紙本ならではのジャケ買いを楽しもう!
さて今回はそんな書籍の装丁に注目して、ジャケ買いしたくなる素敵な表紙の本を集めてみました。インテリアとしても「本のある暮らし」を楽しんでみてください。
空間に癒しを……【ほっとできる一冊】
フィンランド写真集『MOIMOI そばにいる』
見ているだけで幸せ♪美味しそうな【フード本】
ほのぼのとした暮らしのひとコマ『パンといっぴき』
料理研究家・栗原奈津子さんの料理本は、どれも表紙からテーマまで愛に包まれています。特に愛犬キップルが登場するシリーズは犬好きさんに絶対おすすめ!レシピ集としても写真集としても楽しめます。
実用的かつビジュアル的『東京のパン屋とカフェの本』
東京のパン屋とカフェ店が紹介されている保存版の一冊。表紙にはパンがズラリ!パンを引き立たせるカラーバランスと縦にデザインされたタイトルのセンスが抜群です。
絵になる和菓子。虎屋の『ようかん』
ようかんのすべてが詰まった虎屋の文庫本。シンプルで、清楚で、厳かな風格もある表紙です。和菓子は絵になりますね。
暮らしにまつわる、おしゃれな【洋書】
大人気のライフスタイル誌『KINFOLK』
アメリカのライフスタイル雑誌『KINFOLK』は、おしゃれなカバーでインテリアにぴったり。心地良いライフスタイルづくりの参考にもなる、おすすめの一冊です。
デンマークに学ぶ暮らしの在り方『The Little Book of Hygge』
世界一幸福度が高い国デンマークの「ヒュッゲな生き方」を紹介しているベストセラー本。満ち足りた時間と空間をいかに作っていくのか、シンプルな幸せづくりのヒントがまとめられています。ハードカバーの質感や素朴な色合いが◎。インテリア用には英語版がおすすめですが、しっかり読み込める日本語版もありますよ。
スタイリッシュな【デザインブック】
憧れのデザインを本で飾る『ハンス・ウェグナーの椅子100』
ウェグナーがデザインした100脚の名作椅子を紹介。シックな表紙で、空間に上質なアクセントをもたらしてくれそうです。ウェグナーの椅子は、平面のビジュアルですら美しさに説得力があるから素晴らしいですね!
ハイセンスの大型図鑑『デザイン全史』
ジュエリー、家具、家電、食器など、あらゆるデザインを比較しながら見ていけるデザインブック。約500名のデザイナーが手がけた1600点もの作品がオールカラーで掲載されています。大型サイズで存在感があるので、しまっておくより見せて飾りましょう!
読み応えがあるだけじゃない!表紙が素敵な【受賞作】
話題の名作『蜂蜜と遠雷』は、表紙も印象的
直木賞と本屋大賞をW受賞した長編小説『蜂蜜と遠雷』。映画もヒットして作品自体が話題となりましたが、ストーリーのすばらしさに加えて単行本の表紙もまた要注目です。イラストレーター杉山巧さんの装画には、美しさの中に激しさや複雑さが含まれているよう。
装丁からも想像力が駆り立てる一冊『羊と鋼の森』
2016年に本屋大賞を受賞し、直木賞候補にもなった宮下奈都著『羊と鋼の森』。ピアノの調律師を志す青年の物語で、表紙には楽譜が描かれています。静けさと優しさを感じさせてくれる装丁。落ち着いた大人の時間・空間に合う作品です。
愛おしい家族のバトン『そして、バトンは渡された』
「私には父親が三人、母親が二人いる」。17年間で7回も家族の形態が変わったという作者の、愛ある家族の物語。複数の親たちの間をリレーしていった彼女を、キュートなイラストで表現しているカバーイラスト。作品同様に、ほっこりするユーモアが伝わるデザインです。
温かみのある【レトロな表紙】
活字そのものがアート『デザインのひきだし37』
本好き&活字好きの人におすすめなのが、こちら。表紙も活版・凸版印刷で作られています。デジタルでは出せない趣と手触り。表紙に大きくデザインされた文字も、まるでアートのよう。
古さがむしろ新鮮!『モダン図案』
明治・大正・昭和時代の化粧品や日用品のパッケージデザインを紹介しているソフトカバーの単行本。部屋のイメージをちょっと変えたい時、こんなレトロモダンな表紙を空間のアクセントにしてみてはいかがでしょうか。
鮮やかな色合いが魅力。有名作家の【人気絵本】
忙しいあなたへ。エリック・カール『ゆっくりがいっぱい!』
なまけものが木にぶら下がっているこの表紙は、エリック・カールの絵本『ゆっくりがいっぱい!』の英語版です。日本語版もありますが、英語版は表紙タイトルが黒の書体で、よりおしゃれ。
「Slowly, Slowly, Slowly」=ゆっくり、のんびり、おっとりと。忙しい時ほど思い出したいメッセージですね。
エドワード・ゴーリーが描く『キャッツ』
世界的なミュージカル『キャッツ』を原作として、詩人T.S. エリオットと絵本作家エドワード・ゴーリーが独特の世界観を打ち出した作品。冷酷な作風で知られるゴーリーですが、この表紙は明るく軽いイメージ。繊細なタッチで描かれている絵は、見れば見るほど惹きつけられていきます。
愛らしさがたまらない♪【かわいい動物本】
癒し効果抜群!『シマエナガちゃん』
もふもふと可愛らしいこの小鳥は、北海道で暮らすシマエナガ。表紙の表情が、なんともキュートで心を奪われてしまいます。動物写真家・小原玲さんの癒される写真集。子供部屋に飾るにはちょうどいいコンパクトサイズです。
モノトーンの味わい深い写真集『猫と喫茶店』
猫を撮り続けている写真家・関由香さんが切り取った、猫がいる日常。パフェを見つめる表紙の猫の表情が絶妙です。ロゴや横長のサイズにも個性があります。
カバーがおしゃれな【文庫本シリーズ】
集英社文庫の『夏目漱石作品』シリーズ
出版社によっては不朽の名作を読み返してもらおうと、おしゃれレなカバーを付けて発売していることも。例えば、集英社文庫の夏目漱石作品には芸術家・津田青楓氏の図案が採用されています。こうしたシリーズを並べて飾っておくのもいいですね。
気持ちが落ち着く、本がある暮らし
いい本をそばに置いて、暮らしを充実させていきたいですね。
フィンランドの豊かな自然と穏やかな暮らしを写真におさめた、かたくみほさんによる写真集。ネガフィルムで撮影されているため、独特の優しさがあります。表紙の写真は、水面を照らす柔らかな光が印象的。さりげなく添えられた「そばにいる」というタイトルも素敵です。