やる気が出ないのは、心や体の状態が万全でないから?
やる気スイッチをオン!心に効く15冊
PART1:なぜやる気が出ないのか?を知ろう
8つのタイプごとに解説!やる気が出ない理由とその処方箋
仕事へのやる気を失っているあなたへ
■『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』尾原和啓(幻冬舎)
あなたは、何のために仕事をしていますか?もしかして、なんのために頑張れるか分からないと感じていませんか?実は、同じように感じている人はあなただけではありません。本書では、その理由を技術的な進歩、生活水準の上昇などの時代の変化に求めています。これからの時代の人々が何に働くことのモチベーションを求め、どう生きていくのが良いのか。その考え方を知れば、今までとは少し違った方向へ、仕事へのやる気がわいてくるかもしれません。
すぐにやる気がなくなってしまうのはなぜ?
■『なぜ、あなたのやる気は続かないのか』平本あきお(青春出版社)
目標や夢を掲げたのに、よく三日坊主になってしまう。最初はやる気があったのに、心が折れてしまった…という経験がある方も多いですよね。本書では、やる気が続く人の特徴として「気分がよいこと」を挙げています。目標や夢を実現している人は、義務感ではなく「気分がよいから」物事を行うため、自然とやる気が続くんだそう。やる気があったとしても、それが「気分を悪くするもの」ならば、心が自然と拒否してやる気が続かなくなってしまうんですね。もう三日坊主は嫌だ!と強く決意する方こそ、こちらの本を手に取って、肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか。
PART2:やる気を持つための土台づくりをしよう
キレイ好きでなくても、キレイを保てる方法
■『片付けたくなる部屋づくり ~古い2Kをすっきり心地よく住みこなす「片付けのプロ」の暮らしテクニック65~』本多さおり(ワニブックス)
あまり掃除が好きではないという方や、どこから手を付ければいいか分からなくて掃除が苦手という方は必見!本書の著者は、自分を「ズボラな人間」であると言います。そんな自分でも続けられる方法を探して、著者は「性格」を変えるのではなく、「収納」を変えることを大切にしてきました。例えば服をたたむのが面倒なら、たたまずに済む収納を。戸を開けるのが面倒なら、扉を外して。そんな自分が楽できる収納や、習慣をつくる収納のヒントが満載です。
「食」と「運動」で心身を整えるヒント
■『まずは、からだを整える』主婦と生活社 編(主婦と生活社)
自分の心を思うようにコントロールできたなら、やる気が出ないと悩む前に解決できたでしょう。しかし心がどうにもならないなら、まずは体を整えてみませんか?というのが本書のコンセプト。体を整えれば心も整い、毎日をもっと素晴らしいものにできるはずです。そのためには、「食」と「運動」が大切。何をどう食べるのか、自分の今の体の状態はどうなのか、どんな運動をすればいいのか…これから心身を整えようという方を導いてくれる1冊です。
毎日の生活を変えれば、脳が元気に!
■『脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める』築山節(NHK出版)
「やる気が出ない」と感じている時、なんとなくあなたの脳がぼんやりしている感じはしませんか?本書では、脳本来の性質や機能から、記憶・集中・思考力を高め、脳を元気にするための方法までを解説しています。その方法とは、毎日の暮らし方や考え方を変えること。逆に言えば、良い生活習慣を身に付ければ、脳が活性化するんだそうです。なぜその習慣が脳にとってよいのかが、脳神経外科医である著者によって丁寧に解説されており、読んだ後すぐに試してみたくなります◎
PART3:考え方を変えるだけで、心は整う!
「どうせ無理」なんて思わないで。自信は増やせます
■『「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかた』植松努(PHP研究所)
著者は、北海道にある従業員20人という小さな町工場で、自家製ロケットをつくっている植松努さん。小さなころからロケットが好きでしたが、もともと「自分にできるはずがない」と考えていました。しかし今では、世界的にもめずらしい設備を持ち、年間1万人が訪れる工場をつくり上げています。本書は、そんな植松さんが「自分にはできない」や「諦めた方がいい」と思っている人に向けて、自信を増やすためのヒントを解説。ただ「自信を持て」と言うのではなく、こんな方法はどうか?と、提案するように優しく語り掛けてくれます。
自分に語り掛ける言葉を変えよう
■『セルフトーク超入門 心の中のつぶやきを変えれば、人生が変わる』シャド・ヘルムステッター 著、弓場隆 訳(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
何もやる気が起きないという時、頭の中にはどんな言葉が浮かんでいますか?やっても意味がない。もっと力があればできたのに。自分はきっとだめだ…そんな心の中のひとり言、つまりセルフトークを変えるだけで、人生も変えられるかもしれません。本書では、ネガティブなセルフトークの何が問題なのか、どうポジティブなものへ変えればいいのかを解説しています。まずは小さな言葉から意識して、例えば「私はセルフトークを変えることにした」から始めてもOK。少しずつ変えていくことで、あなたが本来持つやる気や能力が、発揮されるはずです。
自分の変化を楽しく、いとおしく思おう
■『わたしの容れもの』角田光代(幻冬舎)
歳をとるごとに、身体は確実に変化していきます。それを「老い」とも言いますが、角田光代さんによるこちらのエッセイでは、それを「新しい自分」ととらえ、好奇心いっぱいの視線で観察しています。例えば、霜降りのステーキが大好きだったのに赤身を食べるようになった。人生ではじめて豆腐がおいしい感じられた…角田さんはかつてそうした変化を恐れていましたが、いざなってみると感慨深く、ちょっと面白いと感じられたそう。変化していく自分も、きっと素敵だ!と思わせてくれ、やる気が出ない状態も吹き飛ばしてくれます。
PART4:やる気が自然とわくように。夢や目標を見定める
「やりたいこと」を絶対に見つけたいあなたへ
■『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』八木仁平(KADOKAWA)
やりたいことが見つからないせいでやる気が出ないなら、それは夢や目標を見つけるチャンス。今まで見つからなかったという方も、こちらを読めばつかみ取れるかもしれません。本書では、まず自分を理解することから始め、具体的にどうすれば見つかるのか、見つかった後どうすればいいのかまで解説。フローチャートなどで丁寧に図解されており、目で見ても分かりやすくなっています。やりたいことを見つけて、物事に夢中になり、やる気が自然とわいてくるステージへと近づきましょう。
やる気が出ないのは、たくさん抱えすぎているから?
■『捨てる。 引き算する勇気』やましたひでこ(幻冬舎)
明日、または近い将来何をすればいいのか分からない。そんな時、もしかしたらあなたは「やるべきこと」を抱えすぎているかもしれません。今こそ、捨てるに捨てられなかった物事を、思い切って捨てみませんか?本書では、物事の捨て方を”断捨離のカリスマ”と呼ばれる著者が丁寧に解説。限られた時間の中で、余計なことに振り回されないためのヒントが散りばめられています。テーマはビジネスですが、家事や趣味などにも応用の効く内容となっており、あなたの悩みに当てはめて考えることができますよ。
不可能を可能にした、ひとりのリンゴ農家の実話
■『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』石川拓治(幻冬舎)
食物を安くおいしくいただくために必要な一方、健康のためには不安視される農薬。リンゴ栽培において、農薬は欠かせないものと考えられてきました。しかしリンゴ農家の木村秋則さんは、「人間と同様、リンゴも周りの自然の中で生かされているものだ」と考え、無農薬栽培に挑戦。無農薬でもリンゴが育つ環境づくりのため、あらゆる挑戦をし、どん底に幾度となく突き落とされつつも、夢を実現させてきました。不屈の精神に触れ、自分も前向きになろうという気持ちにさせてくれます。
PART5:行動につなげて次のやる気に!背中を押してもらう
すぐ読めて、すぐ始められる心と行動のヒント集
■『1分間でやる気が出る146のヒント』ドン・エシッグ 著、弓場隆 訳(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「毎朝、目覚めた時に、新しい一日を喜んで迎えるようにしよう」と語る著者が、そのための146のヒントを集めた1冊。「大切な人に感謝を伝える」「一回に一つずつ取り組む」「自分が世界を変える可能性を信じる」など、それほどハードルは高くなく、しかし意識しなければ忘れてしまいそうなヒントが、1ページにひとつずつ書かれています。どれも1分ほどで読めるようになっているため、「頑張りたいな」と思った時にすぐ読めて、やる気スイッチを押してくれますよ。
考え方の「スキル」を身に付けて動き出そう!
■『0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための自分を瞬時に動かす最強の方法』伊藤羊一(SBクリエイティブ)
やる気を行動につなげたい!と考えていても、「マインド」だけではなぜかすぐに動けませんよね。本書では、行動力は「マインド」だけでなく考え方の「スキル」が必要であると説きます。やる気だけだと疲れてしまうところを、きちんと理屈や仮説を考えてから行動に移すことで、失敗しても成功しても糧になる状況を作り出せるそう。やる気がわいてきたなら、あとは考え方を変えるだけで、動き出せるようになるはずです。
あなたの「やる気スイッチ」は日常に隠れている!
■『やる気のスイッチ!』山崎拓巳(サンクチュアリ出版)
「昨日はあったやる気が、なぜ今はなくなってしまったんだろう」と一度でも思ったことがある方は、ぜひ本書を手に取ってください。やる気は自分の中にありますが、本来気まぐれなもの。なくなる時にはすぐになくなり、必要のない時に出てきたりもします。では成功している人たちは、どうやってやる気を継続しているのでしょうか?それは、自分の心との向き合い方を知り、日常の中で押せる「やる気スイッチ」を持っているから。意識を変えて日常を見てみることで浮かび上がる、「やる気スイッチ」の見つけ方を教えてくれる1冊です。
■『やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学』ハイディ・グラント・ハルバーソン 著、林田レジリ浩文 訳(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
性格は人の数だけあるもの。やる気が出ない理由も、やる気のスイッチもまた、人それぞれです。本書では、そんな人のタイプを大まかに8つに分け、それぞれなぜやる気がでないのか、どんなマインドがやる気を抑えてしまっているのかを丁寧に解説しています。まずはここで、自分がどんなタイプに当てはまるかチェックしましょう!タイプごとにやる気を出すための処方箋まで書かれているため、自分に合ったやる気スイッチを見つけられるかもしれません。