人と比べても仕方ないのは分かっているけれど…。
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ふと周りを見渡すと、みんななんだか幸せそう。「それに引きかえ自分は…。」誰しもがそんな風に感じたことがあるはず。人は人、自分は自分。分かっていても気持ちがついてこない時だってありますよね。心を強く持つためには、周りに惑わされない自分だけの物差しを持つことが大切です。でもどうすれば手に入れることができるのでしょう?
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
誰かをうらやむ前に、心に留めておきたい3つのポイント
1.人の幸せは外からじゃ分からない
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どんなに周りから幸せそうに見えても、みんな何かしら問題や悩みを抱えているもの。また欠点のない人もいません。外から見えているものなんて、その人のほんの一部。その人が特別なわけでも、また自分だけが劣っているわけでもないことを、しっかり頭に置いておきましょう。
2.その幸せ、本当に自分に必要なもの?
一般的に幸せとされていることでも、自分にはそこまで価値が感じられないというのはよくある話。また幸せの価値観は、世代や地域性にも左右されます。今自分がイメージしている幸せは、心からのものですか?もし刷り込まれているだけの幸せなら、それに振り回される必要はありません。
3.人と比べることは悪いことじゃない
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人と比べて自己嫌悪に陥るのは誰もが経験をしており、そのこと自体が悪いことではありません。違うのはそれを内に溜め込んでしまうか、前を向くためのエネルギーに変えるかという点。ネガティブな感情をどう活用するかで、自分の在り方が180度変わるのです。
【case1:自分に自信がない人】が幸せの物差しを持つために
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自分に自信がないと、その反動で周りが良く見えてしまいます。これを解決するには、自分を好きになることがいちばん。人と比べる必要がなくなれば、毎日が今よりもっと伸び伸びと過ごせます。
Q.自分の短所ばかりが目につきます
A.長所と短所は紙一重。短所は長所に捉え直せます
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「神経質」は「細かいところまで気が利く」と言い変えられますし、「臆病」は「思慮深い」、「流されやすい」は「協調性がある」といった風に、短所には必ずプラスの面があります。見方を変えると自分の意外な一面に出会えますよ。
Q.何かと不満を感じています
A.今の環境で感謝できる部分を探してみて
自分の置かれている立場や状況で、恵まれていると感じるところはありませんか?隣の芝生が青く見えているだけで、他人から見ると自分の環境も十分羨ましいものかもしれません。
Q.自信ってどうやってつければいいの?
A.手始めに人から感謝される行動を
人からの「ありがとう」の言葉は、自己肯定感を高める魔法のワード。バスや電車で席をゆずる、風邪気味の人にのど飴をあげるなど、小さな行為でOKなので何か感謝される行動を起こしてみてください。
Q.人と比べるクセをどうにかしたい
A.没頭できる趣味を見つけてみては?
好きなことで頭がいっぱいになり、心が満たされれば、誰かと比べる隙がなくなります。趣味がパッと思い浮かばない方は、子どもの頃に好きだったものや得意だったことをヒントにすると答えが見つかるかもしれません。
Q.自分の好きなことがマイナーなんです
A.人と違うことを恐れる必要はありません
もし一般的に言われる普通から自分が外れていたとしても、それも個性のうち。世間的な普通が正しいわけではなく、普通の基準だって大人になれば人それぞれで異なります。人と違うからといって、恐れる必要はないのです。
Q.ついつい考え込んでしまいます
A.散歩など外に出て気分転換を
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気持ちがどんよりしている時は、いったん考えることを放棄して。身体を動かすことは心を上向きにする手軽なアプローチ。できるだけ何も考えず、ぼんやりと景色を眺めながら歩いてみるのがおすすめです。
【case2:友人をうらやんでしまう人】が幸せの物差しを持つために
身近な存在だからこそ、比較対象になりやすいのが友人たち。関係を大切にしたい気持ちとマイナスの感情が入り交じることに戸惑いを覚える人も多いはず。だけどこのシチュエーション、実は自分の本音を知るチャンスでもあるんです。
Q.幸せそうな友人が羨ましくて仕方ありません
A.羨ましい気持ちの先にある、自分の欲望を自覚して
人を羨む気持ちは、「こうなりたい」という欲望があるからこそ生まれるもの。嫉妬やねたんでいる自分に気付いたら、何に対してそう思うのか心に問いかけてみてください。欲望を自覚できれば、それに向けての努力する方法が見えてくるはず。
Q.羨ましいという気持ちを持て余しています
A.その想いを素直に口に出してみましょう
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うらやむ気持ちを心の中に悶々と抱えていると、そこからネガティブ感情が生まれます。それよりも素直に認めてカラッと口にする方がよっぽど健全。客観的に見ても、そんな大人の対応ができる女性の方が断然魅力的ですよね。
Q.友人を妬みたくありません
A.「じゃあその人になりたいか?」と考えてみて
その友人は、何もせずにうらやむような状況を手に入れたのでしょうか。そこにはきっと、友人の努力や頑張りがあるはずです。それを自分もできるのか。やりたいと思うのか。また友人にはなくて自分にはあるものだってありますよね。反対の立場で考えると、また違った側面が見えてきます。
Q.友人のルックスにうらやんでいます
A.変えられない部分はきっぱり諦めて
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いくら羨ましくても、自分の努力でどうにもならないものもあります。それに関しては考えても仕方がないこと。いつまでも引きずらず、気持ちを切り替えて他で挽回できるものがないか探すことに時間を使う方が有意義です。
Q.幸せそうな友人と一緒にいるのが苦痛です
A.いったん距離を置くのもひとつの方法です
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いくら親しくても、自分の心やペースが乱されてしまうなら、一時的に距離を置くことも必要です。その間にお互いの状況が変わることもありますし、のんびり気長に構えてもいいのでは?今は楽しく付き合える距離感でよしとしましょう。
Q.みんなのSNSがキラキラしていて羨ましくなります
A.心が不安定な時にSNSは禁物
基本的にSNSは楽しいことを発信する場なので、みんなが幸せそうに見えるもの。だとしても、心が不安定な時に見るのは辛いですよね。そんな時は深入りせず、その時間を自分のリフレッシュに使ってください。
【case3:上司や同僚を意識してしまう人】が幸せの物差しを持つために
職場というのは成果が求められる場所。昇進や昇給でシビアに評価されるだけに、上司や同僚が気になるのも当然です。自分なりの物差しをしっかり持っておかないと、毎回周りに振り回されることになりかねません。
Q.ライバルの動向に一喜一憂してしまいます
A.職場は競争する場所じゃなく、協力し合う所だという認識を
職場で人と比較する人は、負けん気の強い人が多いようです。ですがそもそも仕事というものは勝負事ではありません。周りにいるのは競争相手ではなく、一緒に物事を成し遂げる大切な仲間です。
Q.仕事にやりがいがありません
A.仕事の楽しさに目を向ける努力を
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どんな仕事にも楽しめるポイントがあります。でも周りを気にしてばかりいると、そのことがおざなりになりがち。何が楽しいか、なぜそう思うのかを突き詰めていくと、自分なりのやりがいが見いだせます。
Q.周りが気になって仕事に集中できません
A.今の仕事に全力で取り組んでいますか?
中途半端な気持ちだと、他のことに気を取られやすくなるもの。手を抜かず、努力を惜しまず続けていくことが、成果や評価を得るいちばんの近道です。
Q.周りがどんどん出世して焦ります
A.比べる時は過去の自分と
仕事をする上で気にするべきなのは、周りではなく、過去の自分。そこには必ず何かしらの成長があるはずです。周りと比べてできない自分に落ち込む前に、頑張っている自分をもっと褒めてあげましょう。
Q.周りを気にせず働きたいです
A.挑戦しがいのある目標を持ちましょう
目標があれば他に目をくれることなく、真っすぐ前を向くことができます。また目標を達成する楽しみや、その過程で生まれるいろんな成功体験が、自分の自信にもつながります。
Q.仕事での失敗を引きずっています
A.その失敗を話してみましょう
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自分の失敗に落ち込んでいる時は、それを誰かに話してみてください。きっと同じような体験をした人がいますし、場合によってはもっとすごい失敗談が聞けることも。みんな一緒だと分かれば、失敗した自分に優しくなれますよね。
心のままに生きるのがいちばんの幸せ
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幸せの物差しを持つために必要なのは、自分のことをよく知ること。そしてそんな自分を受け入れて、心に嘘をつかないこと。今回ご紹介した方法を試して、世間の常識や周りに惑わされることなく、毎日をポジティブに過ごしたいものですね。