柿は、もぎ取り体験のみで採った柿はそのままお持ち帰りする農園が多いです。完熟の柿は日持ちがしないので、できるだけ早くいただくのがおすすめですよ。とろりとした甘さは、いくつでも食べられそうです。

温州みかんをはじめ、真冬になると「甘夏」や「ハッサク」「清美みかん」など、いろいろな種類が楽しめます。時期を変えて何度か通うという方もいるほど。農園によっては、その場で採れたてのみかんを食べることもできます。みずみずしい果肉と爽やかな甘酸っぱさを堪能してみませんか？

たわわに実るりんご。日本では明治時代頃から栽培されているという歴史のある果物なんです。食物繊維やビタミンが豊富で、ヨーロッパでは昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と言い伝えられてきたそうです。関東エリアでは北関東で多く栽培されているので、日帰りドライブしながらりんご狩り体験をしてみませんか？

りんごは品種が豊富です。10月～11月にかけては香りの良い「シナノスイート」やアップルパイなどにぴったりな「紅玉」、ジューシーな果汁が人気の「ふじ」などが収穫できます。農園によって栽培品種が異なるので、お好みのりんごがある方はあらかじめ確認しておきましょう。

手作りジャムの体験を行っている農園もあるようです。自分で収穫したりんごで作るジャムのおいしさは格別ですね。フレッシュなりんごとは違った味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか？

藤棚のように栽培されているキウイ。マザー牧場では、2,700平方メートルの広大な敷地に、「ヘイワード」「ブルーノ」「アボット」「センセーションアップル」の4品種のキウイが栽培されています。もぎ取る時はハサミを使わず、手で簡単にできるのでお子さん連れにもおすすめです。普段スーパーで見かけることの多い品種は「ヘイワード」。その他3品種はあまり食べる機会がないので、それぞれの味の違いを楽しんでみましょう。

キウイは木になった状態では完熟しないので、採ったその場で食べることはできません。マザー牧場では1キロあたりの量り売りをしているので、お好みの量のキウイを買って持ち帰りましょう。追熟するまで1週間程度かかるので、お友だちへのおすそ分けにも喜ばれそう。マザー牧場では11月上旬～下旬にキウイ狩りを体験できますよ。

さつまいも掘りは、子どもの頃に遠足で行った以来…という方も多いのではないでしょうか？しっとりとした土に触れれば、大地の香りや手触りを心地よく感じられるはず。さつまいも掘りは埼玉の川越エリアや千葉県など、関東では比較的メジャーな味覚狩り。お近くの農園を探してみるのも良いですね。

黄色でホクホクした食感の「紅あずま」、色が濃くしっとりと甘みの強い「紅まさり」など、さつまいもにはさまざまな品種があります。スーパーで売られているものにくらべて、大きさや太さがさまざま。いも堀りの服装は、長靴や汚れても良い服装で。お子さんは着替えがあると、汚れを気にせず思い切り楽しめますよ。

実は、さつまいもは掘りたてよりも少し時間を置いたほうが甘みが増しておいしく食べられるんです。収穫してきたら、日が当たりすぎない場所で乾燥させ、1本ずつ新聞紙に包んで日の当たらない場所で保存しましょう。1～2週間ぐらい経ったら食べごろ。きちんと保存すると長持ちするので、さつまいもごはんや天ぷらなどいろんな調理法で味わってみましょう。