このまましゃべればOK!旅行で使える、知っておくと便利な【フランス語】フレーズ18選

このまましゃべればOK!旅行で使える、知っておくと便利な【フランス語】フレーズ18選

英語の次に話す国とエリアの広い「フランス語」。どう読んで良いか分からなくて、発音も難しいイメージがありませんか?今回は、フランス語を勉強していない人でも発音しやすい、旅先で必ず使える便利なフランス語フレーズをたっぷりご紹介します。たくさん使う「挨拶」や“ありがとう”などの気持ちを伝える言葉、人に尋ねるときやちょっと知っていると自慢な言葉、物の数え方や男性名詞・女性名詞などの複雑なものまで分かりやすく解説。本場フランス人監修の発音のコツ付きです。2017年05月26日更新

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フランス語を話せれば、旅はもっと楽しくなる♪

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出典:stocksnap.io
見知らぬ外国では、見る物食べるもの全てが新鮮! ドキドキわくわくすることばかりです。でも、「言葉が分かればもっと楽しいだろうなぁ」と思うことはありませんか? 今回は、超初心者の方向けの【旅先で役立つフランス語レッスン】をお届け。1つでも言葉が分かると、旅がもっと楽しくなりますよ。

フランス語って難しい?

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フランス語というと『難しそう』という印象がありますよね。もちろん、難しいのは難しいのですが、文法や発音はとっても規則的なので、ルールが分かればすんなり受け入れやすいのも特徴です。

フランス語は、フランスはもちろん、他にもベルギーやスイス、カナダのケベック州、アフリカ、タヒチやニューカレドニアなど、英語の次に多くの国や地域で話されています。

日本人がフランス語を勉強するときにつまずくのが、発音の難しさ。例えば、「ボンジュール」と書くのが一般的ですが、フランスで「ボンジュール」と言っても、恐らく通じません。今回は、なるべくフランス語を学んでいない方でも簡単に発音できて、通じやすい言葉を選びました。

言葉が通じると自信がつき、また話したくなる。そういう良い循環が生まれると、語学学習はどんどん楽しくなりますよね。ぜひ、旅先で使ってほしい&使える言葉をご紹介します!

まずは挨拶!

おはよう!こんにちは!

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Bonjour! ボンジュー
英語では「Good day」で、意味は「おはよう!」「こんにちは!」です。そう、フランス語に「おはよう」はなく、これ1つで、朝から夕方まで使える便利な挨拶です。日本ではカタカナで「ボンジュール」と記されることが多いですが、発音的には最後の「ル」はほぼ聞こえません。ボンジューと言って、最後の音を伸ばしつつ、うがいするように喉から音を出すイメージです。

見知らぬ人と目があったら、またお店に入るときは必ず「ボンジュー!」。そう、フランスではお店に入るときに挨拶は欠かせません。お店で働く人たちに何度も『どうして、日本人は黙って店に入って来るの?』と聞かれました。とっても無愛想に感じるみたい。ぜひ、気軽に声をかけてくださいね。

こんばんは!

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Bonsoir! ボンソワー
英語では「Good evening」。意味は「こんばんは」です。特に何時以降、「ボンソワー」に切り替わるのかはあまりはっきりしていませんが、夕方からボンソワーと言うのが普通です。

そうそう、ホテルのスタッフやタクシー運転手などに話しかけるときも、まずは「ボンジュー」「ボンソワー」と挨拶をしてから、本題にうつります。慌てて本題にうつると『おいおい、まずは挨拶だろ』なんて言われることも。それだけ、フランス人にとって挨拶はとても重要です。

バイバイ

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Au revoir オルヴォワー / オーヴァー
「revoir」は「再び会う」の意味で、「さようなら」です。日本では実はあまり「さようなら」という時は少ないのですが、フランスではよく使います。お店でショッピングした時スタッフが「Au revoir」と言ったり、お店から出ていくときにお店の人に「Au revoir」と言うなど、色々なシーンで耳にし、使うので覚えておきましょう。発音は、日本人の耳には「オーヴァー」と聞こえるくらい、「ル」は喉の奥から出します。

フランス語ならでは?「ボナペティ!」

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Bon appétit! ボナペティ
英語で「Good appetite」。直訳は「良い食欲」で、日本語の「いただきます」ですが、日本と異なり「どうぞ召し上がれ」という時に使います。

レストランのスタッフが声をかけたり、お家に招かれた時に『私に気にせず、先に食べて』というように使うことも。また食事中、見知らぬ人が通りかかった時に「ボナペティ」と声をかけられることもよくあります。ちなみに、ボナペティと声をかけられた時の返答は「Merci(メルシ)」です。

「ボン○○」と言われたら?

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「ボンジョルネー(良い1日を)」「ボナペティ(召し上がれ)」「ボンバカンス(良い休暇を)」「ボナプレミディ(良い午後を)」「ボンディモンシュ(良い日曜日を)」

などなど、とにかくたくさんある「ボン」がつく挨拶。返答は、まずは「Merci(メルシ)」「Merci beaucoup(メルシ・ボクゥ)」と感謝の気持ちを伝えて、余裕があれば相手にも「À vous aussi(ア・ヴ・オッシ)」『あなたもね』と付け足しましょう。

気持ちを伝える

ありがとう!

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Merci メルシ / メルシー
すでに何度も登場していますが、「ありがとう」の意味。日本人がすぐ「ごめん」と言うように、フランス人はありがとうを言います。ほんのささいな場面ですぐ「ありがとう!」と言うのは見習いたい習慣ですね。

より丁寧に感謝の気持ちを言いたいときは、「Merci beaucoup(メルシ・ボクゥ)」。直訳で「たくさんありがとう」と伝えましょう。そう、英語だと「Thanks a lot」です。

どういたしまして

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De rien ドリヤン / ドリアン
「ありがとう!」と言われたら、「どういたしまして」と答えましょう。発音は、そう果物の王様ドリアンに似ています。

ホテルやレストランのスタッフは、より丁寧な「Je vous en prie(ジュ・ヴザン・プリ)」を使うことも多くありますが、旅行者はとりあえず「ドリアン!」を覚えましょう。

お願いします

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S'il vous plaît  シル・ヴ・プレ
「お願い」です。英語に直訳すると「If it pleases you」。お店で物の名前が分からなくても、指さして「Ça, s'il vous plaît(サ、シル・ヴ・プレ)」で『これ下さい』が通じます。またレストラン等でスタッフを呼びたい時は「S'il vous plaît!(シル・ヴ・プレ)」と声をかけましょう。カフェでコーヒーを注文したい時は、「Un café, s'il vous plaît(アン・カフェ、シル・ヴ・プレ)」とオーダーします。

いいえ、結構です

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Non merci ノン・メルシー
時と場合によっては、きっぱり断らないといけない場面も出てきます。そういう時「Non!」だけだとかなりぶっきらぼうな感じ。相手の気持ちを受けつつ、丁寧に断りたいときは最後にメルシーをつけましょう。英語にすると、「No thanks」です。

おいしい!

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C'est bon!  セボン!
英語だと「It is good」です。特に「美味しい!」という時によく使います。発音をちょっと丁寧に言うと、最後のonは鼻濁音。鼻にかかったくぐもった「オン」です。

料理以外にも、セボンは結構色々なシーンで耳にするので、フランス映画などでよ~く耳を澄ませてくださいね。

好きじゃありません

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Je n'aime pas beaucoup ジュ・ネム・パ・ボクー
あまり白黒はっきりさせない日本人と違って、フランス人は人前でもはっきり好き嫌いをいう人が多いです。また、嫌いなら嫌いで仕方ないよねという寛容さを持っている人が多い気も。というわけで、誰かに勧められたものが「う~ん、これあんまり好きじゃないな」と思ったら、「ジュ・ネム・パ・ボクー」です。英語だと「I don't like so much」

失礼!ごめん!

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Pardon パルドン / パードン
パリで地下鉄に乗っていて、目的の駅に着いたけど人がたくさんいて出られない! ごめん、ちょっと通させて! という時には、この「パルドン!」です。さっと人がよけてくれますよ。他にも、わざとじゃないけど人にぶつかっちゃったなど、「失礼!」「ごめん」っていう時に、とっさに口に出す言葉です。

発音は、「ル」は喉から。ガラガラっとうがいをする時の感じです。また「Pardon?」と語尾を上げると、「え?なに?」「なんですか?」と、相手の言葉が聞き取れなかった時に使えます。

人にたずねる

トイレはどこですか?

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Où sont les toilettes?   ウ・ソン・レ・トワレットゥ
残念ながら、公衆トイレがあまり無いフランス。カフェやレストラン、美術館で使える「お手洗いはどこですか?」を覚えておくと安心です。英語だと「Where are the toilets(restrooms)」。例えトイレは1つしかなくても、いつも複数形なのがポイントです。

○○はどこですか?

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Où est ○○?   ウ・エ ○○?
○○には、行きたいレストランや博物館、駅、道の名前などを入れて使ってください。英語だと「Where is」です。誰しも旅行中は迷子になってばかり。そんな時は、通りすがりの人に「ウ・エ ○○?」と訊ねてみましょう。レストランの名前など伝わらないときは、地図を指さしてもOK。気軽に訊ねてみてください。

いくらですか?

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C'est combien? セ・コンビアン?
英語では「It is how much?」。「これ、いくら?」です。カジュアルな聞き方ですが、最も簡単に値段を聞く言い方です。マルシェやお店では、値札が読みにくかったり、書いていないことも。そんな時に使いたい言葉です。

これは何ですか?

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Qu'est-ce que c'est? ケス・ク・セ?
英語にすると「What is it?」、「これは何ですか?」です。お店で何に使うかわからない物を見つけたり、はじめて見る食べ物や野菜、メニュー表に書かれた食材が分からない時などに使いましょう。

知ってるとちょっと格好良い

元気?大丈夫?うん、大丈夫!

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Ça va? サヴァ?
町中を歩いているとそこら中で耳にする「サヴァ?」のやり取り。「元気?」「まあまあ。であなたは、元気?」「うん、大丈夫」。これをフランス語にすると「Ça va?(サヴァ?)」「Ça va. Et toi, Ça va?(サヴァ。エ・トワ、サヴァ?)」「Oui, Ça va(ウィー、サヴァ)」と、見事に「サヴァ」の応酬。

自分が「元気だよ!」と伝えたい時、「元気?」と訊ねたい時、「大丈夫」、「まあまあ」と言いたい時、色々なシーンで使える言葉です。気持ちの表し方は、語尾をあげたり、元気よく言ったり、ちょっとしょげた感じで「Ça va」というと、「まあまあ」という雰囲気が伝わります。

大したことじゃないよ

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C'est pas grave. セ・パ・グラーヴ
英語では「It is not serious」。つまり、「大丈夫」「気にしないで」「大したことじゃないよ」という意味が込められています。グラスを割ってしまった時など、ちょっとしたミスをしたときに、お互いの心が優しくなる言葉です。時々、保身で使う人もいるんですが。

ちょっとフクザツなフランス語について

やっかいな数字

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フランス語を勉強すると最初につまずくのが、やっかいな数字のこと。基本的には英語と同じなのですが、70からややこしくなります。70は「soixante-dix(スワサント・ディス)」で60+10のこと。71は「soixante et onze(スワサンテ・オーンズ)」で60+11の意味です。

さらに80からは「quatre-vingts(キャトル・ヴァン)」で4×20と、突如掛け算が出てきます。90は「quatre-vingt-dix」で4×20+10。99は「quatre-vingt-dix-neuf(キャトル・ヴァン・ディスヌフ)」で、4×20+19とややこしくなります。

ベルギーなどフランス語を話す地域でも一部は、違う言い方をする場所もあるようですが、フランス国内では、数字はちょっとややこしい…と覚えておきましょう。

女性名詞?男性名詞?

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フランス語は女性名詞と男性名詞があります。だから、会話の中に出てくる名詞が、男性名詞の場合は「Le(ル)」、女性名詞の場合は「La(ラ)」を即座に判断し使い分けなくてはいけません。

デザートのTarte(タルト)は女性名詞。だから1つのタルトは「Une tarte(ウヌ・タルト)」。ケーキはGateau(ガトー)で男性名詞。だから、1つのケーキは「Un gateau(アン・ガトー)」。このように、身近にある物が女性名詞と男性名詞が入り混じっています。覚えるコツは、名詞を覚える時に男性名詞か女性名詞かも合わせて覚えてしまうことです。

さらに、家を表すMaison(メゾン)は、女性名詞。『彼女の家』『彼の家』という場合、英語では「Her house」「His house」と変化しますが、フランス語の場合は「Sa maison(サ・メゾン)」だけ。つまり、メゾンが女性名詞なので、「彼の家」と言う場合も変化しません。

外国語学習は楽しい♪

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ちょっとフランス語のフクザツな話もしてしまいましたが、言葉は生き物! 間違っても、伝わらなくても気にしない気にしない。どんどん使いっちゃいましょう♪ そして1つ覚えたら、また新たな言葉が耳に飛び込んできて、また1つ伝わると自信になり、世界がちょっと広がりますよ。

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