食事がもっと楽しくなる、素敵な和食のいただき方とは?
毎日使うお箸やお椀の持ち方などなど、当たり前のことのようですが意外と見落としているマナーのポイントはあるもの。今回は、お箸の持ち方やキレイな食べ方のコツを和食の作法に学びます。いつもの食事が、きっとより丁寧においしく食べられるはず。素敵な箸置きもピックアップしましたので、楽しみながらお好みを探してみてください♪
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
まずは、お箸とお椀の扱い方からチェック
お箸の持ち方
お箸を持つ時は利き手を使って、上側になる1本の箸を、親指と人差し指、中指の3本で鉛筆を握るように持ちます。下側になる方の箸は、薬指の先と親指の付け根で支えるようにして持ちましょう。実際に使うときには、上側の箸を動かして食べ物をつかみます。お箸は、先端から2/3くらいの位置を持つと良いですよ。
お箸の取り方
お箸を取るときには、まず右手で上からお箸を持ち上げます。そのあとで、左手を添えてお箸を下から支えながら、右手をお箸の下に滑らせて持ちます。お箸を置くときは、逆の動作で、左手でお箸を下から支え、右手を上側に滑らせてお箸を持って箸置きに置きましょう。
お椀の持ち方
お椀は、親指をお椀のフチに添えて、他の指はそろえて「高台」と呼ばれるお椀の底の部分を支えましょう。親指は軽く添えるのがポイントで、お椀の中に入らないようにすることが大切です。
お椀の取り方
出典:unsplash.com
まず、お椀のフタは、お椀に左手を添えて、右手でフタを開けます。フタがくっついて開けにくいときには、お椀に添えた左手でお椀のフチを軽く握るように押すと開けやすくなります。フタを取ったら裏返しの状態で、お椀の隣(お盆の外)に置きましょう。お椀は両手で取って持ち上げます。
お椀とお箸を持つ方法
お椀だけでも、お箸だけでも、食事はできませんよね。この両方を扱う時のポイントが順番です。まず先に、右手でお椀を取りましょう。次にお椀を左手に持ちかえたら、右手でお箸を持ち上げ、お椀の下に添えた薬指と小指の間にお箸の先端を挟んで支えましょう。お箸を取る時と同じように右手を上に滑らせて下から持ちます。お箸を置くときは逆の動作で置きましょう。
覚えておきたい和食のマナー
お箸のマナーを押さえて丁寧に食べよう
お箸のマナーでは、食べやすいことからついやってしまいがちなことがいろいろあります。気づかぬうちに習慣になっていることもあるので、改めて気を付けておくと良いですよ。
・さし箸…つるつる滑る煮物の里芋などでやってしまいがちな、料理をお箸でつき刺して食べることです。お箸は挟むのが基本。大きなものは一口サイズに切ってから食べましょう。
・渡し箸…食事の合間にお茶を飲もう、なんていう場合にお箸を食器の上に“橋”のように置いてしまうことがありますが、これもNG。お箸は箸置きに置きましょう。
・そろえ箸…食べる前に、食器やテーブルの上でお箸をトントンとそろえるのもマナー違反です。気になるときは、お箸を持ったときなどに手元でそろえましょう。
・さし箸…つるつる滑る煮物の里芋などでやってしまいがちな、料理をお箸でつき刺して食べることです。お箸は挟むのが基本。大きなものは一口サイズに切ってから食べましょう。
・渡し箸…食事の合間にお茶を飲もう、なんていう場合にお箸を食器の上に“橋”のように置いてしまうことがありますが、これもNG。お箸は箸置きに置きましょう。
・そろえ箸…食べる前に、食器やテーブルの上でお箸をトントンとそろえるのもマナー違反です。気になるときは、お箸を持ったときなどに手元でそろえましょう。
持つお皿と、持たないお皿にも気を付けよう
置いてある食器に口を近づけて食べる「犬食い」をしないことは、気を付けておきたいマナーですが、全てのお皿を手に持って良いわけではないのもポイント。焼き魚などの主菜がのったお皿や、中皿や大皿は持ち上げずに食べましょう。小鉢や小皿などは手に持って良いので、口に近付けて食べるのもOKです。
食事の準備も楽しくなる、素敵な箸置き
お箸や和食のマナーを見ていくと、箸置きの大切さがよくわかりますよね。食卓に箸を置く場面だけでなく、食事の合間にも箸置きは活躍してくれます。そんな箸置きですが、最近はデザインのバリエーションが充実しています。食器に合わせてそろえたり、その日の気分や季節に合わせて選ぶと、毎日の食卓がもっと楽しくなります♪
組子箸置き
錫の箸置き
お花の箸置き
ソースの箸置き
「Lisa Larson(リサ・ラーソン)」の箸置き
ガラスの輪の箸置き
ゆっくり丁寧に味わいたい、上品な和食の時間
この食べ方ってマナー的にどうなんだろう、という疑問が解消すると、外食などで人前で和食を食べる際も自信が持てるようになります。お箸やお椀の扱い方は最初はぎこちなくても、毎日心がけるうちに自然と磨かれていき、キレイに食べられるようになるでしょう。毎日の食事をより丁寧にゆっくり味わっておいしい時間を過ごしてくださいね♪
▼画像をお借りしたサイト様です。ご協力ありがとうございました。
ひのきでできたシンプルで上品な雰囲気の箸置きです。釘や接着剤などを使わないで組み立てる「組子(くみこ)」の技法で作られているのが特徴。日本らしい伝統も感じられる一品です。