防寒対策必須の1月のコーディネートは、寒い日はロングコート、天気がいい日はダウンベストやジャケットというように、アウターが主役になることが多いですよね。ニットやスウェットなど、上手にレイヤードして冬の装いを楽しみましょう。スタイリスト・富澤結希乃さんに、5アイテムを使った5通りの着回しを教えてもらいました。

暖かく軽やかな着心地ときちんと感がありながらも程よくカジュアルなデザインで、キルティングコートとダッフルコート、両方の魅力が詰まったアイテム。ミリタリーキルトを使用し、メンズライクでありつつも、ロング丈のAラインシルエットやドロップショルダーといったディテールからどこか柔らかな印象が漂います。

トレンド感のあるショート丈ダウンベスト。オーバーサイズのトップスやワイドパンツなど、いつものアイテムと合わせるだけで、クロップド丈が引き立ち、新鮮な装いになりますよ。コンパクトなデザインでありながらも、軽さと保温力に優れたオリジナルのナイロンタフタや撥水加工を施したダウンを使った本格派です。

クラシカルな王道チルデンニットは、首元や裾、袖口に施された幅広のラインがコーデのアクセントになります。深めに開いたVネックなので、シャツやカットソー、タートルネックなどインナー次第でさまざま表情に変化します。オンオフ問わず使えるネイビーをセレクト。

2000年前後のテイストを取り入れた“Y2K”スタイルの波に後押しされ、引き続き人気のカーゴパンツ。今の季節は、大人っぽい洗練されたコーデに最適な白が狙い目です。重く、暗くなりがちな冬コーデを軽やかな印象にしてくれますよ。真鍮バックルのコットンベルト付き。

肩や袖口、首まわりにギャザーを施した、ふんわりと立体感のあるシャツワンピース。すっきりとしたスタンドカラーや取り外し可能なウエストベルト、両サイドのポケットなど、シンプルでありながらも細部まで凝ったデザインです。今の季節はタートルネックを下に着てワンピースとして、暖かくなったら前を開けて羽織として、ロングシーズン楽しめます。

チルデンニットと正統派の白シャツで、メンズライクにコーディネート。チルデンニットのラインに配色を合わせて、バッグもベージュで統一感を。シックなカラーリングで、より一層トラッドなムードに仕上がります。ネクタイをキリッと締めたら、休暇明けから仕事モードに心身ともに切り替えられそう！？

小旅行気分でドライブへ。ギャザーがたっぷり寄ったワンピースの袖を活かして、ニットベスト&ダウンベストを重ね着。ベスト同士の技ありレイヤードも、コーデになじむ白を挟むことで、まとまりが生まれます。柄のミトンをさりげないポイントにして、おしゃれも防寒も抜かりなく。

冬だからこそ映える、白コーデの柔らかな雰囲気。ほっこりとしたニット、スタイリッシュなシャツなど、オールホワイトコーデは、アイテムの素材感やトーンの違いを利用して立体感のある着こなしに仕上げるのがポイントです。ベルトの赤をアクセントカラーにして、メリハリをプラスしました。

近所のコインランドリーへ行くなら、スウェットを合わせた気楽なスポーティーコーデが◎。クロップド丈のダウンベストとオーバーサイズのスウェットが好バランス。ブルーのシャツ、ネイビーのタートルネックと濃淡をつけることで、シンプルながらもコーデに奥行きが加わります。

シャツワンピースにニットを重ねるひと手間で、スタイリングの鮮度がグッと高まります。リラクシーなシャツワンピにきちんと感が増し、きれいめな印象に。足元は、タイツとソックス、レザーシューズでボリュームを出して、軽やかなワンピの裾とバランスをとるのがおすすめ。