人生を豊かにするヒントがたくさん。愛おしくも素敵な《北欧の人々の夏の暮らし》

人生を豊かにするヒントがたくさん。愛おしくも素敵な《北欧の人々の夏の暮らし》

寒く、暗い、厳しい冬を乗り越え、6月に入れば北欧はすっかり夏モードになります。北欧で暮らす人々の会話の話題もサマーバケーションの話題になります。冬の雪景色やクリスマスデコレーションも美しく北欧の魅力の一つですが、北欧の人々が心待ちにしている夏は人々がイキイキとし、さらに魅力を増します。そんな北欧の人々の夏の過ごし方には、人生を豊かにするヒントかたくさん隠れていますよ。2019年07月03日作成

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北欧のイメージは冬 or 夏?暮らしてみてわかったこと

北欧といえば、一面の雪景色など冬のイメージを持つ方も多いはずです。地域にもよりますがオスロやストックホルムなどの街でも、冬はマイナス10℃ほどまで気温が下がり厳しい寒さを迎えます。更に北に進むとマイナス20℃にもなる地域も存在します。そして一日中太陽が上がらない地域もあり、上がってもすぐに沈んでしまうなど、暗い1日を過ごさなければなりません。
出典:unsplash.com

北欧といえば、一面の雪景色など冬のイメージを持つ方も多いはずです。地域にもよりますがオスロやストックホルムなどの街でも、冬はマイナス10℃ほどまで気温が下がり厳しい寒さを迎えます。更に北に進むとマイナス20℃にもなる地域も存在します。そして一日中太陽が上がらない地域もあり、上がってもすぐに沈んでしまうなど、暗い1日を過ごさなければなりません。

冬とは違い、夏はオスロやストックホルムでは30℃にまで気温が上がります。しかし、朝や夜は涼しく、日中でも日向と日陰では随分と体感温度が異なります。日向では太陽の日差しをジリジリと感じ、日陰では羽織るものが必要なほど肌寒く感じることもあります。貴重な日差しと太陽の存在を、身をもって感じます。
出典:unsplash.com

冬とは違い、夏はオスロやストックホルムでは30℃にまで気温が上がります。しかし、朝や夜は涼しく、日中でも日向と日陰では随分と体感温度が異なります。日向では太陽の日差しをジリジリと感じ、日陰では羽織るものが必要なほど肌寒く感じることもあります。貴重な日差しと太陽の存在を、身をもって感じます。

いざ北欧で暮らしてみると、北欧の人々のほとんど全員が夏の訪れを心待ちにして、冬を乗り越えていることに気がつきます。長い冬を乗り越えたからこそ夏の訪れ、そして太陽、緑生い茂る自然に感謝することができます。そして北欧の人々は待ちに待った、大好きな夏を思う存分満喫します。
出典:unsplash.com

いざ北欧で暮らしてみると、北欧の人々のほとんど全員が夏の訪れを心待ちにして、冬を乗り越えていることに気がつきます。長い冬を乗り越えたからこそ夏の訪れ、そして太陽、緑生い茂る自然に感謝することができます。そして北欧の人々は待ちに待った、大好きな夏を思う存分満喫します。

北欧の人々の夏の過ごし方

とにかく外に出る

「夏が来た!」といわんばかりに、みんな外に繰り出します。冬とは逆に夏は日照時間がとても長いことから、夏休みは子供たちも夜まで外出していることもあります。友達と集まって公園やお庭でパーティーをしたり、BBQをしたり外でできるアクティビティを満喫します。
出典:unsplash.com

「夏が来た!」といわんばかりに、みんな外に繰り出します。冬とは逆に夏は日照時間がとても長いことから、夏休みは子供たちも夜まで外出していることもあります。友達と集まって公園やお庭でパーティーをしたり、BBQをしたり外でできるアクティビティを満喫します。

街のお店も、夏の方がオープン時間が長いところも多く、観光業で栄えている地域などは「夏限定」でお店をオープンしている場所も存在するほど。また、夏はカフェやレストランなどのテラス席が解放されるなど、冬には人がいないエリアが、一気に活気付きます。
出典:unsplash.com

街のお店も、夏の方がオープン時間が長いところも多く、観光業で栄えている地域などは「夏限定」でお店をオープンしている場所も存在するほど。また、夏はカフェやレストランなどのテラス席が解放されるなど、冬には人がいないエリアが、一気に活気付きます。

湖・海で泳ぐ&日光浴

崖から湖や海へドボ〜ン!と飛び込む光景を夏の北欧ではよく見かけます。子供から大人まで関係なく、はしゃぐ姿は見ている方も微笑ましい気持ちに。
出典:unsplash.com

崖から湖や海へドボ〜ン!と飛び込む光景を夏の北欧ではよく見かけます。子供から大人まで関係なく、はしゃぐ姿は見ている方も微笑ましい気持ちに。

夏の海岸線沿いにはずらっと人が群がり、日光浴を楽しみます。こんがりと焼けた肌を自慢し合う姿も北欧では夏の風物詩ですよ。
出典:unsplash.com

夏の海岸線沿いにはずらっと人が群がり、日光浴を楽しみます。こんがりと焼けた肌を自慢し合う姿も北欧では夏の風物詩ですよ。

日光浴をする姿はビーチなどだけではなく、日常的に見かけます。北欧の人々が太陽に向かって目を閉じて、日光を感じる姿は本当に愛くるしいものです。
出典:unsplash.com

日光浴をする姿はビーチなどだけではなく、日常的に見かけます。北欧の人々が太陽に向かって目を閉じて、日光を感じる姿は本当に愛くるしいものです。

サマーハウスで過ごす

やはり北欧の夏の過ごし方のNo.1は、サマーハウス。サマーハウスとは、夏の休暇中に過ごす家のことです。日本でいう別荘のイメージが強いですが、北欧の人々のサマーハウスは日本の別荘とはイメージがだいぶ違います。
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やはり北欧の夏の過ごし方のNo.1は、サマーハウス。サマーハウスとは、夏の休暇中に過ごす家のことです。日本でいう別荘のイメージが強いですが、北欧の人々のサマーハウスは日本の別荘とはイメージがだいぶ違います。

日本でイメージする別荘は「豪華なもので、お金持ちが所有するもの」と思い描く方も多いはずです。しかし北欧のサマーハウスは、「都会の喧騒から離れてのんびりと夏の自然を満喫する」ことに重きを置いているんですよ。
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日本でイメージする別荘は「豪華なもので、お金持ちが所有するもの」と思い描く方も多いはずです。しかし北欧のサマーハウスは、「都会の喧騒から離れてのんびりと夏の自然を満喫する」ことに重きを置いているんですよ。

北欧では3~4割程度の方が、サマーハウスを持っています。サマーハウスを持っていない方も、友達や知り合いのサマーハウスを借りて過ごすことも日常茶飯事です。驚くべきことは、大体のサマーハウスがとてもシンプルで、バスルームや洗濯機を設置しておらず、自然の中で済ませるというスタイル。湖がシャワー代わりになることもあります。
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北欧では3~4割程度の方が、サマーハウスを持っています。サマーハウスを持っていない方も、友達や知り合いのサマーハウスを借りて過ごすことも日常茶飯事です。驚くべきことは、大体のサマーハウスがとてもシンプルで、バスルームや洗濯機を設置しておらず、自然の中で済ませるというスタイル。湖がシャワー代わりになることもあります。

クルーズ & マリンスポーツを楽しむ

ボートを所有している人々も多く、夏は「さぁこの時期が来た!」というかのようにクルーズを楽しみます。冬の間は凍ってしまう海や湖で、夏の日差しを浴びながら思う存分クルーズや釣りを堪能します。
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ボートを所有している人々も多く、夏は「さぁこの時期が来た!」というかのようにクルーズを楽しみます。冬の間は凍ってしまう海や湖で、夏の日差しを浴びながら思う存分クルーズや釣りを堪能します。

クルーズや釣りだけではなく、北欧ではカヤックも夏の間とても人気です。家族全員で子供からおじいちゃんやおばあちゃんまで、アクティブに楽しみます。
出典:unsplash.com

クルーズや釣りだけではなく、北欧ではカヤックも夏の間とても人気です。家族全員で子供からおじいちゃんやおばあちゃんまで、アクティブに楽しみます。

より温暖な気候を求めて海外旅行

「夏休みは何をするの?」と北欧の人々に聞くと、「旅行するよ」と答える確率も高いですよ。夏を求めて南の島へ出かけたり、長い休みを利用して少し遠めの国に出かけたり、親戚を訪ねたり、それぞれの旅行を楽しみます。
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「夏休みは何をするの?」と北欧の人々に聞くと、「旅行するよ」と答える確率も高いですよ。夏を求めて南の島へ出かけたり、長い休みを利用して少し遠めの国に出かけたり、親戚を訪ねたり、それぞれの旅行を楽しみます。

夏に見られる、美しく幻想的な「白夜」

「白夜(びゃくや)」とは、真夜中になっても太陽が沈まず、明るいもしくは薄明るい現象のことです。日本に住んでいると経験できず、北欧諸国や北極圏、南極圏で見られます。冬に日照時間が短い分、夏は太陽をずっと感じることができるのです。
出典:unsplash.com

「白夜(びゃくや)」とは、真夜中になっても太陽が沈まず、明るいもしくは薄明るい現象のことです。日本に住んでいると経験できず、北欧諸国や北極圏、南極圏で見られます。冬に日照時間が短い分、夏は太陽をずっと感じることができるのです。

北欧の中でも地域やその年により、いつから白夜が始まるのかは違います。北欧北部のキルナやトロムソーでは5月の末から始まる場合もあります。ストックホルムやヘルシンキなどでは、6月末頃、23時頃に太陽が沈み、4時頃に日の出が訪れます。太陽が沈んでいる間も、薄明るい状態が続きます。それは北欧ならでは。とても美しく幻想的な時間です。
出典:unsplash.com

北欧の中でも地域やその年により、いつから白夜が始まるのかは違います。北欧北部のキルナやトロムソーでは5月の末から始まる場合もあります。ストックホルムやヘルシンキなどでは、6月末頃、23時頃に太陽が沈み、4時頃に日の出が訪れます。太陽が沈んでいる間も、薄明るい状態が続きます。それは北欧ならでは。とても美しく幻想的な時間です。

北欧の夏の一大イベント「夏至祭」

毎年6月の末に訪れる「夏至祭」。北欧全体が夏の訪れを喜び、自然に感謝するビックイベントです。北欧の国の中でも、お祝いの仕方は少し変わりますが、巨大な焚き火を焚いたり、大きな柱を立てたり、円を描いたダンスをしたり、とにかく盛り上がりお祝いムード一色になります。
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毎年6月の末に訪れる「夏至祭」。北欧全体が夏の訪れを喜び、自然に感謝するビックイベントです。北欧の国の中でも、お祝いの仕方は少し変わりますが、巨大な焚き火を焚いたり、大きな柱を立てたり、円を描いたダンスをしたり、とにかく盛り上がりお祝いムード一色になります。

夏至祭では多くの人々が、花かんむりを頭に飾っている姿をよく見かけます。これは古くから伝わる伝統で、「夏至祭の夜に7種の花を摘み枕元に置いて寝ると、将来の結婚相手に夢で会える」との言い伝えからです。そんな言い伝えから始まった花かんむりも、夏至祭の風物詩です。
出典:unsplash.com

夏至祭では多くの人々が、花かんむりを頭に飾っている姿をよく見かけます。これは古くから伝わる伝統で、「夏至祭の夜に7種の花を摘み枕元に置いて寝ると、将来の結婚相手に夢で会える」との言い伝えからです。そんな言い伝えから始まった花かんむりも、夏至祭の風物詩です。

夏至祭を過ぎると北欧では、いよいよ夏の休暇のはじまりです。自然に感謝するだけではなく、夏の訪れを知らせる大切な日ともなっているのです。
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夏至祭を過ぎると北欧では、いよいよ夏の休暇のはじまりです。自然に感謝するだけではなく、夏の訪れを知らせる大切な日ともなっているのです。

北欧の人々から学ぶ自然への感謝、わくわくする夏の暮らし

北欧の人々が心待ちにし、街も人も賑わう北欧の夏。北欧の夏の様子は、自然を愛し、自然と共に暮らしているからこそ生まれるものです。決して贅沢せず、ありのままの北欧の夏を思いっきり満喫する人々の様子は、とにかく愛おしくて素敵なものです。自然に感謝し、共存する。私たちも学ぶべきものがあるはずです。
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北欧の人々が心待ちにし、街も人も賑わう北欧の夏。北欧の夏の様子は、自然を愛し、自然と共に暮らしているからこそ生まれるものです。決して贅沢せず、ありのままの北欧の夏を思いっきり満喫する人々の様子は、とにかく愛おしくて素敵なものです。自然に感謝し、共存する。私たちも学ぶべきものがあるはずです。

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