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2020年春以降、SNSなどで「自宅に人工芝を敷きました!」という光景を目にすることはないでしょうか。籠り生活で自宅をより快適にと購入する人が増えている人工芝。子供の遊び場の確保やペットと遊ぶため庭に、自然を身近に感じるためにベランダに。また室内に敷いてパターゴルフを楽しむなど、それぞれの暮らしに合った使い方をしています。では我が家で人工芝のある生活を始めるにはどう準備すればよいのか、天然芝との違いを比較しながら、見ていきましょう。
人工芝には天然芝との違いが多くあります。人工芝を選ぶメリット・デメリットを紹介します。
人工芝と天然芝の一番の違いがメンテナンスのしやすさです。天然芝は言うまでもなく生きた植物。日々の水やりはもちろん、定期的な芝刈りや雑草を抜く作業が発生します。メンテナンスを怠ると芝枯れを起こしてしまうことも。また大雨によって芝上に水が溜まると根腐れの原因にもなります。美しい天然芝を保つには影の努力が必要。
一方、人工芝は日々のメンテナンスが不要。汚してしまっても軽く拭くだけでOK。人工芝の上に重いものを置いて芝草が寝てしまった場合は、ほうきやデッキブラシで立たせれば元に戻ります。丁寧に使えば10年ほど使用することができますよ。
天然芝は瑞々しい青さがあるものの、秋~冬になると茶色に変色し枯れてしまう品種もあります。春~夏にかけても雑草の手入れなどまめにメンテナンスしないと緑と茶色のまだらになってしまい、瑞々しさが感じられなくなることも。
一方、天然芝を模した人工芝は、多少日焼けすることがあっても、基本的に変色することはありません。季節が変わっても人工芝なら青いまま。メンテナンス要らずで、瑞々しい風合いを年間通して楽しめます。
人工芝の素材は化学物質です。人工芝を敷いた庭で花火やBBQをする場合、うっかり火の付いたものを落としてしまうとその部分は溶け、高温になってしまい危険。また天然芝のように再び生えてくることはないため、買い直すことになってしまいます。人工芝の上での火の取り扱いは十分気を付けましょう。
あまり安価なものを選んでしまうと、耐久性に欠け、1年ほどで寿命を迎えてしまうものもあります。せっかくきれいに施工できてもすぐにダメになってしまっては後悔が募ります。選ぶ際は、品質の良い耐久性の高いものを選びましょう。
庭に敷く場合、芝以外にも防草シートや留め具などの材料が必要。広ければ専門業者に依頼することも必要になります。人工芝の価格帯は幅広いですが、一般的には1㎡あたり3,000~7,000円。それに自分で施工を行う場合はさらに備品に5,000円ほど、業者に依頼する場合は1㎡あたり5,000~10,000円ほど掛かります。ただ人工芝なら施工が終われば、その後のメンテナンス費用は掛かりません。手間の有無を考えると人工芝の方がトータルでお得ともとれます。
場所によって敷く人口芝のタイプは変わってきます。我が家のどこに敷くかを想定して選んでみましょう。
ベランダやテラス、狭い場所の屋外に「ジョイント型」
マンションのベランダ、テラスやバルコニー、コンパクトな庭に人工芝を考えているなら、ジョイント型がおすすめです。正方形にカットされたシートをつなげて敷くだけ。30㎝×30㎝で売られているものが多く、単品でもセットでも購入可能です。その他施工に必要なものはなく、工具も使用しないため手軽で楽々。ジョイントをカチッとはめ込むだけなので、女性一人でもすぐに仕上がります。ウッドパネルや敷石と組み合わせて格子状のデザインを作ることもできますよ。
広い庭一面に敷き詰めたいという場合には、ロール型がおすすめです。ロール型の特徴は好きな長さで切れるところ。自由に切れるため曲線のあるデザインにしたいときにもロール型は便利です。また室内でパターゴルフを楽しみたいときにもロール型がおすすめ。ジョイント型よりもつなぎ目が少ないので、より本物の芝に近い風合いが楽しめますよ。
人工芝の素材は、主にポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ナイロンなど。庭に敷く場合は、耐久性が高く、紫外線にも強いポリエチレンを多く含むものがおすすめです。ポリプロピレンは耐久性こそポリエチレンには及びませんが、柔軟性がありリーズナブルに購入できるメリットがあります。ナイロン製の安価なタイプだとすぐにヘタってしまい、見た目の風合いもあまりよくありません。購入する際は、材質の欄もしっかりチェックして選んでくださいね。
芝草の長さは「ショートタイプ」「ロングタイプ」があります。それぞれの特徴を確認しておきましょう。
芝草の長さ10~15㎜程度のショートタイプは、パターゴルフの練習にぴったりな長さです。通気性も良くメンテナンスしやすいのが特長。設置も楽なので、狭いスペースにグリーンを置きたいときに、またマット替わりに敷くのにも向いています。
25~35㎜程度のロングタイプは、天然芝と見間違えるような見た目が魅力。自然な風合いを出した色むらのあるカラーを選べば、よりリアルな雰囲気を楽しめます。踏み心地もふかふかとして気持ち良く、お子さんやペットと遊ぶのに適していますよ。
それでは実際に自分の家にぴったりな人工芝を探してみましょう。ネットで買えて、購入者からも高評価の品質の良いものをご紹介します。
単調にならないように、どの角度から見ても自然な芝に見える工夫がされています。リアルな風合いが楽しめて、ガーデニングにも人気の商品。園芸用ハサミで自由に切ることができるのもこの商品の特長です。同じ形のウッドパネルや敷石と組み合わせてもおしゃれな庭づくりができますね。
#芝草長さ25㎜ #30.5×30.5㎝ #ポリエチレン
人工芝ジョイントマット 27枚 8,480円(税込)
芝草の土台には5㎜の隙間が空いており、イルミネーション用のコードなどもすんなり通る仕様になっています。また水はけもよく、大型のはさみでカットすることもできるので、柱などがあるベランダにぴったり敷き詰めることも楽々。芝草・土台共にポリエチレン素材を使用しているので、耐久性が高く長く使い続けられるのも魅力です。
#芝草長さ27㎜ #29.5×29.5㎝ #ポリエチレン
ジョイント式 リアル人口芝20枚セット 11,980円(税込)~
一枚55円という安心価格から、庭に敷く前のお試しとして購入する人も多くいる商品です。別売りのジョイントテープで繋げば、好きな形に整えて庭やテラスに敷くことができます。芝草の長さがやや長めの30㎜なのでふかふか感が気持ちよく、部屋の一角に設置して寝ころんでも良さそうですね。
#芝草長さ30㎜ #20×20㎝ #ポリプロピレン
バスマットなど日用品でお馴染みのメーカーの日本製人工芝マットです。ポリエチレン樹脂なので丈夫で滑りにくいのが特長。芝の風合いを楽しむというよりは、均一なグリーンを敷いて印象を変えたい、庭に出る場所のマットとして活用したい場合にぴったり。
#芝草長さ20㎜ #30×30㎝ #ポリエチレン
人工芝 若草ユニット 60枚セット
8,160円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
高密度で芝がびっしりと詰まっており、葉が細いので天然芝のような自然な見た目。35㎜の芝草の長さも満足度の高い人工芝です。また耐UV加工が施されていて色あせや劣化を防いでくれる優れもの。U字ピンと防草シートもセットで付いているので、届いてすぐに敷設できるのがうれしいですね。
#芝草長さ35㎜ #1×10m #ポリエチレン/ポリプロピレン #UVカット加工
タンスのゲン 高密度人工芝 【防草シート付】
9,800円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
特殊加工の通水性下地を使用し、水は通すのに雑草は生やしません。防草シートを敷かなくてもこれ1枚でOK。敷設の手間が減るのはありがたいですね。ストレートな葉の中にウェーブ感のある草を入れることで天然芝と同じような風合いになっています。防カビ機能があるのも多湿な日本のことを考えて作られた国産ならでは。
#芝草長さ30㎜ #1×10m #ポリエチレン/ポリプロピレン #防カビ加工
アイリスオーヤマ 人工芝
9,980円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
裏面は2枚のポリプロピレンとゴムの3層になっており、葉をがっちり固定。抜けにくく耐久性の高い作りになっています。葉にはUVカット加工も施されていて色あせをしっかり防いでくれます。また特殊加工で光の反射を抑えるため、天然芝のような質感が感じられますよ。
#芝草長さ35㎜ #1×10m #ポリエチレン #UVカット加工
モダンデコ 人工芝 芝丈35mm (1m×10m, フレッシュグリーン/春色)
7,999円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
国際サッカー連盟FIFAの認定を受けたメーカーで生産した高品質な人工芝です。ロール型には珍しく芝草の長さが短いので、落ち葉などが絡むことなく掃除も楽ちん。「柔らかくて扱いやすい」「安価なのにかなりの高品質」と口コミも高評価です。
#芝草長さ18㎜ #1×5m #ポリプロピレン/ポリエチレン
FIFA認定工場で生産したリアル人工芝 幅1m×長さ5m
4,680円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
DIYで行えば初期費用を安く抑えられます。ここでは土のある広めの庭に人工芝を敷く場合のやり方をおすすめ動画で紹介します。大人2人であれば1日で完成しますよ。
・ロール型人工芝×敷く場所の大きさをカバーできる枚数
・防草シート(防草できる人工芝の場合は不要)
・軍手
・メジャー
・カッター
・大型はさみ(園芸はさみ)
・養生テープ
・両面テープ
・ハンマー(金槌)
・スコップ
・ペン・チョーク(印をつけるためのもの)
・人工芝用U字ピン
大まかなやり方の手順は以下の通り。詳しくは動画で確認するのが分かりやすくておすすめです。防草シートありの基本的な敷き方動画をチェックして、DIYを行ってみましょう。
①整地
人工芝を敷く場所の土をならします。雑草はスコップで根こそぎ抜き取ります。
②防草シートを敷く
際から雑草が出てこないように、コンクリート部分の立ち上がりまで印をつけて切り、仮止めします。
③人工芝を敷く
芝目(芝の流れ)が同じ方向になるように注意しながら敷いていきます。不要な部分はカッターで切り、両面テープを使って防草シートと張り合わせます。芝同士をまたぐようにU字ピンを打ち込んでください。
耐久性、透水性共に高く丈夫な防草シート。仮止めに便利な杭が20本付属されています。一般的なはさみで簡単に切れ、ほつれることもないと購入者からも高評価。付属の杭も金属製でしっかりしていると満足度の高い商品です。
【2021年改良版】防草シート 固定ピン20本と黒丸20枚付き 1 m×10m
1,980円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
シートにU字ピンが付属されているものもありますが、敷く場所によっては作業中にU字ピンが足りなくなることもあります。追加で買っておけば安心。このピンは刺した部分が分からないほど自然な仕上がりになると評判です。両端の長さが違うことで、最初の打ち込みが少ない力でできますよ。
DAIM 人工芝ピン (幅31㎜, 50本入り)
1,120円〜(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
コンクリートやベランダに人工芝を敷く場合は、軍手とはさみ・カッター、メジャーがあればOK。敷きたい場所に合うように切って人工芝を敷き詰めればそれだけで出来上がりです。ただ、敷く前の掃除はしっかり行ってください。砂などが溜まっていると水はけが悪くなりカビなどの原因になってしまいます。
青く瑞々しい芝は人工であっても気持ちのいいもの。難しそうに思えた敷設も自分でできることが分かりましたね。敷く作業も家族や仲間と行えば楽しい時間に。これからの気持ちの良い季節に、芝のある生活、はじめてみませんか?
単調にならないように、どの角度から見ても自然な芝に見える工夫がされています。リアルな風合いが楽しめて、ガーデニングにも人気の商品。園芸用ハサミで自由に切ることができるのもこの商品の特長です。同じ形のウッドパネルや敷石と組み合わせてもおしゃれな庭づくりができますね。
#芝草長さ25㎜ #30.5×30.5㎝ #ポリエチレン