大人になってからの人付き合いとは
何においても一人きりでやれる事は限られていて、助けたり助けられたりするものです。大人の付き合いとは、仕事や地域において円滑にことを運ぶために必要で、好きや嫌いだけで語れるものではありませんよね。
さらに、それらの繋がりは好むと好まざるとに関わらず「調和」をとるという意味で大事にしなくてはいけない、という思いもどこかにあるでしょう。それはあくまでも "付き合い" というだけで友達とは違いますよね。
大人になってから新しい友達できた？
大人になると新しい出会いは少なくはなるものの、全く無いわけではありません。中には波長があう人に出会うこともあるでしょう。「仲良くなれそう。もっとお話ししたい。」そう思ったときストレートに想いを伝えていますか？
声をかけるとしても「またご一緒できたら嬉しいです。」や「機会があればまた会いましょう」など、やんわりと婉曲な雰囲気で、断られても傷つかないような声がけをしてはいないでしょうか…。
「素直」に想いを伝えること
思い返せば子どもの頃、友達になりたいと思った相手に対して「友達になろうよ。」と声をかけた、あるいはかけられた記憶はありませんか？こんなにストレートで素敵な言葉はなかなかありませんよね。
歳を重ねるごとに、そんな素直さはどこかは忘れてしまいがち。傷つくことを恐れ、面倒な関係を避けて、それでも友達と呼べる相手は欲しい…、矛盾も多いですよね。
友達とは子どもの頃だけの話ではありません。むしろ大人だからこそ何のしがらみもなく、楽しい時間を共にできる友達が欲しいと思うことがあるでしょう。
そんな時、「友達になってください」と思い切って言ってみませんか？恥ずかしさはあるでしょう。でも、それ以上に自分の気持ちを素直に伝えられたことの喜びがあるはずです。そして、婉曲な言い回しよりまっすぐに思いが届くのではないでしょうか。
大人になってからの友達の良さ
学生の頃のように共に勉学に励むわけでもなく、同僚のように利害があるわけでもない。大人になってからの友達の良さとは、「なんの目的もなく一緒にいれる」ことではないでしょうか。
近況を報告しあい、気になる事柄について話す。ただそれだけのことが、大人になると難しいものですね。以前からの知り合いは、言葉を尽くさなくともわかってくれると言う気安さはあるものの、それだけ先入観があるとも言えます。
過ぎ去ったことに印象を左右されず、「今の自分」で向き合えるのが大人になってから作る新しい友達の良さ、なのかもさしれません。
大人になってからの友達の続け方とは
毎日のように顔を合わせることのない大人の友達。どうしたら長くその関係を続けていけるのか、悩ましいところでもあります。
定期的に会う約束をするのも重荷だし、長々とメールや電話をするのも違う…大人になってからの友達とは全てをさらけ出すものでも、相手に求めすぎるものでもありません。束縛しあわずドライなくらいが友達関係を長く継続していくうえで必要でしょう。
そして、会いたいなと思ったときに躊躇せずに声を掛け合える関係でいたいと思いませんか？会って話をして楽しい時間を過ごし、次の日にはまたそれぞれに頑張る力にできる。引き合う力のバランスが取れていると長続きしやすいですね。
おわりに
人との出会いは貴重なものです。もっと一緒に時間を過ごしたいと思える相手ならなおさらです。大人だからこそ「友達になってください」と言わないと、せっかくの出会いを逃してしまいます。
もう会えないかもしれない、そう思ってみれば恥ずかしさなど一瞬のこと。自分の気持ちに素直に友達になりたい人にはなりたいと伝え、互いに力を分け合える大人でいれたら素敵ですね。
私たちは学校や職場、地域など、何かに所属しながら日常を送っています。歳を重ねるにつれ出入りする場所が増え、見知った顔が増えていくものではないでしょうか。