まずは「捨てられない」という心理を手放すことです
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「捨てられない」という心理には、次のようなものがあります。
「人からもらったものだから、捨てるのは申し訳ない」
「高いお金で買ったから、捨てるのが惜しい」
「捨てていいのかわからない」
「高いお金で買ったから、捨てるのが惜しい」
「捨てていいのかわからない」
あなたにも思い当たる節があるのではないでしょうか。これらの心理が邪魔をして、着ることのない服を捨てられないでいるのです。
「申し訳ない」心理とその対処法
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人さまからもらったものを捨てるなんて、申し訳ない。親から譲り受けたものだから、そう簡単に手放せるわけがない――。
本当は持っていることがしんどいのに、処分できずにいるもの。思い入れがあればなおのこと、捨てる決断ができないのも当然です。では、「申し訳ない」心理にはどう対処すればよいのでしょうか。
本当は持っていることがしんどいのに、処分できずにいるもの。思い入れがあればなおのこと、捨てる決断ができないのも当然です。では、「申し訳ない」心理にはどう対処すればよいのでしょうか。
人からもらったもの
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贈り主の“思い“を具現化したものが、プレゼントです。つまり、人からもらったものは、あなたが受け取った時点で、“思いを伝える“という役目を終えているということ。
贈り主の目的は達成されているということなのです。あなたが「申し訳ない」からと、永遠に持ち続ける義務などありません。
贈り主の目的は達成されているということなのです。あなたが「申し訳ない」からと、永遠に持ち続ける義務などありません。
親から譲り受けたもの
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祖父母や両親から譲り受けたものほど、手放しがたいものはないかもしれません。「捨てたことを知ったら悲しむから、持ち続けなければならない」という考えがあるからです。でもそれは、あなたの思い込みでしかありません。
祖父母や両親があなたに託したのは、“もの”ではなく“思い”です。あなたが“思い”を受け取っていると感じるのなら、もう“もの”は手放してもいいのです。
祖父母や両親があなたに託したのは、“もの”ではなく“思い”です。あなたが“思い”を受け取っていると感じるのなら、もう“もの”は手放してもいいのです。
思い出のあるもの
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もう着ない服を引っ張り出してきては思い出に浸り、またしまい込む――。それでは、あなたの持ち物は過去のものばかりになり、とても窮屈になってしまいます。
思い出は物質に依存するものではありません。あなたの記憶にしっかりと刻まれています。それでも未練が残るのであれば、写真に撮ってからお別れすればいいのです。
思い出は物質に依存するものではありません。あなたの記憶にしっかりと刻まれています。それでも未練が残るのであれば、写真に撮ってからお別れすればいいのです。
「もったいない」心理とその対処法
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ものは大切にしなければならない。そう教わった方も多いでしょう。でもそれは、お手入れをしながら大切に使い続けてこそ、意味のある教えです。
あなたが「もったいない」と感じている対象は、大切に使えていますか? クローゼットで眠ったまま、ホコリをかぶったままではありませんか。「もったいない」はていのいい言い訳でしかないのです。
あなたが「もったいない」と感じている対象は、大切に使えていますか? クローゼットで眠ったまま、ホコリをかぶったままではありませんか。「もったいない」はていのいい言い訳でしかないのです。
高値で買ったもの
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高いお金を出して買ったものは、捨てるのが惜しい。その「もったいない」の正体は、元を取りたいという欲や、高い買い物をしたという罪悪感です。
どんなに高価なものも、買った瞬間からその価値はどんどん目減りしていきます。それでも持ち続けることは、メリットよりもデメリットのほうが大きいかもしれません。
どんなに高価なものも、買った瞬間からその価値はどんどん目減りしていきます。それでも持ち続けることは、メリットよりもデメリットのほうが大きいかもしれません。
全く着ていないもの
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まったく着ていない服を捨てるのは「もったいない」。ではなぜ一度も袖を通していないのでしょうか。それは、見栄で買っただけの服は、今のあなたに似合う服ではないからです。
たとえどんなにきれいな状態であっても、クローゼットに吊るされているだけであれば、それはあなたに必要なものではありません。
たとえどんなにきれいな状態であっても、クローゼットに吊るされているだけであれば、それはあなたに必要なものではありません。
また使うかもしれないもの
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「また使うかもしれないから」は、捨てられない最大の言い訳です。「痩せたら着る」「お直しすれば着られる」「リメイクすれば使える」これらはみな、非現実的な「たられば話」にすぎません。
限りなくゼロに近い確率でありながら、そのために貴重なスペースや心のエネルギーを浪費することのほうが、「もったいない」のです。
限りなくゼロに近い確率でありながら、そのために貴重なスペースや心のエネルギーを浪費することのほうが、「もったいない」のです。
捨てて後悔しそうなもの
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手放すことへの不安感から、いつまでも捨てられずにいる――。後悔したくがないために持ち続けたとしても、「いつ着るのか」「いつ捨てるのか」とこの先々も迷い続けることになります。
そういったストレスをなくすには、捨てることしか方法はありません。服そのものがなくなれば、不安感や罪悪感、迷いなどもきれいに消えてなくなります。
そういったストレスをなくすには、捨てることしか方法はありません。服そのものがなくなれば、不安感や罪悪感、迷いなどもきれいに消えてなくなります。
「わからない」心理とその対処法
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とりあえず捨てなくても、生活は成り立っている。クローゼットに収まっているのだから、捨てなくても問題ない。どれを捨てていいかわからない――。
これらはみな、考えることを放棄した状態です。無駄なものからは、無駄なことしか生まれません。そのようなものは、今のあなたを幸せにしてくれないのだと気付くことが大切です。
これらはみな、考えることを放棄した状態です。無駄なものからは、無駄なことしか生まれません。そのようなものは、今のあなたを幸せにしてくれないのだと気付くことが大切です。
他人軸で持っているもの
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みんなが持っているから、自分も持っていないと――。そんな他人軸で持っているものが、ひとつやふたつはあるはずです。人にどう思われるかが心配で、まわりに同調することは果たして本望でしょうか。
人の気持ちは相手の問題であり、あなたがどうこうできるものではありません。あなた自身の意見を尊重することのほうが、重要なのです。
人の気持ちは相手の問題であり、あなたがどうこうできるものではありません。あなた自身の意見を尊重することのほうが、重要なのです。
収まっているから問題ないもの
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クローゼットにとりあえず収まっているから問題ないし、特に支障もない。本当にそうでしょうか。そのいらないかもしれないものを置いておくために、家賃や住宅ローンを払っていることを忘れてはなりません。
見て見ぬふりをせず、貴重なスペースを取り戻すこと。苦労して得たお金を無用なものに費やさないことが大切です。
見て見ぬふりをせず、貴重なスペースを取り戻すこと。苦労して得たお金を無用なものに費やさないことが大切です。
どれを捨てていいかわからないもの
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どれを捨てていいかわからないという方は、捨てることが面倒だったり、ハードルを高く設定したりしている可能性があります。次のチェックリストでふるい分けるところから始めてみましょう。
① 今の自分に必要かどうか。いつかのため、誰かのために取っておくことはやめる。
② どんな暮らしがしたいのか。理想とするミニマルなワードローブに欠かせないものなのか。
③ 見るたびにストレスになっていないか。着ること、捨てることの先延ばしはストレスとなる。
② どんな暮らしがしたいのか。理想とするミニマルなワードローブに欠かせないものなのか。
③ 見るたびにストレスになっていないか。着ること、捨てることの先延ばしはストレスとなる。
今度こそミニマルなワードローブに!
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服を「捨てられない」心理と、その対処法をご紹介しました。服を捨てられないのは、「申し訳ない」「もったいない」「わからない」心理が原因です。この心理と向き合うことで、あなたも服を捨てられるようになります。
今回ご紹介した対処法をご参考に、今度こそミニマルなワードローブをかなえてくださいね。
今回ご紹介した対処法をご参考に、今度こそミニマルなワードローブをかなえてくださいね。