今だからこそ学びたい世界の歴史
しかしそんな今だからこそ、世界史を学んでみるのがおすすめです。
過去の壮大な出来事に思いを馳せてみると、現代に漂う不安のカラクリが少しずつ紐解けるかもしれません。ぜひ本記事を参考に、楽しく読み進められる世界史の本を1冊手にとってみてください。
楽しみながらスラスラ読める入門書
物語を進める感覚でスラスラ読める
地図×写真×図解のオールカラーが嬉しい◎
■エリア別だから流れがつながる 世界史|祝田秀全
一般的に学生の頃の教科書は、地域や年代がバラバラに書かれており、全体の流れがとても掴みにくくなっています。しかし本書のようにエリア別で歴史を学んでみると、とてもシンプルに各国の歴史を理解することができるのです。
こちらは、地図・写真・図解が全てオールカラーなのが嬉しいポイント。文章も細かすぎず、要点だけを楽しく知ることができる1冊となっています。
他国との関わり・繋がりが一目で分かる
■ヨコから見る世界史 パワーアップ版|斎藤整
世界史の大まかな全体図を理解できている方は、“ヨコの繋がり=同じ時代に他の国で何が起きていたのか”に注目してみるのがおすすめです。
このヨコの繋がりは、意外にも独学ではとても理解しづらい部分。ひとつ手元にガイドがあることで、年号を調べたり年表を見たり...なんて手間もなく、その場で理解することができて便利なんです!
全体像をササッと復習したい人にぴったり!
■忘れてしまった高校の世界史をマンガで復習する本|祝田秀全
世界史を駆け足でサーッと復習したい人にぴったりなこちらの1冊。漫画で簡潔に描かれたページも多いので、気軽に読書をするようなイメージで読み進めることができますよ。
ちょっとしたコラムや雑学も掲載されているので、ユーモアのある視点と意外性のある知識を合わせて覚えられるのが◎
手元にあると嬉しい資料集
地図・系図・各種図版が超充実
■最新世界史図説タペストリー 十九訂版|帝国書院編集部
時代の流れはもちろん、当時の文化や暮らしをとてもリアルに感じられる充実の資料集です。
美術品や服装に関しての理解も深められるので、学習用としてだけでなく、美術館巡りや映画・ドラマ鑑賞が好きな人はぜひ手に取ってみてください。きっと、いつもの趣味やライフワークがもっと楽しくなりますよ。
ビジュアルから入れば苦手意識も軽減
■詳説世界史図録|山川出版
「文字を読み進めるのはちょっと...」なんて人でも、山川の詳説世界史図録なら安心して読むことができます。約1800点の写真と、250点の地図・図版、140点の史料を掲載した本書なら、きっと分かりにくい部分のイメージも膨らみやすいはず。
視覚的に眺めることからはじめて、世界史の楽しさを知るきっかけの1冊にするのも良いですね。
ワイドな形で見やすさ抜群!
■ニューステージ世界史詳覧|浜島書店
ヨコ判ならではのワイドな見開きで、豊富な地図・史料を楽しむことができるこちらの資料集。鋭いテーマの切り口と新しい情報をしっかり掻い摘んで掲載してくれているので、現在に繋がる実用的な世界史を学ぶことができます。
各国の歴史を“地図”で紐解く
■ビジュアルマップ大図鑑 世界史|DK社/スミソニアン協会
本書を活用することで、“地図”という観点から世界史を学ぶことができます。どんな民族が進出、移動、侵攻して現在に至るのか...そんな背景を知ると、これからの世界の動きにも興味が湧いてくるはず!
非常にグラフィカルで迫力のある地図が採用されているので、地理を併せて学びたい人にもおすすめです。
世界史の「なぜ?」を解決できる本
目から鱗な「なるほど!」情報満載
■「24のキーワード」でまるわかり!最速で身につく世界史|角田陽一郎
文明の話、宗教の話、帝国の話、征服の話...世界史に関する24のトピックを取り上げ、学ぶ上で感じる疑問を分かりやすく解消できる1冊です。
本書には、読み進めながら思わず「なるほど」と言ってしまうような情報が満載!話口調で進められていくので、疲れずにサラッと読むことができるのも魅力です。
世界史の裏舞台をのぞける
■一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書【経済編】|山﨑圭一
こちらは、冒頭で紹介した一度読んだら忘れないシリーズの経済編です。単に歴史を追っているだけでは見えてこない裏舞台が、お金を通して手に取るように分かるようになります。大まかな流れをさらった後に読むことで、果てない世界史の奥深さを実感できる1冊です。
一度読んだら忘れないシリーズは、このほか人物編や日本史編も展開しています。
全ての人が気になるあの疑問を深掘り
■地理と地形でよみとく世界史の疑問55|関 真興
なぜ、ローマは大帝国を維持できたのか? なぜ、大航海時代はポルトガルから始まったのか?そんな55の疑問をひとつひとつ解消しながら読み進められる本書。
丁寧に理解を深めながら学んでいくことで、世界史はもっと楽しくなるのはもちろん、自身の興味の幅もグンと広がりますよ。
ちょっとした息抜きになる1冊
偉人のキャラクターが際立つ!
■東大名誉教授がおしえる やばい世界史|本村凌二
物語の主人公のキャラクターが際立つことで本編をより楽しむことができるように、偉人や英雄の人物像が分かることで、より世界史を3Dとして認識することができます。
こちらでは、名を馳せた多くの歴史人の意外な一面を覗き見。ユーモアと愛の詰まった解説に、思わず笑ってしまうこと間違いなし!
とにかくストレスなく読める
■マンガで世界史が面白いほどわかる本|佐藤幸夫 / 沖元友佳
世界史を学ぶ上で欠かせない重要人物や出来事を漫画に描いた本書。大切なポイントをかいつまんで学べるので、いつ読んでも疲れることなく内容が頭に入ります。
大学入試用に作られたものですが、この手軽さはぜひ多くの人におすすめしたい1冊です。
世界のロマンを追ってみよう!
本記事をきっかけに、ちょっとした趣味として世界史に興味を持っていただけると幸いです。
■一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書|山﨑圭一
歴史の勉強をわずらわせる“年号”が一切出てこない本書。まるで1つのストーリーを読むようにスラスラと読み進めることができるため、内容がとても記憶に残ります。
著者の山崎先生は、ユーチューブの授業配信でも活躍する人気の現役高校教師です。とても分かりやすい授業を幅広く視聴できるので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね。