買っても買っても満たされない――
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買っても買っても満たされず、すぐに飽きてまた次のモノを買う――。こんな悪循環を繰り返さないのが、「物欲コントロール思考法」です。モノとの向き合い方、物欲に左右されない考え方、モノにとらわれない心の持ち方が、カギとなります。
「飽きたら捨てて、また買う」を繰り返さない、モノとの向き合い方
持ち物はあなたの価値観や生き方を映し出します。「なんでもいい」と無頓着だったり、「いいねって言われたい」と他人軸だったり。
「飽きたら捨てて、また買う」を繰り返さないためには、モノとの向き合い方を見直す必要があります。自分の買い物の傾向を自覚することで初めて、物欲をコントロールできるようになるのです。
「飽きたら捨てて、また買う」を繰り返さないためには、モノとの向き合い方を見直す必要があります。自分の買い物の傾向を自覚することで初めて、物欲をコントロールできるようになるのです。
飽きてしまうのはなぜ?
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飽きっぽいという性格だから仕方ない、と諦めていませんか。原因は、モノとの向き合い方です。その対象は本当に求めていたものでしょうか。妥協して選んでいないでしょうか。こんなふうに、モノを買うときによく考えることです。
持ち物の中には、気に入ってずっと使い続けているものもあるでしょう。それらの共通点は、モノを買うときの基準になります。
持ち物の中には、気に入ってずっと使い続けているものもあるでしょう。それらの共通点は、モノを買うときの基準になります。
どうしてまた買うの?
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なぜ、次々にモノを買ってしまうのでしょうか。それは、人間は常に新しい刺激を求めるものだからです。暇さえあればSNSを見てしまうのも、新しい刺激を求めるがゆえ。
目に留まったから買う、安いから買っておく。そんな衝動的で無計画な買い物ほど、買ったとたんに満足して飽きてしまうのです。
目に留まったから買う、安いから買っておく。そんな衝動的で無計画な買い物ほど、買ったとたんに満足して飽きてしまうのです。
モノと真剣に向き合う
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もっとモノと真剣に向き合うことが大切です。そのモノを手に入れることで、あなたの暮らしがどう変わるのか想像してみる。すでに持っているモノを使い切るには、どのくらいの時間がかかるか考えてみる。使わずに放置しているモノを、ふだんの生活で使ってみる――。
モノを買うことを目的にするのではありません。実際に使って心地よさを実感したり、幸せな気分を持続させたり、モノを使って得られるメリットが重要なのです。
モノを買うことを目的にするのではありません。実際に使って心地よさを実感したり、幸せな気分を持続させたり、モノを使って得られるメリットが重要なのです。
目先の物欲に左右されない思考法
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流行っているものは自分も持っていたい。出先で見つけたものを買わずに後悔したくない。これらの「目先の物欲」に左右されると、さして必要ないものを買ってしまったり、買う行為に満足してしまったりします。
モノは手に入れて終わりではありません。その先も管理する手間がかかりますし、処分するにも労力を必要とするのです。
モノは手に入れて終わりではありません。その先も管理する手間がかかりますし、処分するにも労力を必要とするのです。
手に入れたその先を考える
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すでにお伝えした通り、モノを手に入れたその先を考えることが大切です。何のために手に入れるのか。その後の生活に良い変化をもたらすのか。
手に入れることのメリットだけでなく、デメリットにも着目します。管理の手間はどうか。処分に困らないか。両者を紙に書き出して比較してみましょう。
手に入れることのメリットだけでなく、デメリットにも着目します。管理の手間はどうか。処分に困らないか。両者を紙に書き出して比較してみましょう。
お金に見合う価値があるのか
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メリットとデメリットを比較するだけでも、目先の物欲はずいぶんとクールダウンされるはず。それでも厄介なのは、「タダでもらえる」という誘惑です。この「お得感」に負けてしまうと、不要なガラクタが増えてしまいます。
そこで、お金を支払ってでも必要なのかどうかを考えます。たいていは、あなたにとって不要なものであることがほとんどです。
そこで、お金を支払ってでも必要なのかどうかを考えます。たいていは、あなたにとって不要なものであることがほとんどです。
自分を幸せにするものなのか
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モノは役立ててこそ価値あるものです。あなたを幸せにする、人生をよりよくするものでなくてはなりません。そこをよく心得ておくと、安易にモノを買ったりもらったりすることは、おのずと減っていくはずです。
モノにとらわれない心の持ち方
モノとの向き合い方、物欲に左右されない考え方は、新たにモノを増やさないための思考法です。では、今あるモノはどう扱えばいいのでしょうか。
少なくても満足できる心の持ち方ができれば、捨てられなくて困っていたものも、さらりと手放せるようになります。モノに支配されない、自由な心を手に入れましょう。
少なくても満足できる心の持ち方ができれば、捨てられなくて困っていたものも、さらりと手放せるようになります。モノに支配されない、自由な心を手に入れましょう。
「捨てられない」を解決する
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親から譲り受けたもの、大枚をはたいて買った高価なもの、大切な人からもらったプレゼント……。これらは「捨てられない」ものの代表格であり、お困りの方も多いでしょう。
「捨てられない」と悩む時点で、もうそれはあなたにとって必要ないものなのです。今のあなたを幸せにしないモノは、じわじわとストレスを与え続けます。手放して得られるものは、お金では買えない清々しさや風通しのよさなのです。
「捨てられない」と悩む時点で、もうそれはあなたにとって必要ないものなのです。今のあなたを幸せにしないモノは、じわじわとストレスを与え続けます。手放して得られるものは、お金では買えない清々しさや風通しのよさなのです。
完了させて手放す
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捨てればいいことはわかっていても、心が痛んだり、惜しくなったりすることもあるでしょう。そんなときは、「完了させる」ことです。あなたの中で「使い終わっていない」から、「捨てられない」のです。
とにかく使うこと、消費することに集中します。それでもあなたの生活で使い道のないモノは、不要なものだということです。完了させることで、上手に手放せるようになります。
とにかく使うこと、消費することに集中します。それでもあなたの生活で使い道のないモノは、不要なものだということです。完了させることで、上手に手放せるようになります。
行動を変容させる
SNSで美しい部屋を眺めては、自分と比較して落ち込まないことです。それでは何も変わりません。まずは一つでもモノを捨てる、一か所でも片づける。そうやって行動を起こしていくことで、あなたは変われるのです。
今までの行動パターンも変えていきましょう。「すぐに買う」を「時間をおいて検討してから決める」に、「さして必要ないモノを買う」から「必要なものだけを必要なタイミングで買う」へ。できるところから行動を変容させるのです。
今までの行動パターンも変えていきましょう。「すぐに買う」を「時間をおいて検討してから決める」に、「さして必要ないモノを買う」から「必要なものだけを必要なタイミングで買う」へ。できるところから行動を変容させるのです。
モノを買う以外の楽しみを作る
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モノを買うのが楽しいのは、新しい刺激を得られるからです。しかし、リソースは有限です。お金を使わなくても楽しめること、気分転換できることを増やしましょう。散歩や日光浴、深呼吸など、地味で単純なことほど、脳は健やかになります。
また、どんな生活をしたいのかを明確にすることも大切です。指針となるものがなければ、他人の価値観に惑わされたり、誘惑に負けてしまったりするからです。
また、どんな生活をしたいのかを明確にすることも大切です。指針となるものがなければ、他人の価値観に惑わされたり、誘惑に負けてしまったりするからです。
少なくても満足できるライフスタイルへ
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買っても買っても満たされない――。そんな悪循環を断ち切る「物欲コントロール思考法」をご紹介しました。
モノとの向き合い方を見直し、目先の物欲に左右されない。そして、モノにとらわれない心の持ち方が大切です。
あなたも少なくても満足できるライフスタイルへと変えることは可能です。今回ご紹介した思考法を、その足がかりになさってくださいね。
モノとの向き合い方を見直し、目先の物欲に左右されない。そして、モノにとらわれない心の持ち方が大切です。
あなたも少なくても満足できるライフスタイルへと変えることは可能です。今回ご紹介した思考法を、その足がかりになさってくださいね。