世界中で広がる運動「Buy Nothing Day(無買デー)」とは?
お店でもネットでも、欲しいものは何でも簡単に買えてしまう現代社会。この運動は、環境やゴミ問題の根本原因である「過剰消費」にスポットを当て、人々に意識を少しでも変えてもらおうという目的で始まりました。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
「無買デー」をムリなく続けるアイデア
はじめからムリをしない
はじめから高すぎる目標を設けてしまうのは挫折の元。まずは月に一日無買デーを設けてみて、ムリなく続けられそうなら週に一日…週に二日…と徐々に増やしてみて。
リストを活用して買い物する日を減らす
一度の買い物でできるだけ買い忘れを無くすため、また余分な物を買わないようにするため、買い物リストを持参してまとめ買いするとよいでしょう。一週間はこれで暮らすという覚悟で生活すると、次第に買い物に行く間隔も長くなっていき、無買デーを自然とつくりだすことができます。
家から一歩も出ない日をつくる
何も買わないつもりで出かけても、のどが渇いたから飲み物を買ってしまったり、魅力的な新商品を見かけて思わず衝動買いしてしまったり…と、一歩街に出るとお金を使ってしまう誘惑がいっぱい!月に何日かは外出しない日を決めて、お金を使わない日をつくりましょう。
お財布は家に置いておく
どうしても外の空気が吸いたくなったら、なるべく誘惑ゾーンの少ない緑の多いところ、公園や神社などをウォーキングするのがオススメ。その場合、お財布は家において出かけるようにしましょう。景色のきれいなところを歩くだけで心がポカポカとしてきますよ。
冷蔵庫の中のものを一掃する日をつくる
週に一日は冷蔵庫に入っている在庫の食材をチェックする日をつくるようにします。家にある食材だけでできる、鍋やカレーを無買デーの定番メニューに。冷蔵庫がきれいになって一石二鳥ですね!
アイデアや工夫で出費を減らす
ないものはすぐに買うというのではなく、あるもので代用したり手作りしてみたりと、ひと工夫することで出費を減らすことができれば無買デーにもつながります。お肉がないときはウインナーやハムで代用したり、ドレッシングやめんつゆがないときはおうちにある調味料を組み合わせてつくってみたりと、アイデア次第でできることは無限大。
記録を付けて達成感を味わおう
無買デーを達成できたら、お気に入りのカレンダーや手帳に記録しておきましょう。ご褒美感覚できれいなシールを貼ったり、かわいいスタンプを押すのもオススメ。達成感を味わうことができますし、また次もがんばろうという気持ちが湧いてきます。
無買デーを続けるとあるある!こんないいコト
節約につながる
お金を使う日を意識的に減らすだけで出費を減らすことができ、結果的に節約につながります。あるものでなんとかするというやりくりの精神が自然と身に付き、お金の使い方も慎重になります。
エコにつながる
定期的に手持ちのストックを見直し、新たなものを買わずにあるものでなんとかするという習慣が身に付くと、古いものを腐らせてしまったり、まだストックがあるものをダブって買ってしまったりということが無くなり、無駄な買い物やごみを減らすことができます。
お部屋がスッキリする
お部屋の中が、衝動買いしたものであふれたり、過剰なストックで押入れがパンパン…ということが無くなります。また、無駄な外出を減らす代わりにお家の中を快適にしようという気持ちが高まり、お部屋がきれいになるという思いがけないメリットも。
買い物の欲求をコントロールできるようになる
目先の欲求・衝動に振り回されるのではなく、本当に欲しいもの・必要なものをよく吟味して買うようになります。衝動買いが減り、計画的な買い物ができるようになります。
無買デー、もし失敗してしまったらどうする!?
思いがけず子供の学校の集金があったり、体調を崩して病院に行ったり…と、今日はお金を使わないと決意をしたのに結局使ってしまった…という日もあるはず。
そんなとき、自分を過度に責めてしまうのは禁物。別の日に無買デーを設定すればいいだけの話です。最終的には週に一日どこかで達成出来たらOKということにしましょう。
過度に自分を責めすぎないのはもちろんですが、無買デーを失敗した日はなぜ失敗したのか振り返ることも大切。無買デーは一週間で終わるものではなく、一か月で終わるものでもありません。生涯、意識して継続していくことが重要なので、たとえ失敗したとしてもあきらめないことが必要です。
世界で広がっている、「Buy Nothing Day(無買デー)」ってご存知ですか…?一年に1日だけ、本当に必要なもの以外は買わずに過ごしてみようという運動のことです。1992年にカナダで始まり、今や世界65カ国で150万人以上が参加する運動にまで成長しました。