ページを開けばヒントをくれる、料理の本たち
①今日のご飯に迷ったら手に取りたい本
きちんとした定番家庭料理の作り方を学べる!
サラダの色鮮やかさを最大限に楽しむ
■『作りおきサラダ』主婦の友社 編(主婦の友社)
同じ野菜や同じドレッシングを使っていると、サラダの味わいはマンネリ化しがちですよね。一味違ったサラダが食べたい!と思ったら、「作り置きサラダ」に挑戦してみませんか?本書では、さまざまな野菜を使った123の作り置き用レシピをご紹介。ページをめくるたびに色鮮やかなサラダが登場して、どれにしようか目移りしてしまいますよ。
お弁当作りのお供にぴったり
■『今日のおべん ― 平日ラクするべんとう生活』tami(主婦の友社)
蓋を開けると、色鮮やかで美味しそうなおかずがぎっしり…そんなお弁当を毎日作れたらいいですよね。とはいえ実際には、同じメニューが続いたり、彩りを考えずとにかく詰め込んでしまったりすることも多いもの。そこで参考になるのが、1カ月分のお弁当のレシピやコツを集めたこちらの1冊です。tamiさんによるお弁当は、作り置きを活用して節約・時短に努めているのが特徴。同じメニューでも違う見せ方をするなどのコツが満載で、お弁当作りに必ず役立ってくれます。
②日本ならではの「食」を味わう本
正統派の和食を楽しみたい方へ
■『永久保存レシピ 一流料理長の 和食宝典 ―私たちへ300レシピの贈り物』 別冊家庭画報(世界文化社)
きちんとした和食を作りたい!と思っていても、普段の家庭料理で終わってしまったり、面倒くさくなってしまったり。手間がかかるものには、なかなか取り掛かりにくいですよね。そんな時にぜひ手に取ってほしいのが本書です。鮮やかな写真とともに分かりやすいレシピが掲載されており、和食の基礎を丁寧に学ぶことができます。
最小限の食材でもおいしい!簡単な和食を学ぶ
■『Mizukiの今どき和食』Mizuki(学研プラス)
和食というと、他の料理と比べて少し作るのが難しいイメージがありますよね。しかし本書では、最低限の食材を使い、電子レンジなども活用した簡単レシピを追求!堅苦しいイメージを吹き飛ばし、「これなら簡単にできそう」と思わせてくれます。もっと気軽に和食を取り入れたい方や、毎日の食事の準備を楽にしたいと考えている方にも、おすすめの1冊です。
家飲みを全力で楽しみたくなる
■『居酒屋 ふじ井』藤井 恵(永岡書店)
ご自宅でよく晩酌をするという方には、居酒屋巡りを趣味とする著者によるこちらの本がおすすめ。最大の特徴は、ただ居酒屋メニューがたくさん載っているだけでなく、料理を作る際気を付けるべきコツが所々に挿入されていること。これまでうまくいかないな、と感じていたメニューも、読んでいくうちに上手にできるようになるかもしません。
③海外旅行気分が味わえる洋食本
世界各国のオードブルを学べる!
■自由な発想で素材をいかす オードブル・バイブル』荒井昇など(ナツメ社)
オードブルとは、コース料理の最初に提供される料理のことで、その日登場する料理の顔とも言えるものです。本書では12名のシェフが集まり、フランス料理やイタリア料理、中華料理、ペルー料理などさまざまな料理のテイストを活かしたオードブルのレシピをご紹介。シェフそれぞれの個性を活かしつつ、幅広いレシピを提案しています。レシピはもちろん、プロによる彩りや盛り付け方も参考になりますよ。
フランス流の「安くておいしい」食卓を目指して
■『フランス共働き家庭の2品献立 30分で同時に仕上がる、合理的で美しい毎日の献立レシピ』サルボ恭子(立東舎)
海外の素朴な家庭の、何気ない食卓をこっそりのぞける1冊です。本書では、フランスで共働きをしている著者が、実際に作っているという献立を40以上紹介しています。特徴は、どれも簡単に作れるレシピであること、そして簡単な前菜とメイン料理の2品献立を提案していること。料理に時間をかけるのではなく、それ以外の家族や友人と語り合う時間を大切にするフランス流のやり方を、料理とともに味わえますよ。
洋食のプロの技術に触れられる◎
■『プロ式 洋食の作り方』エイ出版社編集部 編(エイ出版社)
ハンバーグにグラタン、ローストビーフ…日本に入って独自の変化を遂げてきた、洋食。本書は、その道のプロが作る洋食のコツや、基本となるソースの作り方、調理の際の火加減、食材選びなどを丁寧に解説してくれる1冊です。ご家庭にいながらプロの味を楽しめるので、本日のご飯選びに悩んでいる方も、料理の腕を上げたい方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。
④食後のお楽しみ、デザートの本
果物をもう一段おいしく食べる方法
■『果物のひと皿』Scales(立東舎)
身近な果物10種類をピックアップし、そのフルーツを使った140品を集めた1冊です。デザートとしてはもちろん、ワインのお供として、などさまざまなシーンで活躍する幅広い料理が載っており、フルーツ好きの方は必見。季節の移り変わりにともない、スーパーに並ぶフルーツのラインナップも変わってきたので、お気に入りのフルーツがある場合は早めに確保して美味しくいただきましょう!
テレビでも話題の和スイーツ♪
■『ユイミコの和スイーツ おうちカフェでおもてなし』ユイミコ(世界文化社)
和菓子は、洋菓子に比べてご家庭で作るのが大変なイメージがありますよね。しかし、テレビでも話題のユイミコさんによる本書では、市販のあんや白玉粉、粉寒天を使い、特別な道具は必要とせず、いつでも手軽に作れるレシピをご紹介!中には洋菓子よりも簡単に作れるものもあるんだとか。ビジュアルにもこだわりがあり、お土産にすると喜ばれそうな、インスタ映えしそうなレシピも多数です。
焼き菓子ならココ!人気店の絶品レシピ
■『菓子屋シノノメの焼き菓子』毛 宣惠(家の光協会)
台東区・蔵前にある「菓子屋シノノメ」は、甘いもの好きな方にも、そうでない方にも受け入れてもらえるお菓子作りを目指している菓子店です。本書は、そんな人気店による初のレシピ集。マドレーヌ、クッキー、スコーンなど素朴で温かい味わいが魅力のお菓子を、家にいながら楽しむことができます。作る時の注意点は写真付きで丁寧に解説されているので、お菓子作りが苦手な方も安心ですよ♪
⑤特別な日にふさわしい、ごちそうの本
ハーブと薬味を活かすごちそう
■『ハーブと薬味のごちそうレシピ~スープからおつまみまで簡単で美味しい健康になれるメニュー65品』若井めぐみ(株式会社三空出版)
ハーブや薬味は、上手に使えば料理をよりおいしくしてくれるもの。とはいえ、ハーブは香りや風味が強すぎ、薬味も同じ料理にばかり使っていたりして、どうやって活用すればいいの?と感じることもありまよね。本書では、ハーブや薬味と料理の相性、食材それぞれの魅力なども追求しつつ、65品のレシピをご用意。簡単で手軽、かつおいしいものばかりを集めています。ハーブや薬味を上手に使いたい!という方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
おもてなしに悩んだらコレ!
■『世界で最も美しいおもてなしレシピ foodcouture』町田智也 著、印度カリー子 監修(秀和システム)
本書のタイトルfoodcouture(フードクチュール)は、食べ物を美しく華やかに楽しむ姿勢や料理のことを指す造語。ファッションを気にするように、食に対してもこだわることを意味します。本書は、そんなfoodcoutureを追求するおもてなし向けのレシピ集。どうやって作るのかだけでなく、どうやって「見せるのか」という点が面白いですよ。
相手のことを思いやる和のおもてなし
■『『喜ばれるおもてなし和食-お弁当スタイルに心を込めて』宮澤 奈々(著)
和食でおもてなしをするというと、少しハードルが高く感じられますよね。本書では、色とりどりの料理を少しずつ詰め、料理をお弁当に仕立てることで、難しい和食でのおもてなしを簡単にしてくれています。おもてなししたい人に、どんな料理が入っているのかな?というワクワクを提供することもでき、喜んでもらえること間違いなしです!
■『土井善晴のレシピ100』土井善晴(学研プラス)
こちらの本で紹介するのは、簡単なレシピや時短レシピではなく、料理に真正面から向き合い、時間をかけて作るレシピ。にくじゃが、鯛の昆布蒸し、茶碗蒸し、ぶり煮物と言った伝統的な料理から、鶏のから揚げやおかずオムレツ、海老チリなど子どもにも人気のメニューまで、幅広く100レシピを網羅しています。きちんとした料理を相応の時間をかけて作りたい時や、料理を作ることを通して心を落ち着けたい時などに、頼りになる1冊です。