寒さも厳しくなってくると、「温泉につかって温まりたい…」と温泉旅をしたくなりませんか？雪国の温泉地なども素敵ですが、実は兵庫県に魅力的な温泉がたくさんあるんです。日本三古泉のひとつ「有馬温泉」をはじめ、最近特に人気の城崎温泉や、なんと宝塚にも温泉があります。今回は、兵庫県のおすすめの温泉をピックアップしてご紹介します。

「城崎温泉」には、さとの湯、一の湯、御所の湯、まんだら湯、地蔵湯、鴻の湯、柳湯と、7つの外湯があり、それぞれがご利益のあるお湯とされています。旅館で浴衣を借りたら、「外湯めぐり券」を購入して温泉めぐりを楽しみましょう。

城崎といえば、山陰地方で「松葉ガニ」と呼ばれているズワイガニが有名です。美味しいカニがいただけるお店をご紹介します。

城崎で有名な鮮魚店「おけしょう鮮魚」。2階の食事処「海中苑」では、直送の新鮮な魚介類をいただくことができます。

カニをお刺身でいただく「カニ刺し」など、鮮魚店ならではのメニューが並びます。松葉ガニはもちろん、甘エビなど新鮮素材を心ゆくまで堪能できるのがうれしいですね。

「三木屋旅館」は昭和2年（一部昭和20年代）に建てられた木造の旅館で、国登録の有形文化財となっています。文豪・志賀直哉の「城の崎にて」はこのお宿から生まれたと言われています。趣のあるお宿ですが、リフォームもされ宿泊はとても快適。一度は泊まってみたいお宿です。

また、春来川沿いにある足湯も有名です。川のせせらぎを聞きながら足湯につかって、ゆったりとした時間を堪能してはいかが？

温泉公園「リフレッシュパークゆむら」では、水着着用で楽しめる露天風呂があります。滝風呂、酒樽風呂といった、他ではあまりない温泉を楽しめますよ。

銀の湯は「銀泉」（炭酸泉、ラジウム泉など）を楽しむことができます。銀の湯の近くには念仏寺、温泉寺などもあり、見所もたくさん。

太閤秀吉が造らせた「湯山御殿」といわれる湯船の遺構や出土品を展示している資料館です。歴史上の人物も有馬温泉に入っていた…と思いを廻らせるのも楽しそう。

「洲本温泉 ホテルニューアワジ別亭 淡路夢泉景」の露天風呂はこの景色。癒されます。

宝塚地域は、明治時代に「宝塚温泉」が見つかり栄えていました。明治44年、宝塚新温泉が造られ、宝塚少女歌劇団が登場します。後の「宝塚歌劇団」ですね。阪神淡路大震災や、景気の影響で温泉地として賑やかさは少なくなりましたが、こちらのお宿「ホテル若水」では宝塚温泉を楽しむことができます。観劇の際に一緒に楽しまれてみては。