相手にせずに聞き流したいとは思いながらも、感情が顔に出てしまったり後で思い返して嫌な気持ちになることもありますよね。言い合いになるのは避けたいものの、黙って引き下がるのも腹立たしい…そんな時「うまく切り返せればいいのに」と思った経験はありませんか？
嫌味や皮肉への「うまい切り返し」7つ
1・ユーモアを交えて天然風に返す
楽しい話をしていると、多くの皮肉屋さんは「いつまでも学生気分でいいわね」などと言ってきます。そんな時は、「○○さんは学生気分にも詳しいなんて、さすがですね！」のように、ユーモアを交えて返してみましょう。
嫌味や皮肉は、相手をバカにしたり不快にさせることが目的です。それを、本人はもちろん周りまでクスッと笑えるようなユーモアで返せたら…相手も、嫌味を言ったことを恥ずかしく感じるはず。
2・会話を断ち切る「締めワード」を返す
嫌味や皮肉をチクリと言う人もいれば、長々とお説教タイプの人もいますよね。そんな時には、「参考になりました。よく覚えておきます。」とか、「勉強になります。ありがとうございました。」と言うことで、会話を長引かせずに強制的に終わらせます。
相手の意見に反論したり否定することなく、かと言って自分の気持ちにも嘘をついていません。上手く会話を断ち切ることは、相手の気持ちを逆なでることなく自分を守るのに効果的です。
3・あえて「褒め言葉」を返す
皮肉屋さんから、仕事の手順や方法について「優先順位のつけ方も知らないの？」と言われたとしましょう。そんな時には「○○さんは仕事の手順が素晴らしいですよね。マネしたいと思ってはいるのですが。」とあえて褒め言葉で返します。褒められて嫌な気持ちになる人はいませんね。
どんなに嫌味や皮肉が多い人でも、良いところがきっとあるでしょう。「この人のここは良い」と思えるポイントを見つけておくと役に立ちますよ。心からそう思っていない（褒めていない）こともそれとなく伝わるもの。
4・褒め言葉に加えて「教えてください」と返す
いつも通りにしているのに、会社の先輩に「社会人としてそのメイク…大丈夫？」と言われたとしましょう。
そんな時には「先輩はいつもきれいですよね。メイクの仕方を教えてもらえませんか？」など、あえて教えて下さいと返します。褒め言葉はもちろん「教えて」と言われれば悪い気はしないでしょうし、そんな予想もしない切り返しに相手は言葉がつまってしまうかもしれないですね。
5・嫌味に対してまっすぐなポジティブ思考を返す
「主婦は家にいるだけで気楽でいいわよね」あるいは「独身はなんの悩みもなくていいわね」など、自分と立場の違う相手について、勝手な想像から無責任に嫌味や皮肉を言ってくる人もいます。
そんな時には嫌味や皮肉に対して「旦那がいて子どもがいて、本当に幸せです。」とか、「毎日がやりたいことだらけで忙しいんです。」など、ポジティブな面だけをまっすぐに返します。これでは相手も羨ましさが募るだけですね。
6・もらった言葉をそのまま「おうむ返し」
自分の価値観を押し付けられて、「こんなの常識でしょ」とか「今までよくそれでやってこれたわね」と言われることもありますね。そんな時には、「なるほど、常識でしたか」「そうですね、やってこれました」など、もらったのと同じ言葉をそのまま返します。
同じ言葉を返せば言葉尻をとらえてさらに嫌味を重ねられる心配はありませんね。相手と同じ言葉を返すわけですから、嫌味を言った自覚のない人に対して、そのひと言が嫌味であることを強く気づかせる効果もあります。
7・言葉はなくとも笑みをニッコリと返す
咄嗟に言葉が出ない時もあるでしょう。そんな時には相手の目から視線を外さず、ただニッコリと微笑みを返してください。予想外の返しに、言った方が気まずい思いや後ろめたさを感じるはずです。
寒さに負けない体を目指す！ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
どんな切り返しにも共通する大事なポイント
とにかく淡々と
オドオドしたり気弱な笑みを浮かべたりすると、相手の攻撃したい気持ちを満足させ、さらに攻撃したいという気持ちを生んでしまいます。“球を打たれたから打ち返す”そんなイメージをもって淡々と切り返しましょう。
笑顔と自信のある態度を貫いて
気持ちを態度や顔に出してしまうと相手の思うツボ。なにを言われても視線を外さず強気な笑顔でいましょう。さらにすっと背中が伸びていると、嫌味も皮肉も通じない相手だと思わせることができます。
おわりに
相手を選んで嫌味や皮肉を言う人や、自分の不満を嫌味にしてぶつける人、無自覚に嫌味を言う人など、いろんなタイプがいますね。どのタイプでも共通しているのが、「客観的に自分を見ることができない」さらに「現状に不満がある」と言うことではないでしょうか。
嫌味や皮肉を他人にぶつけたって、なんの解決にもなりません。なんと言われても淡々と返し、さらに姿勢良くいることでその事を分からせましょう。もしくは、嫌味が通じない人だと思わせましょう。
とはいえ、咄嗟のうまい切り返しは難しいものですよね。まずは相手の言葉に揺さぶられず、にっこり微笑むことから練習しませんか？
オブラートに包みながらもチクチクと不快な気持ちにさせる嫌味や皮肉。時として自分にその矛先を向けられることがあります。そんな時、どんな対応をしていますか？