気遣いって、思いやり
気遣いができる人に憧れませんか?ちょっとしたことを気にかけてくれたり、その場を和ませてくれたり、さりげない優しさにじんわり心が温まりますよね。気遣いと聞くと、なんだかハードルが高いように感じますが、人と接する時に思いやりを持つこと。挨拶ひとつからでもできるんです☆今日からできる「心に残る気遣い」のヒントで、相手も自分も心地よい関係や空間をつくりましょう♪
気遣いの3つのポイント
①相手の気持ちを想像する
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気遣いができる人は、どうしたら相手が気分よく過ごしてくれるか、喜んでくれるか、スムーズに動けるかなど状況やタイミングを自然に気にかけています。気遣いには、相手の立場になって考えられる想像力が大事。人を想う心で身についてきます☆
②自然体でさりげなく
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やってあげたい気持ちが優先してしまうと、押し付けや自己満足にもなりかねません。それに気を遣いすぎてわざとらしくなったり、あからさまに分かると、あまり良い気持ちがしませんよね。あくまで自然体でさりげなく。
③頑張りすぎない
気遣いのできる人はとても素敵。でも頑張ってするものではありません。気遣いはなくても困らないけれど、思いやりと同じで、気にかけてもらうととても嬉しいもの。自分がしてほしいことをすれば、頑張りすぎずに心地よいものになるかもしれませんね。
心に残る気遣いのヒント
さりげない振舞いの気遣い
お先にどうぞ
お先にどうぞは、とても気持ちの良い気遣いの言葉。エレベーターで開閉ボタンを押しながら、レジで同じ列に並ぼうとした人に譲る時など、「お先にどうぞ」をさっと言える人には、優しさや心のゆとりを感じます。
雨の日の小さな親切
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雨の日、すれ違う人と傘がぶつからないように、自分の傘を斜めにして通るスペースを作ってくれる小さな親切。その好意に、ありがとうございますと返せる人も気遣いができる人ですね。
ドアの開閉をお手伝い
お店などで後ろの人のために、ドアを押さえてあげているのを見かけると、さりげない気遣いが良いなあと思いますよね。息子が赤ちゃんだった頃、ベビーカーに乗せてドアを開けようとしたら、よく周りの方がさっと手助けをしてくれました。人の親切に触れると、ほっと優しい気持ちになれます。気持ちは不思議と伝染しますから、みんなで優しさを共有したいですね。
人との距離が縮まる気遣い
挨拶に一言をプラスしよう
挨拶に、お天気のことや労いの言葉を一言プラスしてみましょう。職場で外出先から戻った人に、「お疲れ様です」を「寒い中お疲れ様です」にすると、より気遣いを感じます。私は、夕方ママたちとばったり出会うと「お疲れ様~後半戦もがんばろう」とお互いに声を掛け合っていました♪一言あるだけで嬉しいものです。
「緊張しますね」で場をほぐす
子ども関係の集まりや懇親会、初対面の人と会う時、自分が緊張するシーンでは相手もたいてい緊張しているもの。素直な気持ちをそのまま口に出し共有してみると、場がふわっとほぐれます。「緊張しますね」の第一声がきっかけになって会話が弾むかも♪
会話中に相手の名前をちりばめる
名前は不思議なもので、呼べば呼ぶほど相手との距離が縮まります。「~ですか?」より、「〇〇さんは、~ですか?」の方が答えたくなり心を開いてくれます。もう一歩仲良くなりたい時は、「お名前何て呼べばいいですか?」と少し勇気を出して聞いてみましょう。相手もあなたの名前を知る機会になります。
好きな物と苦手な物を知る
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知り合ったばかりの友人の家に遊びに行くと、私がコーヒーが苦手なことを覚えていてくれて、紅茶を用意してくれたことがありました。自分の好きな物と苦手な物を知ってくれているだけで、とても親しくなれたように感じられます。素敵な気遣いは周りの人から教えてもらうことも多いもの。
アンテナを立てておく
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友達や職場の人など普段から周りにアンテナを立てておきましょう。気遣いができる人は、観察する力があります。たとえばビジネスシーンでは、仲間をサポートするタイミングや、自分がどう動けば良いかが分かってきます。また、髪を切ったことやネイルを新しくしたなど、変化に気付くのも喜ばれる気遣いですね♪
お礼や感謝を伝える気遣い
「いつも」を付ける
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ありがとうと「いつもありがとう」では、すこしニュアンスが変わってきますよね。いつもありがとうと言われると、点と点が繋がって継続した感謝に変わります。毎朝早く出勤する夫、いつもご飯をもりもり食べてくれる子ども、毎日掃除をしてくれる管理人さんに「いつもありがとう」。ありがとうという言葉は、言う側にも幸せな気持ちをもたらしてくれます。
手書きのありがとう
いつも支えてくれている人たちに、普段改まって言う機会が少ないからこそ、お礼や感謝を書くとあなたの気持ちが伝わります。側にいてくれる友達や離れて暮らす両親に手紙を書いたり、職場では書類にそっとお礼のメモをつけたり、子どもの学校の先生には用件を書く際に一言添えるなど、手書きの「ありがとう」は本当にあたたかい気持ちになるもの。自分や子どもの居場所を心地よく育ててみましょう♪
なんでもない日のプレゼント
旅先でのお土産や、「美味しそうなものを見つけたよ」と、思いがけず受け取るおくりものはとても嬉しいもの。離れた場所で自分のことを想ってくれていたんだと感じます。「いつもありがとう」を形にして表すことも素敵ですね。何でもない日に気軽にプレゼントしてみましょう。手書きのメモも忘れずに☆
頂いた瞬間とその後もお礼を
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何かを頂いたら受け取った瞬間はもちろん、もし食べ物ならその後も「はじめて食べたけど美味しかった!・話題のスイーツ食べれて嬉しい」など感想やお礼を伝えると、とても丁寧な印象が残ります。アイテムなら、その人と会う時は身につけていくとgood。
場を和ます気遣い
会話に入っていない人への優しさ
グループや数人で集まっていると、会話に入れなくて気まずい思いをした経験がみなさんにも1度はあると思います。そんな時、さりげなく声を掛けてもらうと嬉しいですよね。輪の中に入りたがらない人もいるので、相手の表情や様子を見てから話題を振ってみましょう。
お互いさまの気持ちでいよう
子ども同士のケンカやアクシデントで、謝ったり謝られたりというシーンはよくあると思います。きちんと話し合いをして、たとえ相手が悪いと分かっても、「お互いさま」の気持ちでいましょう(声を掛けられたらベスト☆)。いつ逆の立場になるかわからないし、案外お互いを知る良い機会になることも。また、友達と気持ちを分かりあえない時も、「そんな時もあるよね」と一呼吸置いてみる。すると自分の気持ちがほぐれ、相手にも不思議と伝わるもの。
謝る側の気持ちに立つ
たとえば仕事で相手がミスをして謝罪された時、「こちらも確認不足でした」という気遣いができたら、お互いに険悪な雰囲気になりません。ビジネスシーン以外でも、謝る側の気持ちに立って対応すれば、きっと今後も良い関係が続けられます。
相手の失敗には共感で励ます
友達が時間を間違えて遅刻した時や、子どもがテストの成績が悪くて落ち込んでいる時など、自分も同じ失敗談を話したり、その時の気持ちに共感すると自然な形で励ますことができます。気持ちが軽くなると、その場が一気に和むのを感じるはず。
周りの人への心の配り方
変化を見逃さない
周りの人にアンテナを立てていると、ちょっとした変化に気付きやすくなります。それは外見のこともですが、なんだか元気がないなと感じたり、すこしイライラしてる?など、気持ちの変化も見えるように。「勘違いかもしれないけれど…」とクッションになる言葉を使って、声を掛けるといいかもしれません。人は気付いてもらえると、嬉しさと共に冷静になれるもの。
【声掛け例】
〇勘違いかもしれないけれど、今日は元気がない?
〇何かあった?(短い文章の中にも優しさを感じる)
〇がんばりすぎていない?(がんばっていることを認めているニュアンス)
体調を気遣うメール
体調が悪くて会社を休んでいる同僚、風邪を引いている友達に、体調を気遣うメールを送るのも優しい気遣い。相手の負担にならないように、「返信はいらないからね」と最後に書いておくと良いですね。私が体調を崩して寝込んでいる時、同じマンションのママが「子どもの送り迎えするよ!」と連絡をくれて助かったことがありました。実際にお願いはしなくても、一言もらえるだけでホッとするものです。
何か手伝うことはない?
「何か手伝うことはない?」のひと言は、肩に入っていた力がふわっと緩む魔法の言葉。仕事が忙しそうな職場の仲間に、子育てで悩む友達に、「わたしにできることがあれば」という気持ちで声を掛けてみましょう。あなたの存在にきっと救われる人がいるはず。
いつでも聞く準備はできているよ
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話すことがしんどそうな時や、何か言えない事情がありそうな場合、いつでも聞く準備はできているよと声掛けしておくと良いと思います。自分のことを気にかけてくれている人がいるだけで、心強く、安心できます。
そっとしておくことも大事
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何があったか聞かず、時にはそっとしておくことも大事です。どうやって見極めたらいいかは、相手の立場になってみると分かるかもしれません。何も言わなくても、あなたのあたたかい視線や優しい態度で、「そっとしておいてくれている」と、相手はきっと感じ取ってくれます。
気遣いは人と人を繋ぐもの
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さりげない気遣いがあるだけで、心が温かくなったり、張り詰めていた気持ちや空気がふわっと緩み、人間関係がスムーズになります。気遣いは、人と人とを繋ぐもの。今日は、身近な人に「いつもありがとう」を言ってみましょう♪
【挨拶例】
〇おはよう+いってらっしゃい、気を付けて!
〇こんにちは+良い天気で気持ちいいね
〇寒い中(暑い中)+お疲れ様です+疲れたでしょう
〇おかえりなさい+毎日お仕事ありがとう、頑張ってきたね