旧古河庭園
東京都北区・JR駒込駅から徒歩5分ほどのところにある「旧古河庭園」。洋館のほかに、斜面の立地をいかした西洋式庭園や日本庭園など見どころがたくさんあります。
1917年(大正6年)5月竣工。外観はルネサンス調。煉瓦造の躯体を、新小松石の野面石積みで覆っている。1階は食堂、ビリヤード室、喫煙室などの接客空間である。2階は家族の居室など私的空間で、和室も設けられている。
現在は財団法人大谷美術館[1]が洋館の管理を行っている。洋館内部は1日3回、時間を決めて行われているガイドツアーに参加すると見学可能。本館部分の1階から2階までを解説付きで見学できる。(所要時間1時間、見学料800円入園料別)自由に内部の見学ができないので注意が必要。
結婚式の会場として利用することもできます。本物の洋館に広い庭園があるだけに撮影スポットも多く、とってもロマンティックな式が挙げられそうですね。
バラの季節には外せないスポットです!
旧岩崎邸
東京都台東区・東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩すぐのところにある「旧岩崎邸」。三菱財閥岩崎家の本邸であった、まさに当時の豪邸といった立派な洋館は、「鹿鳴館」の建築家として知られるイギリス人ジョサイア・コンドルの設計によるもの。
1896年(明治29年)に竣工し、岩崎家の迎賓館として用いられた西洋館である。木造2階建、屋根はスレート葺き、外壁は下見板張りとする。お雇い外国人として来日し、独立後は三菱・岩崎家の仕事を数多く手がけたジョサイア・コンドルの設計である。
坂本龍馬にも登場していた岩崎弥太郎が住んでいたという感慨深いものがありますよね。
旧前田侯爵邸
東京都目黒区・京王井の頭線「駒場東大前」駅から徒歩10分ほどのところにある「旧前田侯爵邸」。旧加賀藩主16代目の軍人、前田利為の本邸だった洋館が残されています。
明治期には当地一帯には駒場農学校があった。同校はその後東京帝国大学農学部となり、本郷(文京区弥生)へ移転した。跡地には逆にそれまで本郷に屋敷を構えていた旧加賀藩主の前田家が移ってきた。第16代当主である侯爵・前田利為の駒場本邸として、1929年(昭和4年)には洋館が、1930年(昭和5年)には和館がそれぞれ竣工した。
こんなところに、こんな広い敷地がと驚きます。
鳩山会館
東京都文京区・東京メトロ有楽町線護国寺駅から徒歩10分弱のところにある「鳩山会館」。ご存知、政界で活躍する鳩山家の邸宅です。関東大震災の翌年に建てられました。
この邸宅は、総理大臣を務めた鳩山一郎の自邸である。イギリス風の外観、アダムスタイルの応接間、そういわれてみれば確かにそう見える。まったく違和感を感じさせない。しかし、これほど開放的な西洋館があるのだろうか。南に面したサンルームの窓は、1、2階とも4本建て引き違いのはき出し窓で、1階ではアーチ型の開口部に引き違いの戸がつき、2階には洋風の手摺と一体になった引き違い戸がついている。
出典:歴史−鳩山会館
文京区は京都と雰囲気が似ていますよね。古き良き時代が感じられます。ぜひ散策してみてください。
小笠原伯爵邸
東京都新宿区・都営地下鉄若松河田駅からすぐのところにある「小笠原伯爵邸」。スパニッシュ様式の洋館は、旧小倉藩主である小笠原家30代当主、小笠原長幹伯爵の本邸として昭和2年に建てられました。
掻き落とし仕上げと呼ばれるクリーム色の外壁にエメラルドグリーンのスペイン瓦。窓には鉄格子の飾りが施され、中庭を囲むロの字型のプランは、日本に希少な完成度の高いスパニッシュ建築と言われている。正面玄関、葡萄棚のデザインされた青空の透けるキャノピーをくぐり、大扉の内側に一歩入ると鳥かごの欄間が当時と変わらず訪れる人々を優しく見守っている。
雑司が谷旧宣教師館
東京都豊島区・都電荒川線雑司が谷駅から歩いて10分ほど、雑司が谷霊園の近くにひっそりと佇む「雑司が谷旧宣教師館」。明治40年に建てられた、19世紀後半のアメリカ郊外住宅の特徴をもった、質素な雰囲気の造りです。
雑司が谷旧宣教師館は、明治40年にアメリカ人宣教師のマッケーレブが自らの居宅として建てたものです。マッケーレブは、昭和16年(1941)に帰国するまでの34年間この家で生活をしていました。豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築であり、東京都内でも数少ない明治期の宣教師館として大変貴重なものです。
いかがでしたか?
いかがでしたか?東京の街中にポッと現れる大きなおお屋敷。レトロな建築は目を見張ります。古き良き時代なのでしょうか。こんなにも大きなお屋敷で、いったいどんな暮らしをしていたのかな。と色々と想像してみると楽しいですね。カメラを持ってぜひじっくり訪ねてみてください。どこを切り取って撮影しても絵になりそうです。洋館巡りをお楽しみください!
明治期には、陸奥宗光(むつむねみつ)の邸宅だったという洋館。ガイドさん付きで中を見学できるそうなので、ぜひ中にも入りたいですよね!