元気が出ない日があってもいいのです
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元気が出ない自分を否定したり責めたりしていませんか。辛いことや心配なことがあれば、誰だって元気が出なくなるのは自然なことなのです。ネガティブな気持ちがわいてきても、自分はそう感じているんだと受け入れること。そうやって上手に付き合っていく方法を、これから一緒に学んでいきましょう。
不安な気持ちとの付き合い方
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物事に対して過剰に不安を抱き、それをコントロールできない。常に緊張感があり、疲れやすく、集中できずにいる。根拠のないことや、とりとめのないことをクヨクヨと考えてしまう――。そんな不安な気持ちとの、上手な付き合い方を考えてみましょう。
現実に即して、合理的に考える
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「○○したらどうしよう」「○○なのではないか」というような悲観的な考え方は、不安を増幅させてしまいます。「○○になるとは限らない」「○○だったとしても、なんとかなる」というような言い回しに変えてみましょう。実際に起きてもいないことで不安に陥るのではなく、現実に即して物事を合理的に考えるのです。
スモールステップで、行動を起こす
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物事の成り行きを見守るだけでは、不安は増すばかりです。小さな行動でも自分から起こすことで、現実を変える一歩となります。そのときは、いきなり100%を目指すのではなく、60%くらいの目標で。さらに小さな行動に細分化して、スモールステップで始めればいいのです。
マインドフルネスで、不安から抜け出す
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不安と距離をおくには、マインドフルネスが有効です。ゆったりとした呼吸に意識を向け、冷静さを取り戻しましょう。「自分は○○と思っているんだな」「○○を嫌がっている自分がいるな」というように自分の思考を観察すると、心が落ち着き、不安から抜け出せるはずです。
落ち着かない気持ちとの付き合い方
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いつも気が立っていて、情緒が不安定。何か気になることがあると、そればかり考えて不安が増す。感情の起伏が大きく、日常生活に困ることがある――。今の時代、気持ちがソワソワと落ち着かないことも多々あるものです。そんなとき、自分の気持ちとどう付き合っていけばいいか、考えてみましょう。
極端な考え方を改める
「○○に違いない」という思い込みや決めつけ、「0か100」「白か黒」という二極化思考が、あなた自身を苦しめていることに気付きましょう。「○○かもしれないけれど、△△という考え方もあるかも」というように、考え方に幅をもたせることです。ひいては、心にゆとりをもたせることにもつながります。
感情に飲み込まれないよう、客観視する
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思い込みや決めつけは、不安や焦り、怒りといったネガティブな感情を増幅させます。そんな感情に飲み込まれないよう、客観視するトレーニングをしてみましょう。ノートの左半分に今の感情を書き、右半分に反証を書くことで、感情のバランス感覚を養うことができます。
安心できる安全基地をもつ
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自分は孤独で誰にも頼れない、他人に弱みを見せられない――。そんなふうに強がってばかりいては、心も体も常に緊張状態にあり、安らぐことがありません。心を許せる誰か、あるいはコミュニティなどの居場所のように、安心できる安全基地をもつことが大切です。
元気が出ないときの対処法
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何をする気も起きず、辛い気持ちでいっぱいになる――。仕事や人間関係に悩んだり、環境の変化についていけなかったりすれば、誰だって元気が出なくなるもの。それは自然な反応であり、人生の危機を受け入れ、成長していくプロセスの一部に他ならないからです。
無理に明るく振る舞わなくていい
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元気が出ないときは、その気持ちを抑え込まず、きちんと受け止めることが大切です。感情を抑圧し、無理に明るく振る舞い続けると、その状況からなかなか抜け出せず、体の不調として表れることもあります。自然な流れに身を任せ、落ち込んだり悲しんだりしていいのです。
捉え方をリフレーミングする
ずっと落ち込んでばかりいるのではなく、建設的に向き合っていくことも大切です。あなたはネガティブな側面ばかりを見つめていませんか。新しい視点や、別の角度から物事を捉え直すリフレーミングが、気持ちの切り替えに有効な方法です。
身体面からアプローチする
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元気が出ないときは、身体的なアプローチを試してみるのもおすすめです。睡眠時間はじゅうぶんにとれているか、食生活に乱れはないか、体に痛みや不快感はないか、チェックしてみましょう。日光浴をしたり、ストレッチや散歩で体を動かしたりするのも、元気を取り戻すきっかけになりますよ。
周囲のサポートを受ける
問題をひとりで抱え込んでいると、考え方が凝り固まり、柔軟な対応ができなくなります。家族や友人、職場や趣味の仲間など、周囲の人の力を借りてもいいのです。困ったときはお互い様なのですから。話すだけでも楽になることもあるし、新たな見方や考え方を得られることもあります。
ひと休みして、また立ち上がればいい
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辛いことや心配なことがあれば、誰だって落ち込んだり悲しくなったりするものです。大切なのは、元気がない自分を否定したり責めたりしないこと。ネガティブな気持ちを受け入れて、上手に付き合っていくことです。そうするうちに、自然と元気を取り戻すことができるはずですよ。