コッツウォルズとは?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
チッピング・カムデン
チッピング・カムデンは、「王冠の中の宝石」とも例えられる美しい村です。毛織物の町として中世から栄えたこの村は、現在も中世の面影をそのまま残しています。
1627年に建てられたマーケット・ホールは、かつて乳製品の取引所として建てられた建造物です。創建時から400年の時を経てた今もなお、マーケット・ホールは昔と変わらない姿で村を見守り続けています。
チッピング・カムデンには、茅葺屋根の可愛らしい家がたくさん現存しています。ここでは、私たちが思い描くイギリスの童話の世界がそのまま眼前に広がっています。
ブロードウェイ
コッツウォルズ地方で獲れる羊毛を運ぶ拠点として繁栄してきたブロードウェイは、どこを切り取っても絵になる村で、その美しさは「コッツウォルズの宝石」と形容されているほどです。広々としたハイストリートは17世紀から続くもので、現在は可愛らしいお店が立ち並んでいます。
はちみつ色をした可愛らしい家、家の窓を飾る美しい花々、遠くに見える緑の丘陵地帯が見事に融和し、ブロードウェイでの景色は絵画のような素晴らしさです。
ボートン・オン・ザ・ウォーター
ウインドラッシュ川の畔に佇むボートン・オン・ザ・ウォーターは、「コッツウォルズのヴェネチア」とも呼ばれています。土手のない穏やかな流れのウインドラッシュ川、低い小さな石橋、川沿いに植樹された緑の樹々、そして可愛らしい家々の織りなす景観がイタリアにおける水の都、ヴェネチアのように美しいことから、そう呼ばれています。
コッツウォルズ地方では、どの家も、ライムストーンと呼ばれるこの地で採取されるはちみつ色の石で造られています。
大勢の観光客で賑わうボートン・オン・ザ・ウォーターには、カフェやB&Bがたくさんあります。時間に余裕があれば、この村で宿泊し、ここを拠点にしてコッツウォルズ地方の村巡りを楽しんでみるのもおすすめです。
村のはずれには、モデル・ビレッジと呼ばれる村全体を9分の1のサイズに複製したミニチュアの村があります。モデル・ビレッジ内の家も、この地特有のライムストーンで造られています。川や石橋、街路樹の位置まで本物の村と全く同じで、小人の国へやってきたガリバーになった気分を味わえます。
バイブリー
静かで落ち着いた佇まいをしているバイブリーの村の中を散策していると、まるで村が創建された中世にタイムスリップしたかのような気分を覚えます。
バイブリーには、「アーリントン・ロウ」と呼ばれる14世紀に建てられた石造りのコテージが700年以上もの時を経てた今も尚、造られた当時と変わらない姿で現存されています。
カッスル・クーム
カッスル・クームはコッツウォルズ地方の中でも、「最も古い家並みが保存されている村」として有名な村です。
村の中心部には、14世紀に建てられた屋根のあるマーケット・ホールがあり、創建当時から現代までそのままの姿を残しています。マーケット・ホールの屋根にある尖塔のようなものは、市場の営業が許可された印です。
カッスル・クームには、14世紀に建てられたマナーハウス(貴族の館)があります。蔦に覆われた重厚感あふれる外観をしたマナーハウスには、宿泊することもできます。マナーハウスに宿泊し、趣向が凝らされた調度品や内装の豪華さを眺めながら、かつてのイギリス貴族になった気分を味わってみてはいかがでしょうか。
レイコック
わずか4つの通りからなる村は、とても静かで落ち着いた佇まいをしています。はちみつ色をした可愛らしい家々を眺めながら村の中を散策していると、絵本の中に迷い込んだような錯覚を感じます。
レイコックのシンボルとなっているレイコック・アビーは13世紀に女子修道院として創建されたものです。その後、16世紀に修道院が解散された後は邸宅として改装されていますが、現在でも修道院であった頃の名残を残しています。また、レイコック・アビーは映画「ハリー・ポッター」のホグワーツ魔法学校のロケ地として使用された場所でもあります。
美しい回廊は、映画「ハリー・ポッター」で、ホグワーツ魔法学校の廊下として撮影が行われました。荘厳で静謐な佇まいをしたレイコック・アビーの回廊は、ハリー・ポッターファンでなくても見応えがある場所です。
「羊の丘」という意味を持つコッツウォルズ地方は、その名の通り、緑豊かな丘陵地帯に白い羊たちが牧草を食んでいるのどかな風景が広がるエリアです。