気付いたら、書きとめる。日常をいろどり豊かにする「3つのノート術」

気付いたら、書きとめる。日常をいろどり豊かにする「3つのノート術」

何かと制限が多く、楽しいことがなくて我慢ばかり。代わり映えのない毎日がつまらない――。そんな日常でも、なんとなくいいなと感じることや、達成している何かがあるはず。それに気付けるかどうかなのです。人生に行き詰まったとしても、自分が望む選択肢をきっと見つけられます。その助けとなるのが、書くという行動です。心がかすかに動いたら、すぐに書きとめる。大切なことを忘れてしまわないように、ノートに記録する。「3つのノート術」を実践すると、味気なく感じていた日常が、本当はいろどり豊かであることに気付けるのです。2021年02月28日作成

カテゴリ:
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言葉にして書きとめると、解像度が上がります

ぼんやりと感じていること、思っていること。頭の中では、思考が絶え間なく繰り返されています。

一瞬のうちに消えては現れ、また消えていく、つかみどころのないもの。その中には、忘れたくない、覚えておきたいこともきっとあるはず。

そういったイメージを、形あるものにして残す。言葉にして書くことは、あなた自身の解像度を上げる方法でもあるのです。

目次

気付きノート

SNSを見ていたり、本を読んでいたりすると、何かしら“いいな”と思うことがありますよね。それを書きとめるのが 「気付きノート」です。

ただ記録するだけでなく、何がどういいと感じたのかを分析する。そこから得られた気付きを、自分の暮らしに活かしていくのです。

小さなノートを用意する

気付いたら、書きとめる。日常をいろどり豊かにする「3つのノート術」
出典:unsplash.com
気付きの瞬間を逃さないために、コンパクトなノートを常に携帯します。家にいる時間が長い方は、さっと手に取れる場所に常備しておくといいですね。

気兼ねなく使える、手のひらサイズのノートがよいでしょう。書きやすいペンも用意して。

あっ!と思ったらすかさずメモする

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テレビを見ているとき、SNSをチェックしているとき、街を歩いているとき。あっ!と思う瞬間がたくさんあるはずです。

その瞬間を逃さず、メモをとります。それが難しいときは、写真を撮っておいたり、スクショで残しておいたりしてもいいですね。

気付きノートの書き方

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①元になる情報は何?
②なぜ、どこがどのようにいいと思った?
③それを元に、自分はどうしたい?何をする?
④実際に行動することをリスト化する

できたことノート

欠点ばかり目に付いたり、現状に満足できなかったり。できないことばかり意識していると、気持ちが後ろ向きになってしまいます。

できて当たり前のことも、立派な“できたこと”です。それに気付き、前向きな気持ちを高めていくのが「できたことノート」です。

1日に1~3個できたことを書く

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「できたことノート」は、1日に1~3個できたことを書きます。手帳のウィークリーページのように、1週間見開きだと振り返りに便利です。

できたことは、どんなにささいなことでも構いません。次の3つのヒントをご参考に、探してみてくださいね。
①うれしい、清々しいなど、気分がよくなったこと
②時間や回数などの数字で表せる、達成感のあること
③相手のよい反応から、自分のできたことを探す

1週間のできたことを振り返る

1週間の終わりには、振り返りの時間をもちます。1週間分のできたことの中から、“ベストできたこと”を選んで、深く掘り下げるのです。

“ベストできたこと”は、あなたの目標や理想に関わることかもしれません。なぜできたのかを分析すると、自分の価値観や本当の望みが明らかになるのです。

なぜできたのかを分析する方法

①いつ、誰と、どこで、どのようにした?
②できたことに対して、今どう感じている? ポジティブな感情に限らず、素直な今の気持ちを表します。
③次はどうする? 明日にでもできそうな、小さな目標を立てます。

頭をからっぽにするノート

情報のインプットばかりでは、頭が混乱したり、うまく考えがまとまらなかったりします。「頭をからっぽにするノート」で、アウトプットすることが大切です。

思考を言葉にして外に出すと、凝り固まった考えを解きほぐしたり、アイディアを導き出したりできます。行き詰まったときのブレインストーミングにも最適なのです。

何でも書いていいノート

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いいことを思いついたけれど、どこに書こう? そんなふうに迷っている間に、何を書くか忘れてしまうことがあります。あるいは、メモした紙をなくしてしまうこともあるでしょう。

そうならないために、「何でも書いていいノート」を1冊作っておきます。“ルールは一切なし”が、迷いなくスピーディーに書くコツです。

モヤモヤがすっきり!「ブレインダンプ」

とにかく頭を空っぽにしたい、モヤモヤしているときにおすすめなのが、「ブレインダンプ」です。

テーマも何も関係なく、思いつくことを書き出すだけ。作業後はすっきりすること間違いなしです。
書くだけでみるみる変わる!あなたが心地よく暮らすための「ブレインダンプ」
書くだけでみるみる変わる!あなたが心地よく暮らすための「ブレインダンプ」

なんだか頭がモヤモヤする――ストレスの多い社会に生きるわたしたち。考えがまとまらなかったり、不快な感情でいっぱいになったりすることもありますよね。そんなとき、あなたはどうしていますか。モヤモヤとしたものを抱えたままにしていませんか。毎日を心地よく暮らしていくためには、そんなモヤモヤをクリアにすることが欠かせません。書くだけでOKの「ブレインダンプ」という方法なら、いつでも簡単に頭をすっきりさせることができます。

「ブレインダンプ」の方法は、こちらの記事をご参考になさってくださいね。

思考をブラッシュアップ!「ひとり会議」

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頭がぐちゃぐちゃで、考えがまとまらない。そんなときは、「ひとり会議」でブレインストーミングします。

絡まった思考を紙の上にいったん預け、整理整頓する。そうして、思考をブラッシュアップしていくのです。
ペンとノートでわたしをブラッシュアップ!自分と向き合う「ひとり会議」
ペンとノートでわたしをブラッシュアップ!自分と向き合う「ひとり会議」

変わりたいのに変われない自分にモヤモヤ。考えがまとまらずいつもぼんやりしている。感情に振り回されて、心がざわついたまま落ち着かない。――こんなあなたには、「ひとり会議」で自分と向き合う時間が必要かもしれません。なりたい自分像がはっきりする。思考が整理されて頭がクリアになる。心が整い平常心を取り戻せる。ペンとノートがあればできる「ひとり会議」には、自分をブラッシュアップする効果があるのです。

「ひとり会議」について、詳しくご紹介しています。

自分で自分を癒す「セルフモニタリング」

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ネガティブな感情から抜け出せないときは、「セルフモニタリング」が有効です。

本当は誰かに相談したいけれど、相手や時間の都合がつかないこともあるでしょう。そんなとき、セルフカウンセリングをするように、自分と対話し、癒す方法です。
1日10分でリセット!思考と感情を整える「セルフモニタリングノート」
1日10分でリセット!思考と感情を整える「セルフモニタリングノート」

気になること、思いついたこと、よかったこと、よくなかったこと、疑問に思ったこと……。わたしたちの思考や感情は、常に現れては消えていくものです。しかし、大切な思考や感情を見落とすと、モヤモヤとしたものが残ってしまいます。「セルフモニタリングノート」は、これらの思考や感情を言語化して記録するものです。手を動かして書くことで、ぼんやりとしていた脳も活性化されます。モヤモヤの正体を見極め、適切な方法でリセットできるようになるのです。1日10分あればできる、「セルフモニタリングノート」をご紹介します。

1日10分あればできる「セルフモニタリング」は、こちらの記事をご参考になさってくださいね。

気付きを書きとめよう

日常をいろどり豊かにする「3つのノート術」をご紹介しました。

浮かんでは消え、途切れなく現れる思考やイメージ。それを忘れてしまわないようにノートに記録することで、気付きが得られます。

思考のかけらをひとつひとつ拾い集めるように、気付きを書きとめてみてくださいね。

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