のお箸】がお好み?
凛としたたたずまい。|東屋『木箸・黒檀』
素材は銘木3種。手指になじむ八角形。|『八角箸』
手にしてみると驚くほど軽く、手触りは滑らか。箸同士が触れると、引き締まった木特有の澄み切ったよい音がします。どの面を持っても違和感がなく指にピタッと安定。箸先はざらつきのある表面加工が施されているので、滑りやすい豆や麺類、小さなご飯粒までしっかりととらえることができる、使い勝手のよい箸です。
四角・三角・利休。3タイプの鉄木|『江戸木箸』
鉄木とは。
江戸木箸は、世界の木材の中で最も硬い木「鉄木」で作られているので、丈夫で耐水性にも優れています。 東南アジアでは、風物詩の水上家屋や桟橋等に使われている材料です。 無駄な力がいらない細さで、お箸では掴みにくいものも掴みやすく、 人体に悪影響を及ぼす成分を含まないので安心して使うことができます。
四角・三角・利休の3種類。
2.食卓がはなやかに。【カラフル】な塗り箸
色鉛筆のような六角形のお箸|箸蔵まつかん『 カラースティック』
竹+塗り|公長齋小菅『みやこ箸』
3.“益子色”“飛び鉋”。【陶芸モチーフ】のお箸
木と益子の伝統釉のモダンなコントラスト|『益子箸』
陶芸のワザがモチーフ。土もの(陶器のうつわ)と好相性
その➀『飛びカンナのお箸』
■飛び鉋(とびかんな)・・・工具の刃先を使って、連続した削り目をつける技法。ロクロで回転させた陶器に刃先をあてると、工具が土を削って弾かれます。この繰り返しによって連続した模様を描いていきます。
その②『しのぎのお箸』
4.洋のカトラリーと調和。【シルバーニュアンス】のお箸
“現代の長さ”にも特色が。|『STIIK(スティック)』
全長:26cm!「一咫半(ひとあたはん)」に異論を唱えた点がユニーク。
机や椅子のサイズも高くなっているのに、毎日使う箸の主流サイズは未だに
江戸時代止まり。
そこで、現代人にあわせたこれからの箸のスタンダードとなりうる寸法として、
「現代人にとっての一咫半=26cm」 に気がつきました。
食べた時の美しさと、用途に耐えうる強さの両方がこの寸法を生み出しているんです。
すっと手に馴染み、食材をつかみやすい程よいグリップ感。
細く伸びた箸先は、魚の身をほぐすのが楽しくなっちゃうくらい。
Made by クチポール|Cutipol『GOA/ゴア チョップスティック』
*専用の箸置きが付属しています。
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5.軽さもポイント。【無垢材&無塗装】のお箸
素材は日本三大美林の一つ〈青森ヒバ〉|『ヒバくびれ箸』
細く鋭い箸先は“つるつる”も逃さない。|東屋『竹箸』
ふだん使いにも、来客用にも。吉野杉|中川政七商店『利休箸』
5.しっとり*優雅。やっぱり【漆】に憧れる
竹箸専業メーカーと越前漆器のコラボ |中川政七商店『THE 箸』
実は竹の箸は、材質として強度がある表皮側が正面として作られていて、左右の正しい向きが存在します。表皮を正面にして方向を揃えると、二本一組の箸の間が隙間なく収まり、食材を扱いやすいようにデザインされているのです。そこで、表皮側の天面に少しだけ切り欠きを入れることで、正しい向きがすぐに分かるようにしました。
手掛けたのは、越前漆器の老舗。|漆琳堂/しつりんどう『aisomo cosomo』
コロコロ転がらない+本漆♪|graf(グラフ)『三角箸』
【食洗機対応】のお箸もあります
ただし、入れっぱなしは変形のモト。乾いたら、すぐに食器棚にしまおう。
丈夫な積層材が、最も細いお箸を実現。|『秋田の極細箸/墨味(すみあじ)』
先端も細いので、魚の骨を取ったり、身をほぐしたりもしやすいですよ!
削り跡が手指になじむ。|箸蔵(はしくら)まつかん『削り』
今さらですが・・・
握り箸⇒NO!
正しいお箸の使い方をおさらい。
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お箸は親指・人差し指・中指の3本で上のお箸を持ちます。 下のお箸は親指の付け根に挟み、薬指の第一関節あたりで支えます。・・・
箸のはしばし
所作が美しいひとはより素敵に見える。マナーも再確認♪
いつもそばに置きたい。ふだん使いの【My best お箸】
筆者は身長:164㎝。比して手は小さめ。「一咫半(ひとあたはん)」を計ると、フィットするお箸の長さは22cmで、そうなんだ、と食器棚に数本あった22㎝のお箸を試してみたら、確かに使いやすかったです。が、ふだん使いのお気に入りは全長25㎝と長め。そんなケースも少なくないそう。ただ、「一咫半(ひとあたはん)」は自分に合うお箸を探すための1つの目安ですから、いま使っているお箸がイマイチ、と感じている方は、さらなるフィットを求めて、一度計ってみるのもおすすめです。もちろん、お箸の質感や色合いも大切だし、おかずをキャッチしやすいかどうかも気になる…。使い心地だけでなく、好みも反映させたふだん使いの【My Best お箸】を見つけてはいかが?

出典:www.flickr.com(@TheBusyBrain)
箸のあれこれ。ご参考に。
箸置きも、お気に入りを集めてTPOを愉しもう★
※画像は『秋田の極細箸/黒(墨味)』(後出)。