暖かく感じる日も増え、本格的な春を迎える4月。軽やかな服装を意識しつつ、春らしいファッションアイテムを取り入れておしゃれを楽しみましょう。スタイリスト・高上未菜さんに、5アイテムを使った5通りの着回しを教えてもらいました。

ほんのりトラッドなムードが漂いつつも、爽やかに羽織れる一枚仕立てのダブルジャケット。気軽に羽織れるジャケットは、軽アウターとして寒暖差のある今の時季に重宝しますよ。柔らかな質感の綿麻素材。やや大きめのサイズ感で、程よくゆるい雰囲気も魅力です。

春といっても夏日になることも。羽織と一緒に、ノースリーブカットソーもあると便利です。コンパクトな襟ぐりをはじめ、肩まわりにタックが施された、きれいに見えるパターンにこだわった一枚。ナチュラルな光沢感があり、上品見えがかなうアイテム。

華奢なボウタイがポイントのシャツは、清楚な印象から新年度の始まりにぴったりなアイテム。ボックスシルエットでやや短めな着丈だから、ワイドパンツやロングスカートなどさまざまなボトムスと相性抜群。一枚はもちろん、リボンをちら見せして重ね着するのもおすすめです。

大きなチェック柄が目を引くスカートは、スタイリングの主役に最適。ボリュームのあるシルエットと明るいカラーリングで、シンプルなTシャツと組み合わせてもフレッシュな装いに。バックウエストがゴム仕様だから着心地も快適です。

ウエスタンパンツをモチーフにした、ワークパンツにややフレアがかかったシルエットが特徴です。ヴィンテージ感のある、こなれた着こなしが楽しめますよ。フレアシルエットで脚長効果が期待できるのもうれしいポイント。

ジャケットと同生地のハーフパンツでセットアップコーデ。ボウタイシャツを合わせて、爽やかなお仕事スタイルの完成です。ハーフパンツもセットアップなら子どもっぽく見えないですよ。ベージュとブルーの淡いカラーリングで春らしさがアップ。足元は黒のローファーで全体を締めて。

4月13日は、東京・上野に日本初の本格的な喫茶店が開業したことにちなんで「喫茶店の日」だそう。おいしいコーヒーとケーキでホッとひと息。デニムジャケットの下は、スカートのチェック柄と色を合わせて、ピンクのカットソーをコーディネート。雨の多い今の時季は、晴雨兼用のラバーブーツがあると安心です。

家で過ごす休日は、ゴールデンウィークの旅行の持ち物や計画をリストアップ。スポーティーなアノラックパーカーと可憐なボウタイシャツの意外な組み合わせがマッチします。首元のリボンをパーカーから出すように重ね着すると、可愛らしいアクセントに。

Tシャツ＋スカートの簡単なワンツーコーデですが、存在感のあるチェック柄のおかげで手抜き感なし。旅行のパッキングも、使い勝手のいいアイテムで少なく収めたいところ。スカートはバックフロントがゴム仕様なので、タックインしてもサマになります。

ジャケットできちんと感を担保しつつも、フレアシルエットのパンツやスニーカー、リュックとカジュアルテイストで合わせてこなれた雰囲気に。襟ぐりの詰まったノースリーブカットソーだから、ジャケットの下に着ても首元がきれいに収まります。