素敵なあの人の暮らしを、あなたのお手本に
今回は、心豊かに生活するコツ、ものを大切に長く使う姿勢、素敵な物選びの視点など、「丁寧な暮らし」に向き合える本をご紹介します。
「部屋が散らかりがち」、「断捨離に疲れてしまった・・」という方に役立つような、素敵なシンプルライフの考え方も。
審美眼とセンスが磨かれた素敵な方たちの暮らしに、ヒントをもらってくださいね。
「シンプルに暮らす」ということ
これだけで、幸せ|小川 糸
フィンランド人が教えるほんとうのシンプル|モニカ・ルーッコネン
シンプルな一皿を究める 丁寧はかんたん | ウー・ウェン
片づけに行き詰った時に。スッキリとした考え方
片づけたい |内澤旬子、佐野洋子、沢野ひとし、ジェーン・スー、柴田元幸、松浦弥太郎ほか
“心地よい暮らし”を求めて
そして、暮らしは共同体になる。|佐々木 俊尚
今後、心地よい暮らしを求める人たちに、社会はどう応えていくのか――。
ライフスタイルや価値観の多様化が一層深まる“これから”を生きるうえでの手がかりが、この本で見つかるといいですね。
魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事|石田 紀佳
例えば、春にはよもぎ、夏はたけのこを使って調理し、秋は日用品を柿渋で再生、冬は寒さを生かして乾物を作るなど・・・。季節を取り入れた豊かな暮らしのアイデアがご紹介されています。
「季節の七十二候」についても解説されているので、手仕事だけでなく、季節の奥深い魅力にも詳しくなれることでしょう。
手仕事のはなし| 阿部 直美
紹介されているのは、日本の豊かな風土に育まれ、代々受け継がれてきた逸品。海野周一さんの「井川メンパ」というお弁当箱、篠原風鈴本舗の「江戸風鈴」や、種子島で1000年以上伝わる牧瀬種子鋏製作所の「本種子鋏(ほんたねばさみ)」など、阿部夫妻の視点で魅力を紐ときます。
「大切に長く使いたい」、そう感じるものには職人の方の想いや、技術の粋がたくさん詰まっています。美しい写真とともに、ものづくりに対する真摯な姿勢に触れてみてください。ものが心を豊かにすることに、気づけるはずです。
いかがでしたでしょうか
「心地よい暮らし」と一口に言っても、人それぞれ、心地よさの解釈は異なることでしょう。
しかし、今回ご紹介した本には、暮らしの“本質”に触れられるような、美しい視点がたくさん。きっと、理想的だったり、共感できたりする一冊があったのではないでしょうか。
ぜひ手の空いた時間や、移動のすきま時間などに、少しずつ読んでみてください。どのページから読んでも、素敵な暮らしのヒントに出会えますよ。
丁寧な家仕事や、ものを大切にする姿勢など――。素敵なこだわりを持った、自分らしい暮らしに憧れる方は多いのではないでしょうか。
ライフスタイルはもちろん、そんな暮らしを実践している方自身も、いきいきとしていて自然体。輝いて見えますよね。
そこで、そんな暮らしの憧れを、ちょっと自分に引き寄せてみませんか。