セピア色をした美しい古都を散策しよう♪イタリア~トスカーナ地方~シエナの見どころ

セピア色をした美しい古都を散策しよう♪イタリア~トスカーナ地方~シエナの見どころ

イタリア中部に位置し、緑豊かな丘陵地帯が広がるトスカーナ地方には、フィレンツェ、ピサをはじめとする美しい古都が数多く残されています。かつてシエナ共和国の首都であったシエナもトスカーナ地方に点在する古都のひとつです。3つの丘に囲まれ、“イタリア一美しい広場”と称されるカンポ広場を持つシエナは街全体がセピア色をしており、独特の景観美が広がっています。古くから音楽や学問の街として栄え、今でもイタリア国内外から訪れる多くの観光客で賑わう古都、シエナの見どころをご紹介します。2019年11月10日作成

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トスカーナ地方とは?

フィレンツェ、シエナ、ピサをはじめとする多くの観光都市を持つトスカーナ地方は、イタリア半島のほぼ中央部に位置しています。トスカーナ地方には、世界遺産となっている古都がたくさんあるほか、少し郊外に足を延ばすと、緑豊かな丘陵地帯が広がっています。
出典:www.flickr.com(@teldridge+keldridge)

フィレンツェ、シエナ、ピサをはじめとする多くの観光都市を持つトスカーナ地方は、イタリア半島のほぼ中央部に位置しています。トスカーナ地方には、世界遺産となっている古都がたくさんあるほか、少し郊外に足を延ばすと、緑豊かな丘陵地帯が広がっています。

珠玉の史跡や文化遺産の宝庫でもある美しい旧市街に加え、郊外に広がる自然景観の美しさもトスカーナ地方が人々を魅了してやまない理由の一つです。
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珠玉の史跡や文化遺産の宝庫でもある美しい旧市街に加え、郊外に広がる自然景観の美しさもトスカーナ地方が人々を魅了してやまない理由の一つです。

シエナ旧市街

3つの丘に囲まれたシエナは、高台から臨むと街全体がセピア色をしているように見えます。
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3つの丘に囲まれたシエナは、高台から臨むと街全体がセピア色をしているように見えます。

ヨーロッパの地方都市でよく見られる“赤茶色のレンガ屋根とパステルカラーの壁をした建物”ではなく、シエナ旧市街の民家や歴史的建造物といった建物は、屋根から壁まで全て淡いセピア色をしています。
出典:www.flickr.com(@Pedro)

ヨーロッパの地方都市でよく見られる“赤茶色のレンガ屋根とパステルカラーの壁をした建物”ではなく、シエナ旧市街の民家や歴史的建造物といった建物は、屋根から壁まで全て淡いセピア色をしています。

かつてシエナ共和国の首都として栄えた旧市街は、中世の面影を色濃く残しています。細い路地を歩いているとまるで、トスカーナ地方で大きな覇権を握っていた都市国家・シエナ共和国が建国された12世紀にタイムスリップしたような気分を覚えます。
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かつてシエナ共和国の首都として栄えた旧市街は、中世の面影を色濃く残しています。細い路地を歩いているとまるで、トスカーナ地方で大きな覇権を握っていた都市国家・シエナ共和国が建国された12世紀にタイムスリップしたような気分を覚えます。

金融業で栄えた都市国家の首都として煌びやかな歴史を歩み、同じくトスカーナ地方に位置し、毛織業で栄えていたフィレンツェ共和国と覇権を競っていた頃の中世の姿をそのまま留めているシエナ旧市街は、「シエナ歴史地区」として世界遺産に登録されています。
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金融業で栄えた都市国家の首都として煌びやかな歴史を歩み、同じくトスカーナ地方に位置し、毛織業で栄えていたフィレンツェ共和国と覇権を競っていた頃の中世の姿をそのまま留めているシエナ旧市街は、「シエナ歴史地区」として世界遺産に登録されています。

カンポ広場

「イタリア一美しい広場」と称されるカンポ広場は、シエナ旧市街を代表する景勝地です。広場の付け根部分に佇む重厚感あるプッブリコ宮殿、なだらかに傾斜しながら広がる広場、広場を囲む重厚感ある建物が融和した景色は絵画のような素晴らしさです。
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「イタリア一美しい広場」と称されるカンポ広場は、シエナ旧市街を代表する景勝地です。広場の付け根部分に佇む重厚感あるプッブリコ宮殿、なだらかに傾斜しながら広がる広場、広場を囲む重厚感ある建物が融和した景色は絵画のような素晴らしさです。

広場の端からプッブリコ宮殿を眺めてみましょう。壮麗なプッブリコ宮殿が、緩やか傾斜した広場の洗練された優美さを引き立てています。
出典:www.flickr.com(@Giuseppe Milo)

広場の端からプッブリコ宮殿を眺めてみましょう。壮麗なプッブリコ宮殿が、緩やか傾斜した広場の洗練された優美さを引き立てています。

夜のカンポ広場は昼間とは趣を変えます。広場を囲む建物から漏れる灯りと街燈の灯りが広場に敷かれた石畳をやさしく照らし、幻想的な雰囲気が漂っています。
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夜のカンポ広場は昼間とは趣を変えます。広場を囲む建物から漏れる灯りと街燈の灯りが広場に敷かれた石畳をやさしく照らし、幻想的な雰囲気が漂っています。

プッブリコ宮殿

カンポ広場で圧倒的な存在感を放っているのが、重厚感あふれるゴシック建築様式のプッブリコ宮殿です。シエナ市庁舎でもあるプッブリコ宮殿は、13世紀から14世紀にかけて造られたものです。
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カンポ広場で圧倒的な存在感を放っているのが、重厚感あふれるゴシック建築様式のプッブリコ宮殿です。シエナ市庁舎でもあるプッブリコ宮殿は、13世紀から14世紀にかけて造られたものです。

プッブリコ宮殿の2階部分は市立美術館になっています。ここでは珠玉の名画が多数所蔵されているので時間があればぜひ立ち寄ってみましょう。
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プッブリコ宮殿の2階部分は市立美術館になっています。ここでは珠玉の名画が多数所蔵されているので時間があればぜひ立ち寄ってみましょう。

マンジャの塔

プッブリコ宮殿に隣接してそびえ立つマンジャの塔は、トスカーナ地方でも圧倒的な高さを誇る、高さ102メートルのレンガ造りの塔です。
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プッブリコ宮殿に隣接してそびえ立つマンジャの塔は、トスカーナ地方でも圧倒的な高さを誇る、高さ102メートルのレンガ造りの塔です。

プッブリコ宮殿からマンジャの塔へ向かう途中にあるポデスタの中庭からマンジャの塔を見上げてみましょう。中庭を取り囲む飾り気の無い高い壁、長方形の枠から空とマンジャの塔が見えるだけの閉塞感は、厳しい思想が一般的であった中世特有の精神を静かに物語っています。
出典:www.flickr.com(@Guillén Pérez)

プッブリコ宮殿からマンジャの塔へ向かう途中にあるポデスタの中庭からマンジャの塔を見上げてみましょう。中庭を取り囲む飾り気の無い高い壁、長方形の枠から空とマンジャの塔が見えるだけの閉塞感は、厳しい思想が一般的であった中世特有の精神を静かに物語っています。

高さ102メートルを誇るマンジャの塔にはエレベーターはなく、中世に造られた狭い階段を数百段も登ってゆくことになります。しかし、塔の展望台から待っている絶景は、階段を登った疲れを忘れさせてくれる程の素晴らしさなので、シエナを訪れたら、ぜひマンジャの塔へ登ってみることをおすすめします。
出典:www.flickr.com(@Jay Reed)

高さ102メートルを誇るマンジャの塔にはエレベーターはなく、中世に造られた狭い階段を数百段も登ってゆくことになります。しかし、塔の展望台から待っている絶景は、階段を登った疲れを忘れさせてくれる程の素晴らしさなので、シエナを訪れたら、ぜひマンジャの塔へ登ってみることをおすすめします。

マンジャの塔からの眺めは、絶景そのものです。シエナを取り囲む緑豊かな3つの丘、陽射しを浴びてセピア色に輝くシエナの街、遠くに見える地平線が見事に織りなし、眼前の風景はまるで一枚の絵のような素晴らしさです。
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マンジャの塔からの眺めは、絶景そのものです。シエナを取り囲む緑豊かな3つの丘、陽射しを浴びてセピア色に輝くシエナの街、遠くに見える地平線が見事に織りなし、眼前の風景はまるで一枚の絵のような素晴らしさです。

マンジャの塔からカンポ広場を眺めてみましょう。ここからは、カンポ広場が、まるで開いた貝殻のように美しい形をしていることがよくわかります。
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マンジャの塔からカンポ広場を眺めてみましょう。ここからは、カンポ広場が、まるで開いた貝殻のように美しい形をしていることがよくわかります。

シエナ大聖堂

イタリアで最も美しいと称されるファサード(正面デザイン)と大理石の横縞模様が特徴的なシエナ大聖堂は、12世紀中頃からの約200年の歳月をかけて造られたゴシック様式の大聖堂で、プッブリコ宮殿、マンジャの塔と並ぶシエナを代表する建造物です。
出典:www.flickr.com(@Rino Peroni)

イタリアで最も美しいと称されるファサード(正面デザイン)と大理石の横縞模様が特徴的なシエナ大聖堂は、12世紀中頃からの約200年の歳月をかけて造られたゴシック様式の大聖堂で、プッブリコ宮殿、マンジャの塔と並ぶシエナを代表する建造物です。

大聖堂内部には、荘厳で静謐な佇まいをしています。高い天井を支えるアーチ状の柱が連なる様は、まるで、美しい装飾が施された虹が幾重にも連なっているかのようです。
出典:

大聖堂内部には、荘厳で静謐な佇まいをしています。高い天井を支えるアーチ状の柱が連なる様は、まるで、美しい装飾が施された虹が幾重にも連なっているかのようです。

シエナ大聖堂の内部には、床面のモザイク画をはじめ、天井、壁面など細部にまで緻密で豪華な装飾が施されています。その中でも、「ピッコローミニ家の図書館」と呼ばれる部屋は必見です。壁面を飾るフレスコ画の素晴らしさには、思わず息をすることさえ忘れてしまうほどです。
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シエナ大聖堂の内部には、床面のモザイク画をはじめ、天井、壁面など細部にまで緻密で豪華な装飾が施されています。その中でも、「ピッコローミニ家の図書館」と呼ばれる部屋は必見です。壁面を飾るフレスコ画の素晴らしさには、思わず息をすることさえ忘れてしまうほどです。

夜になると、シエナ大聖堂は、ライトアップが施されます。漆黒の世闇に、美しいイタリアンゴシック様式の建築物が浮かび上がる様は、幻想的でいつまで眺めていても飽きることはありません。
出典:www.flickr.com(@Bryn Jones)

夜になると、シエナ大聖堂は、ライトアップが施されます。漆黒の世闇に、美しいイタリアンゴシック様式の建築物が浮かび上がる様は、幻想的でいつまで眺めていても飽きることはありません。

ガイアの泉

カンポ広場中央部分には、1343年から5年の歳月をかけて造れたガイアの泉があります。地下水道が完成した人々の喜びから「ガイア(喜び)」の泉と名付けられたと伝えられるこの泉には、ヤコポ・デッラ・クエルチャの手によって美しい彫刻が施され、15世紀に現在の姿となりました。
出典:www.flickr.com(@Gerry Labrijn)

カンポ広場中央部分には、1343年から5年の歳月をかけて造れたガイアの泉があります。地下水道が完成した人々の喜びから「ガイア(喜び)」の泉と名付けられたと伝えられるこの泉には、ヤコポ・デッラ・クエルチャの手によって美しい彫刻が施され、15世紀に現在の姿となりました。

シエナを訪れてみませんか?

セピア色をした美しい古都を散策しよう♪イタリア~トスカーナ地方~シエナの見どころ
出典:www.flickr.com(@dev2r)
いかがでしたか?シエナには紹介したスポット以外にも素晴らしい見どころがたくさんあります。まるで中世からそのまま時間が止まってしまったかのような世界遺産・シエナで街歩きし、セピア色をした美しい街並み鑑賞を楽しんでください。

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