東京にある唯一の村、檜原村にある「Villa delpino（ヴィッラ・デルピーノ）」は、森に囲まれたイタリアンレストランです。

窓に面したテーブル席は、木漏れ日が気持ち良くここが東京とは思えないほど。檜原村には、キツネやたぬきなどの野生動物が多く、運がよければ見かけるかも知れませんよ。

イタリアで修業したオーナーシェフが作るお料理は、シンプルかつ繊細な味わいです。地産地消にこだわっているため、その日に仕入れた食材によってメニューを考案しているそう。

ランチは、前菜とパスタ、自家製パンのセット。この日は、ほたるいかのピューレと地元の特産品「のらぼう菜」を使ったパスタ。市場にあまり出回らない食材を味わえるのも、地元ならではの魅力です。

食後はプラス料金でコーヒーもいただきましょう。本格的なエスプレッソは、ゆったりとした時間の締めくくりにぴったりです。

春限定の「竹の子釜めし」を求めて行列を作るお客さんも多いんですよ。地元産の筍は、収穫したらすぐに下ごしらえをするため、新鮮でやわらか。奥多摩の旬の味覚を味わってみませんか？

お天気が良い日はテラス席もおすすめ。大自然の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、体も心もほぐれそう。

アツアツの鉄板で運ばれてくるハンバーグは、国産黒豚の中でも特にグレードの高い「六白黒豚」を使用しており、スプーンでも食べられるほどのやわらかさが自慢です。

千葉県のいすみ鉄道大多喜駅から車で約10分ほどの山中にある「竹仙郷（ちくせんきょう）」は、“秘境”という名に相応しい炉端焼きのお店です。

1年前から予約する方もいるほど人気店で、昔話の世界のような和の趣きが感じられる炉端が印象的です。

春は、たけのこや山菜の収穫体験もできます。ご家族みんなで楽しめるスポットとしても注目されているんですよ。自然の恵みを味わいたい方におすすめのお店です。

最後に、関東地方から少し足を延ばした軽井沢からご紹介するのは、1日1組限定という予約を取るのも訪れるのも難しいイタリアンレストラン「Fogliolina della Porta Fortuna（フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ）」です。大通りから細い道に入った突き当りに、突如現れるスタイリッシュな建物に期待が高まります。

大通りは、通称“星野エリア”と呼ばれるにぎやかな場所ですが、ここは驚くほど静か。大切な方とのお食事にと、毎年楽しみにしている方もいらっしゃるんですよ。

ウッドデッキに並ぶテーブルは、開放感抜群。こちらのテラス席は夏限定です。この期間は「トラットリア アルベリーニ」という名前に変えてランチとディナーが提供されます。

メディアにもたびたび登場するシェフのお料理は、オリジナリティが高いと定評があります。コースはお料理とドルチェを合わせて9種・8皿。ひと皿ひと皿丁寧に説明してもらえるので、おいしさも格別。