他人とぶつかることは悪いこと?「信念」「価値感」との向き合い方

他人とぶつかることは悪いこと?「信念」「価値感」との向き合い方

人間関係にストレスを感じる理由として「価値観の相違」はつきもの。上司、友人、パートナー等と価値観が合わないことで、お互いが理解し合えず、関係性にもつれが生じてしまうこともありますよね。でも反対に、自分と違う価値観を持つ人と出会うことで、自分が大きく成長できることもあります。そこで、意見が食い違ったときに尊重し合いたい部分、ここだけは曲げられないという部分の貫き方など、良好な人間関係を築くために意識したいことを一緒に考えてみましょう。2021年01月07日作成

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人との相性は価値観で決まる?

お金や時間の使い方、大切なものに対する考え方、人との関係性のあり方など、物事の価値観は多岐にわたります。価値観が似ている人とは人間関係が構築しやすく感じますよね。しかし、価値観が全く同じな人を探すことはとても難しいこと。では、「価値観の相違」とどのように向き合えばいいのでしょうか。

目次

「価値観」と「信念」の違い

価値観とは…

価値観とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。
出典:価値観 - Wikipedia
「価値観」は、今までの自分の経験の積み重ねにより形作られます。物事に対する自分なりの価値を考え、決断するためのいわば判断基準のことです。自分がなにを大切にして物事を判断しているのか、物事の優先順位など、どんなことに価値を見出しているかで自分の価値観を知ることが出来ます。
出典:www.pexels.com

「価値観」は、今までの自分の経験の積み重ねにより形作られます。物事に対する自分なりの価値を考え、決断するためのいわば判断基準のことです。自分がなにを大切にして物事を判断しているのか、物事の優先順位など、どんなことに価値を見出しているかで自分の価値観を知ることが出来ます。

信念とは…

信念とは信じられる内容のことである。それを裏付ける証拠が有るか無いかは問われない。
出典:信念 - Wikipedia
一方「信念」は、自分が正しいと感じる物の見方や考え方、行動に繋げるための手段のことを言います。つまり、信念は自分が信じ貫きたいこと。これは、全ての人にとって正しいことではなく、あくまで自分が思う正しいことや真実を指します。
出典:www.pexels.com

一方「信念」は、自分が正しいと感じる物の見方や考え方、行動に繋げるための手段のことを言います。つまり、信念は自分が信じ貫きたいこと。これは、全ての人にとって正しいことではなく、あくまで自分が思う正しいことや真実を指します。

信念は曲げられないもの、価値観は変わっていくもの

人それぞれの考え方という点ではとても似ている価値観と信念。しかし、価値観はさまざまな人との出会いや別れを通して、物事の優先順位が変わっていくのに対し、信念は自分が絶対正しいと思って貫き通したいことなので、なかなか変えることはできません。そう考えると、価値観が違うからといってすぐ人に線引きをしたりしてしまうのは、もったいないことかもしれません。
出典:www.pexels.com

人それぞれの考え方という点ではとても似ている価値観と信念。しかし、価値観はさまざまな人との出会いや別れを通して、物事の優先順位が変わっていくのに対し、信念は自分が絶対正しいと思って貫き通したいことなので、なかなか変えることはできません。そう考えると、価値観が違うからといってすぐ人に線引きをしたりしてしまうのは、もったいないことかもしれません。

色んな価値観を受け入れて広がる「世界観」

ケース1:仕事や職場

たとえば新人教育。「自分だったらこうやって教えるのに」「この作業を先に終わらせたほうが早いのに」と考え方や作業の優先順位など、仕事に対する考え方や向き合い方で価値観の違いを感じる人もいるでしょう。また、会社の飲み会に行く・行かないなど、職場の人との距離の取り方においても人によって価値観が違うので意見が分かれます。
出典:pixabay.com

たとえば新人教育。「自分だったらこうやって教えるのに」「この作業を先に終わらせたほうが早いのに」と考え方や作業の優先順位など、仕事に対する考え方や向き合い方で価値観の違いを感じる人もいるでしょう。また、会社の飲み会に行く・行かないなど、職場の人との距離の取り方においても人によって価値観が違うので意見が分かれます。

価値観は人それぞれ違って当然だと受け入れる

職場でなにかトラブルや大きな仕事にぶつかったとき、それに対応する答えは幾通りもありますよね。なにが正解なのかを最初から判断するのはとても難しいことです。価値観というのは、生まれた環境だけでなく、今まで培ってきた職務経験等によって定まります。
出典:www.pexels.com

職場でなにかトラブルや大きな仕事にぶつかったとき、それに対応する答えは幾通りもありますよね。なにが正解なのかを最初から判断するのはとても難しいことです。価値観というのは、生まれた環境だけでなく、今まで培ってきた職務経験等によって定まります。

つまり、それぞれ歩んできた道が違うように、仕事に対する向き合い方、やり方が違うのは当たり前のことなのです。万が一、失敗してしまったとしても次に生かせるようにみんなでミーティングをすればいいのです。自分が受け入れられない意見を最初から「間違い」だと決めつけるのではなく、「違い」であると受け入れることも大切です。
出典:www.pexels.com

つまり、それぞれ歩んできた道が違うように、仕事に対する向き合い方、やり方が違うのは当たり前のことなのです。万が一、失敗してしまったとしても次に生かせるようにみんなでミーティングをすればいいのです。自分が受け入れられない意見を最初から「間違い」だと決めつけるのではなく、「違い」であると受け入れることも大切です。

ケース2:家庭

子育てに関する考え方や食事や家事のタイミングなど、家庭内の意見の食い違いはなかなか尽きないもの。子供の起床や就寝、食事の時間など生活リズムに関することや、教育方針。もともとは他人である夫婦だからこそ、価値観の違いでぶつかり合うこともあるでしょう。
出典:pixabay.com

子育てに関する考え方や食事や家事のタイミングなど、家庭内の意見の食い違いはなかなか尽きないもの。子供の起床や就寝、食事の時間など生活リズムに関することや、教育方針。もともとは他人である夫婦だからこそ、価値観の違いでぶつかり合うこともあるでしょう。

本音で話し合い、解決策を一緒に考える

夫婦間で意見がすれ違ってしまったとき、一人で溜め込んでしまっては心身ともに悪影響になりますし、毎日イライラが募って些細なことで言い合いになってしまったりなど、悪循環も生まれてしまいます。時には本音でじっくり話し合うことが大切です。
出典:pixabay.com

夫婦間で意見がすれ違ってしまったとき、一人で溜め込んでしまっては心身ともに悪影響になりますし、毎日イライラが募って些細なことで言い合いになってしまったりなど、悪循環も生まれてしまいます。時には本音でじっくり話し合うことが大切です。

そのときに感情的になってしまうと、感情論のぶつかり合いになり、話が進まないことがあります。冷静に自分が伝えたいこと、自分の気持ちを素直に伝えてみてください。お互いの価値観のいい点や悪い点を2人で話し合うことで、自分の悪い所や譲歩すべき所がお互いに見えてくるはずです。
出典:www.pexels.com

そのときに感情的になってしまうと、感情論のぶつかり合いになり、話が進まないことがあります。冷静に自分が伝えたいこと、自分の気持ちを素直に伝えてみてください。お互いの価値観のいい点や悪い点を2人で話し合うことで、自分の悪い所や譲歩すべき所がお互いに見えてくるはずです。

ケース3:恋人

恋人との喧嘩や別れの原因といえば、結婚観や他の異性との距離感などが挙げられます。結婚したら仕事を辞めて家事や育児に専念したい人もいれば、結婚後も今まで通り働きたいと考える人もいます。また、他の異性と出かけたり連絡を取り合うことへ不信感を持つ人もいれば、寛容な人もいるでしょう。
出典:pixabay.com

恋人との喧嘩や別れの原因といえば、結婚観や他の異性との距離感などが挙げられます。結婚したら仕事を辞めて家事や育児に専念したい人もいれば、結婚後も今まで通り働きたいと考える人もいます。また、他の異性と出かけたり連絡を取り合うことへ不信感を持つ人もいれば、寛容な人もいるでしょう。

自分自身の意見は大切にしつつ、プラスに考えてみる

自分と違う考え方も見方を変えればプラスに考えられることもあります。たとえば、「異性の友達と遊びに行く=性別に関係なく友人を大切にする人」など、物事の捉え方を変えることで、相手のことを受け入れることができるかもしれません。
出典:pixabay.com

自分と違う考え方も見方を変えればプラスに考えられることもあります。たとえば、「異性の友達と遊びに行く=性別に関係なく友人を大切にする人」など、物事の捉え方を変えることで、相手のことを受け入れることができるかもしれません。

尊重することは人間関係を築く上でとても大切です。でも、相手の意見ばかりをくみ取ろうとすることで自分の価値観を見失ってしまっては、自分自身を見失ってしまい、自分で決断をしなくてはいけない場面で迷いが生じてしまいます。相手のことも尊重しつつ、自分の意見も大事にしましょう。
出典:www.pexels.com

尊重することは人間関係を築く上でとても大切です。でも、相手の意見ばかりをくみ取ろうとすることで自分の価値観を見失ってしまっては、自分自身を見失ってしまい、自分で決断をしなくてはいけない場面で迷いが生じてしまいます。相手のことも尊重しつつ、自分の意見も大事にしましょう。

ケース4:友人関係

友人とご飯に行ったりお出かけをするとき、大きな価値観の違いを感じるのが金銭感覚。自分はランチと言えば1,000円前後が当たり前と思っていても、友人の選んだお店が3,000円のランチだったとしたら、あなたは2,000円の違いに大きな差を感じるでしょう。
出典:www.pexels.com

友人とご飯に行ったりお出かけをするとき、大きな価値観の違いを感じるのが金銭感覚。自分はランチと言えば1,000円前後が当たり前と思っていても、友人の選んだお店が3,000円のランチだったとしたら、あなたは2,000円の違いに大きな差を感じるでしょう。

その人とのいい距離感を保つ

もし、特定の友人と会うときに常にストレスを感じてしまうようなら、少しだけ距離を置いてみることも大切です。とくに、相手の方がお金を使う場合、精神的にも金銭的にも自分に余裕が無くなってしまいます。いい距離感を保つことは、自分のメンタルを守ることにも繋がります。
出典:www.pexels.com

もし、特定の友人と会うときに常にストレスを感じてしまうようなら、少しだけ距離を置いてみることも大切です。とくに、相手の方がお金を使う場合、精神的にも金銭的にも自分に余裕が無くなってしまいます。いい距離感を保つことは、自分のメンタルを守ることにも繋がります。

また、2人きりではなく大勢で会うようにするのもおすすめです。大体の人が大勢で食事に行く場合、常識の範囲内の金額に抑えようとします。そして周りに合わせることで、どちらかが金銭感覚のズレに気付ける可能性もあるので、今までよりもっと付き合いやすくなるでしょう◎
出典:www.pexels.com

また、2人きりではなく大勢で会うようにするのもおすすめです。大体の人が大勢で食事に行く場合、常識の範囲内の金額に抑えようとします。そして周りに合わせることで、どちらかが金銭感覚のズレに気付ける可能性もあるので、今までよりもっと付き合いやすくなるでしょう◎

それぞれのバランスを考えて価値感と向き合おう

他人とぶつかることは悪いこと?「信念」「価値感」との向き合い方
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自分の考えや優先したいことを大切にすることはとてもいいことです。でも、そればかりを優先してしまうと頑固者だと思われてしまうかもしれません。いい距離感でいい人間関係を築くために、人それぞれの価値観も尊重して受け入れてみることも、時には大切です◎

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