”お部屋のリバウンド”繰り返していませんか?
快適で居心地のいい一人暮らしには、計画的なモノの持ち方が大切です。そこで今回は、“お部屋のリバウンド”をしないための、「一人暮らしの収納術」と、上手な「モノ捨て術」、そして、これ以上モノを「増やさないための方法」をご紹介します。
リバウンドしないための「一人暮らしの収納術」
一人暮らしのお部屋は、備え付けの収納が少ないのが悩みどころですよね。収納スペースが限られているからといって、ぎゅうぎゅうにモノを詰め込んでいては、使い勝手も悪く、“お部屋のリバウンド”の原因となりかねません。限られた空間を有効活用し、キレイに見せつつ収納の面倒さをなくすのが、「一人暮らしの収納術」の心得です。
空間を無駄にしない
既製の収納家具は、一人暮らしのお部屋には大きすぎることも。せっかくのお部屋も、収納に埋め尽くされてしまっては、窮屈なほかありません。ちょっとしたスキマや、デッドスペースのような空間を最大限生かすと、お部屋が広く使えるようになります。
・突っ張り棒2本で簡易棚を作る
・コの字ラックで卓上にもスペースを増やす
キレイに見せる方法
コンパクトなお部屋でも、何も置かない空間をつくることで、ヌケ感が生まれて広く感じられます。気になる生活感は、見えづらい死角におさめることです。いつも座る場所からの視線を基準にすれば、どこがキレイに見せるポイントかを把握することができます。
・収納は一か所に集中させると管理しやすくなる
・生活感から視線がそれるように、花やオブジェを飾る
収納の面倒さをなくす
出しにくい、使いにくい、片付けにくい……。こんな収納の面倒さが、お部屋が片付かない原因になります。できるだけ少ないアクション数で、動線を最短距離にするのがコツ。いっしょに使うものはまとめて、使う場所を定位置にすることも、面倒さをなくすためには必要です。
・収納スペースに対して2割のゆとりをもたせれば、使い勝手がよくなる
・ずれないハンガーなど、良質な道具で収納のプチストレスをなくす
「モノ捨て術」でお部屋のダイエット
今までは、勢いやそのときの気分でモノを捨てていた、という方もいらっしゃるかもしれません。これからは、段取りよく時間を決めて、「迷ったときはどうするか」も決めておくのが賢明です。“お部屋のリバウンド”をしないためには、モノ捨て自体を目的にしないこと。片付いたお部屋で、あなたがどう過ごしたいかをイメージすることが大切です。
なくてもいいモノは?
今持っているモノの中には、なくてもいいもの、他のもので代用できるもの、しばらく使っていなかったものが、一つや二つはあるはずです。なくてもいいもので空間を満たすよりも、使い心地のいいもの、持っていて心が満たされるものだけに厳選し、豊かな空間へとシフトしていきましょう。
・二種類あればよく使う方を残す
・この先も使い道がなさそうなら手放す
時間を決めて段取りよく
モノ捨てをダラダラとしていると、思い出に浸ったり、まだ使うかもと迷いが生じたりするものです。そうこうするうちに時間はどんどんすぎて、中途半端で終わってしまいます。そうならないためにも、時間を決めて段取りよくモノ捨てを実行していきましょう。
・曜日ごとにキレイにする場所を決めておく
・1日5分間、モノ捨てタイムを作る
いつ、どれを、どうやって捨てるか
捨てるモノが多いと、膨大な時間とエネルギーがかかってしまいます。いつ、どれを、どうやって捨てるかを、大まかにスケジューリングしておくことです。捨て方まで考えていなかったがために、ゴミに埋もれて途方に暮れることがないように、あらかじめ計画立てておきましょう。
・大型の家具家電はリサイクル業者に引き取ってもらう
・売れそうにないものは潔くゴミの日に出す
迷ったら、使ってみてから決める
ルールを決めてモノ捨てを淡々と進めていても、迷うものは出てくるものです。そんなときは、今の生活で実際に使ってみたり、お部屋に飾ってみたりしてから決めてみてもいいでしょう。しっくりこなければ、今の自分には必要ないものだと判断できます。
・「まだ使えるかも」はその日のうちに使って確認する
・「高かったからもったいない」ものは、今の自分が同じお金を払ってでも買いたいものかどうかを考える
これ以上モノを「増やさないための方法」
いらないモノを捨て、すっきりと収納したあかつきには、もうモノを増やさないことです。何か欲しくなったとき、買い物したくなったときに、ふと立ち止まるキッカケがあると、これ以上モノを増やさずにすみます。モノを増やさない心がけで、いつまでも居心地のいい部屋をキープしていきましょう。
分不相応なものは持たない
流行のファッションアイテムだったり、SNSで人気の生活グッズやインテリアだったり、何でもかんでも所有しようとしないことです。他人には似合っていたり、持っていることが羨ましかったりしても、今の自分にとって本当に必要なモノとは限りません。
・手に入れたあとの生活のメリットは何か
・限りあるお金を使ってでも必要なものか
あるもので試行錯誤する
なくてもいいモノを処分したあとは、同じようなモノをまた買ってしまわないようにしたいものです。何かを購入する前には、今手元にあるもので代用できないか、試行錯誤してみましょう。ネットで調べれば、いくらでもアイディアが見つかります。
・この先どのくらい頻繁に使うかどうか想像する
・今あるものより良質で、長く使えるものであれば買ってもいい
レンタルサービスを利用する
なくてもいいモノをわざわざ持つ必要はありません。使う頻度の低いもの、一時的に必要なものは、「借りる」選択肢が賢明です。今はさまざまなレンタルのサービスが充実しています。高価なモノを所有しなくても、いいものを使うことができる時代なのです。
・数回しか着ることのない流行の服や結婚式のドレス
・大枚をつぎ込まなくても持てる憧れのハイブランドのバッグ
もう“お部屋のリバウンド”はしない!
限られた空間を有効活用する収納術、計画的なモノ捨て術、そして、もうモノを増やさない方法をご紹介しました。身軽な一人暮らしだからこそ、モノに埋もれるような生活はやめて、すっきりと居心地のいい部屋をキープしたいもの。今回ご紹介した方法をご参考に、一人暮らしをもっと楽しく快適にお過ごしくださいね。
“お部屋のリバウンド”を繰り返してしまうのは、勢いに任せて後先考えずモノを捨ててしまうからかもしれません。結局また買いなおしたり、便利そうなものを買ってみたりして、モノがあふれた生活に戻ってしまうのです。