そんな気分の時は部屋にこもりがち。けれど、外に出て自然に目をやると花や木々が生き生きとして、「初夏」を迎えたことに気づくでしょう。
「初夏」とはどんなころ?
「初夏」と呼ばれるのは、五月上旬から六月上旬にかけてのほんの短い時期です。気持ちの良い日差しと心地よい風が吹き、一年で一番過ごしやすいころ、とされています。
この頃になると、カーネーションやフジの花、バラの花などが咲き始めます。特にバラは香りが良く、バラ園を訪れることを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
一方、カラフルな花とは対照的ながら、緑色の若い楓「青もみじ」や瑞々しい竹林も、初夏にしか楽しめない景色です。初夏の季語として「若葉」や「青葉」が使われますが、そこから連想されるイメージとぴったりですね。
自然のパワーをめいっぱい感じよう
1. デイキャンプ
日帰りで行うデイキャンプ。日帰りなので本格的なキャンプ道具がなくても大丈夫です。そして、天気の良い日に気軽に出かけられるのが良いところですよね。
明るい日差しと心地よい風を感じながらのバーベキューやキャンプご飯は、より一層美味しく感じられるでしょう。さらに、ハンモックに揺られながら本を読むなど、自由に楽しみたいですね。
2. ピクニック
お弁当をもって出かけるピクニック。好きなものを用意して、外で食べるお弁当の美味しさは格別ですよね。山や川はもちろん、公園の芝生などでも手軽に楽しめます。
3. 登山・ハイキング
自分のペースで楽しむ登山もおすすめです。高いところから眼下に広がる新緑を眺め、清々しい空気を胸いっぱいに吸い込めば、体も心もリフレッシュできますね。
登山は難しい、そんな場合にはハイキングもおすすめです。自然豊かな公園を散策するのも良いでしょう。普段通る公園でも、初夏であれば緑が輝いて見えるでしょう。
4. サイクリング
心地よい風を感じられる初夏はサイクリングに最適な時です。疲れなど感じることなく、どこまでもこいで行きたくなりますね。
5. 野点
青空のもとでお茶も、初夏に楽しみたいことのひとつ。茶室同様の作法は必要ありません。もっとカジュアルに、自然と一体になりながらお茶をいただくことが醍醐味です。
6. 梅仕事
7. さくらんぼ狩り
梅と同じ頃から、品種による違いはあるもののさくらんぼも時期を迎えます。買って食べるのも美味しいけれど、木から自分でとって食べるのもまた格別の美味しさです。
8. いちご狩り
いちご狩りシーズンは一月から五月まで。初夏は暖かいため完熟したいちごに出会える確率が高い時です。葉の陰に隠れている真っ赤なイチゴを探し出す楽しみがありますね。
短い初夏を思い切り楽しもう
一年で一番良い時というのは、本当に短いものです。初夏は自然を満喫したり体を動かすのにぴったりな時。普段はアウトドアをしないという方も、この時期はお出かけを楽しんでみませんか?
春から気を張っていてなんだか疲れを感じる、長い休みが終わってなんとなく気持ちが上がらない…五月はそんな風に感じる方も多いのではないでしょうか。