大人の友達関係、うまくいってる?
自分だけでは到底思い付かないものの見方や考え方に気づかせてくれたり、自分だけでは抱えきれない悩みに解決の糸口を与えてくれるのも、友達という存在なのかもしれません。
大人としてどんな付き合い方をしたい?
とはいえ、いつもいつも一緒にいたり、毎日のように長電話やラインをし合うとなるとどうでしょうか。それを楽しいと感じる人もいれば、そこまでしなくても…と困惑する人もいるかもしれません。
また、一緒にお茶した後に家に帰って来ると、なんだかどっと疲れを感じることはありませんか?自分の方が相手に合わせ過ぎているように感じる付き合い方では、「友達」という関係性を気持ちよく長続きさせることは難しいですよね。
大人の友達関係を気持ちよく長続きさせるための4つのヒント
Ⅰ: 大人だからこその寛容さと余裕を持って
互いに仕事を持ち、もしかしたら互いに家族もいる大人同士の友達関係。当然、やるべきこともたくさんあるでしょうし、自由がきく時間も限られてきます。
電話がかかってきた時、メールが来た時、お誘いがあった時。その全てに期待通りに応えることはできないし、応えてもらえなくてもそれが当たり前、くらいの寛容さが必要ですよね。
Ⅱ : 程よい距離感と踏み込みすぎない配慮
さらに、大人ともなればお互いにそれぞれ抱えているものがあるはず。いくら友達とは言え、触れられたくないこともあるし、容易に話せないこともありますよね。
大人同士が友達として良好な関係を維持するためには、程よい距離感と相手に踏み込みすぎないという配慮、そして、無理せず自然体でいることが何より大切です。
Ⅲ : なるべく自分の気持ちに正直であること
それらが叶わずに、少し友達関係を休みたくなることも、もしかしたらあるかもしれません。でも、相手にそんな気持ちを上手に伝えることはなかなか難しいですよね。
難しいとはいえ伝えなくては友達関係はいつまでも今のまま…。まずは伝える前に、自分の行動を振り返ってみるとよいでしょう。例えば、お誘いのメールに対してすぐにOKの返事をしていませんか?
あるいは、相手と価値観のズレを感じて、正直あまり楽しむことができなかったのに、「とても楽しかったね」とお礼のメールをしてはいませんか?さらに、「また誘ってね」なんて一文も付け加えているかもしれません。本音が違うところにあるのなら、気持ちにそぐわない言動は避け、なるべく自分の気持ちに正直になるようにしましょう。
Ⅳ: 気持ちを伝えるために「引き算」をする
良いところもたくさんあるし、たまに会えば新鮮でやっぱり楽しい。一時「嫌だな」と思ったとしても関係を断ち切りたいわけではない、という事は案外多いのかもしれません。そんな時、気持ちをそのまま伝えることはせずとも、自分の気持ちに嘘をつかずに余計な部分だけを「引き算」することは可能です。
本当は楽しくない時の作り笑いや同意できないことへの相槌は引き算してみましょう。さらに、「また遊ぼうね」「また誘ってね」などの次を約束するような文言も、自分の本意と違うのなら控えましょう。
あるいは、誘われた時すぐに返信せず、しばらく考える時間を取ったり、時には断る勇気も必要でしょう。このような引き算をすることで、直接的ではないものの、自分の本当の気持ちを伝えることはできるはず。あとは、相手が察してくれるのを待ちましょう。
おそれずに自分を出せるようになると自然体で付き合える
無理をすることでモヤモヤとした不満が募り、自分が無理をしていても相手はそれを何とも思っていない… このような関係性は、お互いにとって何の実りももたらしません。
お互い時間がある時に集まって、その時だけは他の嫌なことを忘れて楽しく時を過ごす。これが大人同士の友達の良さです。疲れを感じることなく自然体のままで惹かれ合う人が、真の「友達」と言えるのではないでしょうか。
大人だからこそ気持ちの良い友達付き合いを
自分の意見を無理なく主張できる人もいれば、苦手意識を感じるという人もいるでしょう。忙しい毎日の中で、貴重な時間をモヤモヤしながら過ごすのは辛いですよね。相手の行動を変えることはできなくとも、自分の意識を変えることはできます。
自分の言動を相手を思いやりながら引き算することで本当の感情や意思を伝え、大人同士の良好な「友達」関係を維持していけたら、より実りある人生を過ごせそうですよね。さっそく今日から始めてみませんか?
気の合う友達がいると毎日がとても楽しくなりますよね。特に大人になると、仕事を離れて純粋にコミュニケーションを楽しめる友達というのは貴重な存在です。