『図鑑』は子供の知育に良いことがいっぱい
さらに、図鑑には膨大な知識が詰め込まれており、解説には難しい漢字や専門用語が使われていることもありますが、子供は何度も読むうちに自然と理解します。好きなものへの探求心が、子供の能力を伸ばすのです。
もう迷わない!『図鑑』の選び方
Step1.子供の好きなもの
決して大人から押し付けず、子供の関心に合ったものを選ぶことがポイントです。
Step2.年齢に合ったもの
5~6歳の年長さんなら、小学校高学年でも楽しめる大型図鑑を選ぶのもいいでしょう。
Step3.定番の種類別orテーマ性のあるタイプ
例えば、小学館の『NEO+くらべる図鑑』は話題になった図鑑のひとつ。「比べる」をテーマにして、動物や建物、魚などの大きさや乗り物の速さを比較することができます。そのほかにも、工業製品の動き方を理解するものや算数など特定の教科に特化した図鑑もあります。
一つの種類を深堀りするもよし、特定のテーマを体系的に学ぶもよし。それぞれに魅力があるので、お子さんの関心に合ったものを選んであげてください。特定の種類に興味がわかない場合は、親が面白そうだと思ったテーマ性のあるものを選ぶと、いいかもしれませんよ。子供は大人の様子をしっかり見ているので、親が面白く見ていると子供も興味がわいてくるでしょう。
Step4.電子書籍と迷ったら、”紙”の図鑑を選ぼう
紙の本の利点は、気軽にめくれること。何気なくパラパラと見ていて気になるものに目を止めやすいのが紙なのです。後半のページを見たいときや、前半のページに戻りたいときも簡単ですよね。図鑑によってはポスターほどの大きさのページが折り畳んであったり、仕掛けが組み込まれていたり、紙の本ならではの特徴もあります。
さらに、目につくところに迫力ある表紙の大きな図鑑があれば、手に取りやすく見る機会も増えますよ。
今売れている☆満足度の高いおすすめ『図鑑』
【幼児向け】ことばの習得やものへの興味・関心を育てる
はじめてずかん これ、な~に?650|永岡書店
「どうぶつ」「むし」「はな・しょくぶつ」「やさい」「くだもの」のような日常で接するものだけでなく、「はたらくくるま」「れっしゃ」「ひらがな」「アルファベット」「あいさつ」「いろ・かず・かたち」など、覚えたいことばが650も詰まっています。ひらがな表も付いていますよ。
はっけんずかんシリーズ|学研
学研の「はっけんずかん」シリーズは、「うみ」「むし」「きょうりゅう」「のりもの」「どうぶつ」「でんしゃ・しんかんせん」「しょくぶつ」があります。ダイナミックな仕掛けを通してなぜ?が学べますよ。
窓あきのしかけを効果的に使い、子供の興味を掻き立てます。まだ2~3歳の小さいお子さんはこのような仕掛け絵本が好きですよね。
小学館の図鑑NEOまどあけずかんシリーズ|小学館
こちらもすべてのページにしかけ窓があり、めくって楽しめる図鑑です。小学館の特徴は、英語表記と発音ガイドがあること。幼児期から英語に親しめるように工夫されています。シリーズには、「きけんせいぶつ」「きょうりゅう」「むし」「のりもの」「たべもの」「いきもの」があります。
講談社の動く図鑑MOVEはじめてのずかんシリーズ|講談社
講談社の「MOVE」は、DVDによる動画も付いており、迫力ある写真やイラストと合わせて動きも確認することができます。脳医学者が監修し、「賢い子供を育てる」図鑑として、子供ひとりでも楽しく読める工夫が施されています。例えば「みぢかないきもの」では動物たちが吹き出しで話していたりと親しみある内容に。緻密で美しいイラストも見ているだけで楽しめます。
ほかに「こんちゅう「きょうりゅう」「どうぶつ」があります。
【小学生の定番】好奇心&探求心を満たす
学研の図鑑LIVEシリーズ|学研
・27巻
・イギリスBBC制作のDVDと、スマートフォンやタブレットをかざして見られるAR動画で迫力の映像体験ができる
・代表的なものは実物大の写真を掲載
小学館の図鑑NEOシリーズ|小学館
・26巻
・新版は多くがDVD付き。ドラえもんが分かりやすく教えてくれます
・DVD付きでない種類は、ポスターや下敷き、クラフトキットなどの特典付き
講談社の動く図鑑MOVEシリーズ|講談社
・28巻
・NHKのスペシャル映像DVD付き。
【テーマ性のあるもの】楽しく知識を身に付ける
さわって学べる算数図鑑|学研:朝倉 仁
未就学の段階から算数に親しめる図鑑です。足し算・掛け算・分数・立体など、様々な仕掛けを使って理解を促します。就学後に算数の初歩で躓かないために、お子さんに選ぶ家庭も多いようですよ。
なかなか教科書だけで理解するのが難しい分数や立体など、手を使って直感的に理解できるようになっています。
世界でいちばん美しい こども元素ずかん|創元社:セオドア・グレイ
世界で人気を博した『世界で一番美しい元素図鑑』の子供版です。118の元素を美しい写真と楽しい解説で理解することができます。学生の頃、元素記号を覚えるのに苦労したお父さんお母さんは、お子さんにこちらで学んでもらうのもいいかもしれませんね。写真集を見るように魅力的な一冊です。
生活図鑑『生きる力』を楽しくみがく|福音館書店:文:おち とよこ 絵:平野 恵理子
生活に関するあらゆる知恵や知識が学べる、生きる力が身に付く本。ほかの図鑑と違い華やかな写真はなく、どこか温かみのあるレトロ風のイラストが、見ていてほっこりさせられます。洗濯や炊事の基本はもちろん、日常生活のなかの困ったなど実践的な解決方法が掲載されています。お手伝いに興味を持ち始めたお子さんや、一人暮らしを始める人、家事が苦手なお父さんお母さんにとっても重宝する一冊になるのではないでしょうか。
仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界|創元社:ギヨーム・デュプラ
動物や昆虫の目に世界はどのように映っているのかを、仕掛けを使って表現した、視覚絵本図鑑です。飼っているペットにとって私たちがどのように見えているのかなど興味深い内容になっています。大人も十分楽しめますよ。
目の部分が開いて、動物たちが見ている風景のイラストと、解説が書かれています。同じ哺乳類でも見える色覚に違いがあったり、カメレオンは反対方向を見ることができたり、いろいろな生物の視覚を体験できる画期的な図鑑です。
空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑|KADOKAWA:荒木 健太郎
映画『天気の子』で気象監修を手掛けた著者が、天気のふしぎをイラストを交えてわかりやすく解説してくれています。子供の「なぜ雲はできるの?」や「なぜ空は青いの?」といったシンプルな疑問が一気に解決するので、大人が見て子供に教えてあげるのもいいかもしれません。また漢字にはルビが振られているので、お子さんだけでも読むことができますよ。
言葉を覚え始めた2~3歳にぴったりの図鑑です。英語も併記してあるので、英語も少しずつ覚えられます。実際の写真で紹介してくれるのも魅力。