多すぎる情報に埋もれてない?
そこでおすすめしたいのが、情報ダイエット。頭の中に入れるべき情報を上手に選び取れるように、ヘルスケアをするようにデトックスをしてすっきりしましょう。
情報過多のデメリットは?
知識がどんどん広く浅くなる
真偽のわかならい情報に惑わされる
フェイクニュースという言葉が使われるようになって久しいですが、得た情報が本当に正しいかどうか、判断が難しいときってありますよね。一度読んだニュースを否定するニュースが流れてきたりして、「え、嘘だったの?」となることも。
情報のソースがどこなのか情報を受け取る側にはわからないことも多く、結果、情報に振り回されることになってしまいます。
情報の取捨選択が難しくなる
情報をただ取り込むだけでなく、これは不要だなと思うものを捨てていく作業が大切。でもたくさんありすぎるとどれが本当に必要なのか見極めるのに時間もパワーもかかるように。
物を捨てられない悩みがあるのと同じように、情報を上手に捨てられない、選べないことが起きてしまいます。
ストレスが増加する
持ち物が増えるほど片付けは大変ですよね。情報も同じで、ただ吸収するだけでは頭の中にごちゃごちゃと存在し、いざ使いたいときに引っ張り出せなかったり、頭の中がきれいに片付かないことにイライラしてしまったり…ストレスの原因になってしまいます。
情報自体がプレッシャーや焦りの原因になってストレスフルになる場合も。有意義なはずの情報が心の重荷にならないよう注意です。
メリットもあることを忘れずに
情報社会にあって人の思考回路は大忙しだけど、悪いことばかりではありません。YouTubeをはじめ、一般の人が世界に発信する場を得るきっかけがたくさん生まれましたし、逆に言えばテレビや新聞だけでは得られない情報を手軽に得られるようになりました。
知らぬ間に情報リテラシーもアップしていっているはず。あとは、その力をしっかりと発揮する自分になれればOKですね。
情報ダイエットをしよう*おすすめの6つの方法
1.まずはデジタルデトックス
情報が多くてさばききれずに、迷ったり不安になったりするなら、一度情報をシャットアウト。とくに、世界中とつながってリアルタイムに情報が舞い込んでくるスマホやパソコンをオフにして、デジタルツールから情報が入ってこない環境をつくりましょう。テレビもできるだけオフに。もちろん、完璧にやる必要はありませんよ。
スマホやパソコンを見るのがクセになっている人ほど、はじめは不安になるかもしれません。見られないからこそ気になってしまうという状態に。
しかしそこを超えると、いつも見過ごしていたことがよく見えるようになりますよ。情報よりも、あるがままのモノ・コト、そして思いをしっかりと感じ取れるようになり、幸福感や安心感が増すはずです。
2.見るサイトとその時間を分析
1日に何回、時間にして何時間、スマホやパソコンを見ているかわかりますか?スマホでネットサーフィンをしていて、気づいたら1時間経っていたなんてこともありそうですよね。
自分がどんなサイトをよく見ていて、どれだけ時間をかけているのか書き出すなどして、客観的に知ることが大切です。
よく見るサイト、惹かれる情報の傾向がわかったら、自分にとって必要かどうかの選別をしましょう。本当の意味で情報を必要として見に行っているのか、それとも暇つぶしで雑多に読み漁っているのか、くっきりと見えてきますよ。
前者は思い切ってリサーチ時間としてスケジュールに組み込むのも良いでしょう。反対に後者はできる限りカットし、暇つぶしのネット流し見は5分までなど、ルールを決めるのがポイントです。
3.ブックマークしてからまとめ読み
ポータルサイトなどのニュースは、下の方に関連ニュースが現れますよね。ネット記事でも、途中にサイト内のおすすめ記事が出てきたりします。目に入ると気になってしまい、ついつい余計な情報まで見てしまうことに。
ニュース一覧や検索一覧などにさっと目を通したら、読みたいと思ったものを先にブックマークしてしまいましょう。
一覧を順番に見ていくと不要な情報までチェックしてしまいますが、先に読むものを選んでしまえば、あとはブックマークを順番に消化していくだけ。
ページ内に別の情報への入り口があったとしても、ブックマークしてある次の記事を読まなくては行けないから、寄り道を防ぐことができますよ。ブックマークを見れば、自分が必要としている情報の傾向がわかるかもしれませんね。
4.データ通信などの契約の見直しを
情報社会、デジタル社会の現代、情報を手に入れられるツールはどんどん増えています。映画やドラマ、本、音楽など、ディスクや紙にお金を払っていたものもデジタルツールから得られるようになり、手軽で便利になりました。そのツール、どれくらい契約していますか?
玄関口が多いほど、舞い込む情報も多くなります。もちろん、それぞれの特色や独自性がありますので、どれも必要な場合もあるかもしれません。
でもよく見直してみると、実は月に1回しか使っていなかったなんてことも。不要な情報が入ってくる環境を自分でつくってしまっていないか、契約を見直してみてくださいね。
5.Googleアラートなどのツールを利用
いつも見に行く情報のカテゴリは、わざわざ探しに行かなくてもお知らせがくるように設定しましょう。たとえばGoogleが提供するサービスの「Googleアラート」は、特定のキーワードを登録しておけば関連した情報の更新をメールなどで知らせてくれます。お知らせの頻度を設定することもできますよ。
情報を探す場所、探したときに候補として出てくるものが盛りだくさんだから、必要かどうかを判断するのにも時間がかかったりしますよね。忙しいときにはその時間さえ取れないこともあるでしょう。
そんな場合に、自分から見に行かなくても必要な情報を届けてくれると、情報を取りこぼす心配がありません。
6.フィルターバブルを回避して
ソファを買おうと思ってソファを検索したら、関係ないシーンでもソファの広告が表示されるようになった、というような経験がありませんか? 多くのネット検索では、「トラッキング」といってユーザーの過去の閲覧履歴や検索履歴などを把握し、情報表示に活用しています。
見たいであろう情報を表示し、見たくないであろう情報を表示しない、この状態を「フィルターバブル」といいます。
情報をまんべんなく取得しているつもりが、知らずしらずのうちに限られた情報だけを見に行っている、という状態になるのが「フィルターバブル」の特徴です。
パソコン上のキャッシュやクッキーをこまめに消す、トラッキング防止のセキュリティソフトを入れるなどの対策がありますが、ちょっと難易度が高めですよね。知らない間に情報が偏っていないかなと、意識して立ち止まることが大切です。
情報はどんどん流れ込んでくるから、いろいろな知識を得ている気分になります。でも実は、情報に触れただけで知識とは言えないかもしれません。もちろん悪いことではありませんが、”深堀りする”という感覚を忘れてしまうことも。
情報を吸収することと、それを自分の知識として定着させることは別物です。