ニット製品のデイリーケア
お手入れの基本は「ブラッシング」
ニットのお手入れには、しなやかでコシのある馬毛や豚毛を使用したブラシがおすすめです。ニットの編地に添って優しくブラッシングすることで、繊維の隙間に入り込んだ細かいホコリや汚れを落とすことができます。また、ブラシをかけて繊維を整えておくと、毛玉ができにくくなるというメリットも。さっそく日々のお手入れに、ニット専用のブラシを取り入れてみませんか?
家庭でお洗濯する場合には、必ず「表示」のチェックを*
家庭でニットを洗濯する際にチェックしなければいけないのが、洋服のタグに書かれている「洗濯表示マーク」です。マークには洗濯の仕方や干し方など、製品の取り扱い方法が書かれており、品物によってはお家で洗濯できないものもあります。洗濯表示マークについては、以下のリンク先のページを参考にしてくださいね。
お洗濯に使用する洗剤は、おしゃれ着やウール専用のものがおすすめです。こちらはNY生まれのファブリックケアブランド、「THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス)」のウール・カシミヤシャンプーです。ウールやカシミヤ製品に特化した洗剤で、毛糸に含まれる天然成分を保護しながら、ニットを優しく洗い上げます。洗剤に配合されているシダーウッドの香りには、殺菌作用があるため防虫効果も期待できますよ。
ここからは、ウールやカシミヤなどそれぞれの素材の特徴と、おうちでのお洗濯方法やお手入れ方法をご紹介します。
「ウール」の特徴と洗い方・お手入れ方法
メリノウール
ラムウール
洗濯は、30°くらいのぬるま湯で、軽く押し洗いし、風通しの良いところでしっかりと陰干ししてください。多少手間がかかるからこそ、愛おしく一生ものに思えてきます。毎年、大切に使いたくなりますね。
注意事項
□乾燥機はご使用にならないでください。
□色によっては汗や水分、摩擦により、色移りする場合があります。
□洗濯により多少、縮む場合がありますが、低温のスチームアイロンで、浮かし当てながら、優しく引っ張ると改善されます。
秋冬ファッションの定番と言えば、セーターやカーディガンなどのニット製品ですよね。暖かくて着心地の良いお気に入りのニットは、できるだけ長く大切に着続けたいもの。
ニットと一口に言っても色々なデザインのものがありますが、今回はウールやカシミヤなど、それぞれの「素材」の特徴とお手入れ方法をご紹介します。