スウェーデンはこんなところ
人口約87万人の首都ストックホルムは、大小さまざまな群島により構成されています。市内にはバルト海につながる運河や緑豊かな公園などがあり、北欧最大級の都市でありながら、自然が身近にある落ち着いた環境です。
スウェーデン旅行お役立ち情報
春〜夏は過ごしやすい気候です
スウェーデンは高緯度に位置するため、夏と冬の日照時間の差が非常に大きいです。春〜夏にかけてはとても日が長くなり、過ごしやすい気候になります。街歩き中心の旅行をするなら、5〜8月上旬あたりがおすすめです。
公共交通をフル活用!
スウェーデン国内、特にストックホルムやヨーテボリなどの都市部は公共交通網が充実しているので、ぜひ観光にも活用しましょう。
ストックホルム公共交通(SL)の場合、乗車してからはチケットが購入できないので、乗車前にチケットを購入します。Travel Card(24時間、72時間、7日間券があります)を購入すると、SLが運行するトラム、バス、地下鉄、郊外電車、船が乗り放題になり、とても便利です。
国立博物館の一部が2016年から無料になっています!
2016年から、スウェーデン国内の国立の博物館・美術館の一部の入場料が無料になっています。以下のリンクに、無料になっている博物館や美術館のリストがあるので参考にご覧ください。
クレジットカードがあると便利
スウェーデンでは、小額の場合でも、大抵のお店でVISAかMasterCardのクレジットカードが使えます。旅行に行く前にクレジットカードを作って持っていくことをおすすめします。
また、クレジットカードや国際キャッシュカード(PlusマークもしくはCirrusマーク付きのカード)があれば、街角のATMで現金を引き出せます。ATMには、写真のようにBankomatという看板がついています。タッチパネルは英語表示に切り替え可能です。
駅などのトイレは有料
現金はほとんど必要ありませんが、駅やショッピングモールのトイレは有料なことが多いため、小銭(10クローナ硬貨)があると便利です。カード支払いができるトイレもあります。中央駅のトイレなど、男女共用のところもときどきありますので、初めての方は驚くかもしれません。カフェやお店のトイレは、たいていの場合お客さんであれば無料で使えます。
街中の物乞いの人について
ストックホルムならここ!
ガムラスタン
まるで中世にタイムスリップしたかのような、風情のある町並みです。
ユールゴーデン(Djurgården)島
水辺には散策路が整備されていて、ストックホルムの美しい風景を楽しめます。晴れた日は本当に気持ちが良いですよ。Djurgårdsbronというトラム・バスの停留所で降り、橋を歩いて島に渡るのがおすすめです。
野外博物館スカンセン(Skansen)では、このように古い町並みが再現されているエリアがあり、昔の人々の暮らしぶりを学べます。敷地内には、スカンジナビア地方に生息する動物に会える動物園もあります。
このほか、北方民族博物館(Nordiska Museet)、ヴァーサ号博物館(Vasa Museet)、ABBA博物館(ABBA the Museum)など、見応えのある博物館が複数あるのが魅力です。
ローゼンダール・ガーデン(Rosendals Trädgård)という広大な庭園の一角には温室があり、庭園を眺めながらカフェで一服したり、雑貨ショップや花屋さんでショッピングを楽しんだりできます。カフェでは、庭園で育てられた有機野菜を使った料理も食べられます。
水辺の絶景を楽しむなら
「北のヴェネツィア」ともよばれるストックホルムは、水辺の景色もとても美しいです。高いところから眺めるなら、KatarinahissenやMonteliusvägenを訪れてみてはいかがでしょう。気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
スウェーデンのカフェ文化を体感
歩き疲れたら、カフェで一休み。スウェーデンには、コーヒーを飲みながら語り合う「フィーカ(fika)」という文化があり、魅力的なカフェもたくさん。博物館や美術館の中にもカフェがあることが多いです。滞在中に、お気に入りを見つけてみては。
シナモンロール(kanelbulle)など、スウェーデンならではのお菓子にトライしてみてはいかがでしょうか。
ショッピングはセーデルマルム(Södermalm)へ。
北欧雑貨や古着のショッピングを楽しみたいなら、セーデルマルム(Södermalm)地区にたくさんあるセカンドハンドショップやヴィンテージショップを覗いてみては。カフェや雑貨屋さんなども多いエリアです。地下鉄グリーンラインのSlussen駅、Medborgarplatsen駅、レッドラインのMariatorget駅周辺。
地下鉄の駅もアート空間
ストックホルムの地下鉄に乗ると、ほとんどの駅でアート作品を見ることができます。これは、中央駅に直結したT-Centralen駅(ブルーライン)の様子です。
建築好きさん必見。グンナール・アスプルンドの作品
ストックホルム市立図書館(Stadsbibloteket)。円形の本棚がホールをぐるりと取り囲む、印象的な内装。地下鉄グリーンラインOdenplan駅もしくはRådmansgatan駅下車。
ユネスコ世界文化遺産にも選ばれている「森の墓地(Skogskyrkogården)」。その名のとおり、自然あふれる森の中にある墓地で、アスプルンド自身もここに埋葬されています。散策してみると、リスなどの動物に出会えるかもしれません。地下鉄グリーンラインSkogskyrkogården駅下車。
ストックホルムから少し足を伸ばすなら
ウプサラ
北欧最古の大学「ウプサラ大学」がある街ウプサラ。街のシンボルであるお城と大聖堂の眺めは圧巻です。大学や大聖堂付近には、ルーン石碑の数々が今も残ります。こじんまりとした街なので、半日〜一日の観光にぴったり。ストックホルムからは、電車で40分ほど。
シグチューナ
中性の町並みが残るシグチューナ。メーラレン湖のほとりにあり、水辺を散策することもできます。ストックホルムからは、ウプサラ方面への電車でメーシュタ(Märsta)まで行き、そこからシグチューナ行きのバスに乗り換えます。片道1時間10分ほどです。
もし日程に余裕があれば
ヨーテボリ
スウェーデン西海岸にある第二の都市ヨーテボリは、スウェーデンに長めに滞在予定ならぜひ訪れてほしいところ。古くから貿易の拠点として栄え、スウェーデンの自動車メーカー・ボルボの本社があることでも知られています。ストックホルムから、特急列車で3時間ちょっとです。
ハーガ(Haga)地区は、カフェやアンティーク雑貨屋さんなどのショップが集まるエリアです。
ゴットランド島
ストックホルムの南東に浮かぶ島、ゴットランド島。スウェーデンで最大の島です。中心都市のヴィスビュー(Visby)は、かつてハンザ同盟の重要な中心地のひとつで、歴史的な街並みが今も残ります。これらの街並みは、ユネスコ世界文化遺産にも選ばれています。
ヴィスビューの旧市街の周囲には、中世時代に街を守るために作られた石の要塞(Ringmuren)も残されています。
ゴットランド島へは、ストックホルム南東のニーネスハム(Nynäshamn)からフェリーが出ています。
森や湖など、豊かな自然を有する北欧スウェーデン。スカンディナヴィア半島の東側に位置し、東海岸はバルト海に、西海岸は北大西洋につながる海峡に面しています。約45万平方キロメートルの国土のうち、6割以上を森林が占めます。首都ストックホルムの近郊にも多数の自然保護区があります。