新生活は出会いが沢山*「自己紹介&初めての会話」を味方につけて
新しい職場でも、習いごとの教室でも、旅先でも。
「自己紹介」と「初めての会話」を成功させるということは、「初めて出会った方と、上手にお話する」ということ。
新しい職場で新生活をスタートする方をはじめ、引越しする方、新たに始めた習いごとの教室、旅先など、色々なシーンで役立ちます。
「自分は人見知り・・」と苦手意識を持っている人も多いかもしれませんが、人との出会いは、これからの自分の人生に大きく影響することもあります。ポジティブな気持ちで、出会いを味方につけましょう*
【step.1】何を話そう?『自己紹介』は準備しよう
あなたは、自己紹介が得意でしょうか。新生活では自己紹介をする機会がつきものですが、まず、緊張する・・という方がほとんどではないでしょうか。しかし、自分のことを知ってもらうための貴重なチャンスでもあります。
そこで、自己紹介の準備をしていきましょう。
準備:あらかじめ1分程度の内容を考えておく
たいてい自己紹介を行うシチュエーションは、職場なら朝礼など、やや忙しい雰囲気のことが多いです。
そこで、さくさくっと1分間程度でできる自己紹介のスピーチを考えて、時間に余裕があるようなら、さらに話題を付け足すのがおすすめです。
1分間程度というのは、だいたい300文字程度です。名前をはじめ、自分がどんな背景を持っているのか――。あえて言わないほうがよい“不必要な事”には注意しましょう。
自己紹介というと、過去と現在の話で終わってしまう人が多いのですが、最後に「これからどうしたいか」といった未来のことを話してみましょう。
せっかく足を踏み入れた、新生活の場所にいるのです。
「どんな自分になりたいのか」なども目標を話すことで、「がんばります」という言葉よりも、具体性がでます。意欲として、好印象にも繋がることでしょう。
その場でも:相手の顔を見て、+αを考えよう
余力があれば、自己紹介をする際、場所や状況、そして相手をよく見てみてください。お話する相手は目上の方ばかりでしょうか。あるいは、親しみやすい関係性の方でしょうか。
状況に応じた言葉づかいをするのも大切なこと。しっかりとした敬語で固めた言葉を使ったり、ユーモアたっぷりの内容にしたり。自己紹介であなたらしさをかき消さない程度に、すこし空気を読んでみましょう。
【step.2】自己紹介で、併せて意識したい「話し方」と「姿勢」
明るい表情で、はきはきと。
自分の第一印象、できるだけ、好意的に受け取ってもらいたいですよね。
そんな第一印象ですが、なんと出会って15秒で決まるとも言われています。そんな「15秒」のなかで意識してほしいのが、明るい表情と、はきはきとした声。まず基本として、口角を上げることを意識しましょう。
あなたが、その場の雰囲気を和らげるような笑顔で話し始めたら、まわりの方のちょっと身構える姿勢も、緩まるはず*
緊張体質、あがり症という方は、顔がこわばりがちで、声も出づらくなる方が多いのではないでしょうか。
声を出すためには呼吸がとても大切。そこで、話し始める前に軽く深呼吸をしましょう。また早口にならないよう意識することも、効果的です。
ちゃんと呼吸をして、ゆっくりと話せば、きっと大丈夫◎
話すときは前を向いて、背中を伸ばして。
話し終わった最後は、軽くお辞儀しよう
わかっているようで、実は適当になりがちなのが「お辞儀」です。
「お辞儀」というと角度、頭の下げ方を意識するかと思いますが、あわせて大事にしたいのが、“話し終えた後”にお辞儀すること。
ついつい「よろしくお願い致します」という締めくくる言葉と一緒にお辞儀をしてしまいがちですが、“話し終えた後”、一度止まってお辞儀をするだけで、かなり印象が異なります。心にも余裕があるように見えますので、ぜひ実践してくださいね。
【知っ得テクニック】 沈黙になりそうなときは・・?
「自分らしさ」が伝わる話題を
初対面の方ばかりなのだから「素敵な印象を与えたい・・」とつい背伸びしがち。せっかく注目を浴びているのに、良い言葉が浮かばないということも・・。
大切なのは、“よく見られるようにする”よりも、“自分らしさを伝える”こと。
「自分らしいって何だろう?」を考えて、肩の力を抜いてみてください。かっこつけるよりも、好奇心を発揮させて素直な気持ちを言葉にすると、道が開けてきますよ。
苦手な事を話してもOK! 目指すは、“ほどよい”謙虚。
苦手なことを話すと、マイナスの印象を持たれてしまうのではないか・・。そう思いませんか。
しかし、良いことばかり言うと、自慢話のような雰囲気にもなりかねないですよね。そこでおすすめしたいのが、苦手な話題から入って、最後にポジティブな希望を持たせた内容で、締めくくること。
「私ってこれが苦手なんです(笑)。でも、諦めずにチャレンジし続けます」と、希望を交えて言われたら、応援したくなりませんか。
【step.3】自己紹介から『会話』へ。良い雰囲気で、話を繋げよう
なんとか短時間の自己紹介が成功できたなら、次は会話のコツをおさえて、ほどよい人間関係の距離感づくりを意識しませんか。
一言、二言、あらかじめ話ができていると、毎日すれ違って挨拶するときも、声のかけやすさが断然異なりますよね♪
まずは、相手の話に耳を傾けること
相手の話を新調に聞くことで「何に興味を持っているのか」と、自分との共通点を探すことができます。
さらに相手も話を丁寧に聞いてもらえると「自分の話に興味をもってくれて嬉しい。話しやすいな」という気持ちになりますよ。
会話の間をつかんで、よい言葉で相槌を。
自分から話をしなくても、丁寧に相槌をうつことは「話を聞いていますよ」とサインを送っていることにもなります。
また、相槌をうつことが、相手の会話のテンポを作るという役割も。知らない話題でも、ちょっとオウム返しでの質問を交えて、よいテンポで続く会話を意識してみてください。
そして、会話の合間に、一言感想をはさんでみましょう。
「素敵ですね」「楽しそう」など、話を聞いた自分の気持ちを伝えてみましょう。
ポイントは「一言」だけという点です。だらだらと長く感想を話したり、持論を展開したりすると、相手の話を折ってしまうので気を付けましょう。
日頃から雑談力を高めておこう
「はじめまして」の関係性では、プライベートの事もお話しづらかったりしますよね。しかし、一番無難な、今日の天気の話も、長い時間はもたないものです。
そこで、日ごろから雑誌やテレビ、ネットニュースなどで「雑談力」を高めておきましょう。たとえば、新しい職場の方たちと外にランチに行って、言葉に詰まったなら、「入ったお店のつくり」や、「メニュー」、「料理の器」にユニークな点を見出してみたり。そこから、自分が持っている雑学へと発展させることができるかもしれません。
道端で目に入った些細なことも、面白い話のネタに◎ 普段からアンテナをはって、会話の引き出しの多い人に。会話のキャッチボールの達人を目指してください♪
おわりに
いかがでしたでしょうか。
新しい環境に身を置けば、誰でも緊張するものです。しかし、ご紹介したちょっとのコツを踏まえておけば、人間関係の不安が、楽しみに変わるかもしれませんよ*
またちょっと勇気を出して「自分らしさ」を出せば、自分の新たな一面にも気づけるかもしれませんよね。新生活、新しい出会いを大切にして、上手にコミュニケーションをとっていきましょう♪
まだまだ寒さが厳しいですが、暦の上では春となりました。春に新生活を迎えるという方は、そろそろ準備を始めてはいかがでしょう。
そこで今回は、新生活の“心の準備”をご提案。新生活で避けては通れない「人との出会い」ですが、初対面の人と上手く話せるように、「自己紹介」と「初めての会話術」をご紹介します。