相談するのはどんな時?
仕事のこと、家庭のこと、恋愛のことなど、何かに迷った時、悩んでいる時は誰かに「相談」して話を聞いてもらいたいと思うことがありますよね。
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実は相談する時点で、自分の心の中では答えが決まっている場合が多いものです。相談とはつまり、背中を押してもらいたい時にしたくなるのかもしれません。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
相手の背中を上手に押すために
時には自分が相談を持ちかけられることもあるでしょう。そんな時、ちょっと自信をプラスしてあげたり、きっかけをあげるなど、せっかく心が決まっているならば気持ちよく背中を押してあげられたら嬉しいですよね。
そのためには、「共感力」があると良いでしょう。共感力とは、相手の気持ちにしっかりと寄り添うことです。とはいえ他人同士、しっかり寄り添うのは案外難しいものではないでしょうか。
共感力がある人とは
ところで、共感力のある人とは、どんな人のことを言うのでしょう。自分が相談をする立場だとしたら、話をきちんと聞いてもらいたいですよね。そしてきっと、アドバイスは求めていないでしょう。
ましてや、自分の話を否定されたくはありません。これらのことを踏まえると、共感力のある人とは、聞き上手であり、求められないアドバイスはせず、頭ごなしに否定をしない人といえそうです。
共感力の磨き方
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こうしてみると、共感力とは難しいものですね。ましてや「相談」と言われると、アドバイスを求められていると誤解をし、つい自分の考えを話そうとしてしまいがちです。では、共感力を磨くために心がけたいポイントを見ていきましょう。
聞き役に徹する
まずはとにかく相手の話を聞くことに徹しましょう。意見をするわけでもなく、否定することもなく、聞くことに徹します。「うんうん」と相槌を打ったり、相手の目を見つめることで話しやすくなるでしょう。
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一方で、聞いているだけではなく「どう思う?」などと、意見を求められる場面があるかもしれません。そんな時は、「私もそう思うよ」とか「良いと思うよ」など、言葉は短くとも勇気づけてあげたいですね。
自分だったら…と想像してみる
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内容によっては理解できないものもあるかもしれません。そんな時は、「よく分からない」などと相手の話を否定せず、自分のこととして想像してみましょう。
自分だったらどうするか、自分だったらどう考えるかというように、自分事に置き換えてみると、相手の気持ちに少しずつ寄り添えるでしょう。
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時には、「それは違うと思う」とか、「それはやめた方がいい」のように、明らかに相手の考えを否定したくなる場面があるかもしれません。
その場合は「私だったら〜」と、思いを素直に伝えましょう。「だからこうして」とアドバイスするのではなく、単に思いを伝えるだけで良いでしょう。
決断は本人がするものだから
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どんな物事でも、決断は本人が下すでしょう。もし失敗したとしても、後悔したとしても、自分が決断したことならば自身で責任を負うしかありません。そうと頭で分かっていても、少し不安だったり自信がなかったりすると、誰かに話を聞いてもらいたくなりますよね。
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自分とは違った経験や価値観を人は持っているもの。それを踏まえた上で話をよく聞いて、そして背中をポンと押してあげられたら、素敵だと思いませんか?
全てを理解したり、全てに共感できなくても、いいのです。目の前の相手の気持ちに寄り添って、そして少しでも前進するための力になるように、「共感力」を磨いていきたいですね。