クリスマスに忘年会、仕事納め、帰省……と予定が盛りだくさんで、あっという間に過ぎていく12月。防寒もしつつ、イベントにも映える着こなしアイデアも欲しいところ。スタイリスト・富澤結希乃さんに、6アイテムを使った5通りの着回しを教えてもらいました。

朝晩の寒暖差がある今の時季、厚すぎない、中に着込めるアウターがあると便利です。ステンカラーコートは、スタイル・シーン問わず使える万能アイテム。なだらかなラグランスリーブとゆとりのある身頃だから、厚手のニットやデニムジャケットなどを着込んでも◎。

きちんと感が欲しいときに重宝するのがチェックジャケット。さっと羽織るだけでトラッドな装いに仕上がります。ハンサムな雰囲気がありつつも、ややゆとりのあるサイズ感と着丈から、オンオフ問わず使えるアイテムです。

ドロップショルダーでこなれ感が漂うデニムジャケットは、ボトムスを選ばない程よい丈感と、前後差がポイント。バックの着丈がやや短めに設定されているので、ワイドパンツやロングスカートといった、ボリュームのあるボトムスとも相性抜群です。

80年代のフィッシャーマン・セーターをベースにしたカーディガン。綿とポリエステル混紡糸を使用し、しっかりと厚みがありながらも、とてもソフトで軽い着心地が魅力です。手洗い洗濯が可能。真冬は上からコートを羽織って、春先はアウターとしても活躍します。

カーブシルエットが特徴的なトレンド感のあるデニムパンツ。脚長効果が期待できるハイライズ、太ももやヒップをカバーしてくれる丸みのあるラインと、体型カバーもかなえてくれます。裾にかけてテーパードがかかったラインで、カジュアルもきれいめな服装にも幅広くマッチします。

左右のパッチポケットと深めのVネックがポイントのオールインワン。裾をロールアップして可愛らしく着こなしてもよし、ブラウスを合わせて大人っぽく着こなしてもよし。合わせるインナーによって異なる表情が楽しめて、オールシーズン着られる一着です。

冬の風物詩であるイルミネーションと並び、この時季人気のイベント、クリスマスマーケットへ。コートとデニムジャケットを重ね着して、寒さ対策も抜かりなく。デニムジャケットの襟を上に出した、首元のレイヤードがポイントです。クリスマス気分を高める、赤のソックスをアクセントに。

ゆっくりおうちで過ごす休日は、カーディガンをさっと羽織った簡単コーデで十分。ボリュームのあるニットカーディガンで、ほっこりとしたリラクシーなムード。インナーをコンパクトにまとめるとバランスがいいですよ。タックインしてベルトでウエストマークすると野暮ったくなりません。

年末に向けて仕事も忙しくなるころ。ジャケットとパンツの通勤コーデも、オールインワンなら垢抜けた雰囲気に。落ち着いた色味に、白が入ることでスタイリッシュに仕上がります。ジャケットのきちんとした印象に、チェック柄ならではの洒落感が加わるので、コーディネートの完成度がぐっと引き上がりますよ。

気の置けない友人とクリスマスパーティー。締め付けのないオールインワンなら、たくさん食べて飲んでも、どんな体勢でもラクラク過ごせます。カーディガンのぬくぬくとしたケーブルの編み地が、ニュアンスを加えてくれるから、肩に掛けるだけでこなれ感がアップ！

デニムonデニムのカジュアルなスタイルにチェックジャケットを羽織って、トラッドエッセンスを注入。デニムやジャケットといったメンズライクなアイテムの組み合わせも、カチューシャとバッグ、シューズを温かみのあるブラウンで合わせれば、どこか柔らかな雰囲気に仕上がります。

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